第9話 心当たり。
あれから数日。無事?無事、改造は完了したのだが・・・
「ねぇ、しんさん。これ、なんで動かないのかな?」
「うーむ・・・わからんなぁ・・・りゅー、わかる?」
「いや、わからへん。動かない理由が分からへん。理論上動かないはずがないんやが・・・」
「やっぱセレネさんがよくわからないことしたからじゃないの?ほら、マイナス×マイナスが片方プラスになって・・・」
「ちょ、粕窪さん!私のせいにしないでよね!一回解除してみたけど動きませんでしたぁ!」
「原因の可能性はあったのか・・・」
「ん?彼方ん何か言った?」
「イエナニモ」
「いろいろ文献もらって、灰の資料ももらって研究したけど、なんで動かないんだ・・・?」
「ごんせんせーが分からないならどうしようもねぇんじゃねぇの・・・?」
「あれだ、漁師さんが海の神秘で・・・」
「ムスンク、そんなんないわ。俺は現役術師じゃなくてサラリーマンやぞ。」
「あれ?漁師が本業じゃ?」
「あるさん、んなわけないでしょ!釣りは趣味です!」
「僕的には四変王の心当たりも姫の心当たりも解決したならTKCさんがやらかしてる可能性があると思います」
「ちょ、ゆすさんやめてや・・・俺も自分が信じられなくなるから・・・」
「あえてのおこたさんが何かやらかしたに一票。」
「お、ムスンク、ギャンブラーだね。おこたさんはこのメンバーでやらかし率2番目に低いよ?」
「・・・いやぁ・・・何もしてません、よ?うん。」
「ちょ、珍しくおこたさんが何かやったんか?」
「いやぁ・・・せいぜい調理機能付けただけなんで・・・動かない理由はないと思いますよ。」
「調理機能?そんなのどこに・・・?スペースなくない・・・?」
「あ、はい。ないので手料理作れるようにインプットしました。」
「えっ?もしかして操作術式に干渉した感じです?えーっと・・・なるほど。ちなみに手料理って何を?」
「当然おでんです。こたつに入ってみんなでつつくおでんこそ至高!いろんな具に対応できるよう学習機能付きです!」
「・・・とりあえずこたつとキッチンこの場所に作っておでんの材料買ってきてみる?」
「え?なぜです?」
「いや、その、操作術式って、少しのミスで起動必須条件に追加され得るので・・・」
「え?おでんが必須条件になってるかもってことですか?」
「ですね」
「聞いたかみんな!こーあんの奢りでおでんパーティだ!各自1種、具を調達してきなさい!」
「ちょ、セレネさん、勘弁して、ってあいつら行動早いな・・・もう行ったよ・・・」
「はっはっは!そういうことで!」
「あ!こら!」
今月、ただでさえ弟子二人も増えて食費増えてるっていうのに・・・勘弁してくれよ・・・
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