第4話 予想
引きつった顔で全力で拒絶して作業に戻った彼方とごん、そっと目線をそらした漁師さんとセレネさん、こっちに顔すらむけない他の8人・・・からかわれた方がまだましなくらいなんだが?と思いつつも作業を続けている学長。
雑談が多いこの集団には珍しく、黙々と作業が進んだことにより、無事神殺しの魔砲が完成し、魔導人形の調整も終わり、亜空間収納を追加し魔砲を召喚できるようにし、無事完成。
「これ以上どうしようもないよな?」
「うん、そうだね。」
「なんで動かないし・・・?」
「うーん、わからん。」
「あ、こーあん、そう言えばさっきの話だけどさ。」
「・・・何?彼方ん」
「いや、今年人外の回って何が来るのかなって。」
「あぁ!それね!今まで2回連続で魔王だったしさすがに今回は魔王じゃないと思うよ?5体しかいないし、さすがにね。」
「それってフラグっていうんじゃ・・・」
「5体ってどんなやつなのかわかってるの?」
「あぁ、わかってるよ。不滅、不死、不壊、不浄、不変の5体だね。」
「前来たのとその前来たのはなんてやつ?」
「前回来たのが不浄で、しんさんの母である異界の聖女様に浄化されたから最低でも100年は復活できないね。で、その前に来たのは不壊。これは4代前の墨が封印して、まだ封印解けてないことが確認されてるから問題ない。」
「はぁ・・・魔王って言ってもあんまり怖くないんだね?」
「んー・・・相性次第、かな?一部は元人間だから交渉可能だからね。不変は墨に統合された金剛の初代の弟だから来たとしても何も悪さはしないし、不滅は普通に今もこの世界にもいるからねぇ。」
「え?いるの?てか、魔王来やすいなら不死の魔王が来るパターンじゃね?」
「・・・可能性は否定できないね。」
「なぁこーあん。」
「うん?なに、ごんさん。」
「異界の存在が来るのに、この世界にいた初代金剛とやらの弟が来るっておかしくね?」
「あぁ、それね。異世界転移して現地で魔王化したからあっちの存在扱いなんだよ。」
「異世界転移・・・そんなものもあるのか。」
「今は無いよ?」
「え、無いの?」
「事故みたいなものだから、再発防止のためにいろいろ当時の力ある存在達が頑張ったのさ。それに魔王化した不変があっちから蓋してくれたし。残念ながらあっちからこっちに来ないようにするのは一人じゃ無理だったぽいけどねぇ。」
「そっか・・・」
「ま、不死の魔王が来るなら巫女姫サマが察知して連絡来てるっしょ。彼方んが何も知らないなら来ないってことさ。無害だから連絡しない、ってね。」
「・・・いや、その、総員万全の状態、戦闘できるようにして集合するように、ってデストロイヤーには連絡来てるんだよね。」




