第3話 セレネの人柄
今年、人外の回って、何が来るんだよおい・・・厄年か?
「なぁなぁ、粕窪さん、さっきから何の話してるんだ?」
「あぁ、ムスンク。えーっと。10年に1回、異界の存在が6月1日に落ちて来るんだ。で、最近になって帰る術が確立したから帰らなくていいの?と思ってな。俺が樫の次期当主に決定して会議に出始めたころにはすでにいたし、親から異界人ってのは聞いてたからな。」
「はぁ・・・異界なんてあるんすね。」
「ま、碌に知られてないし、帰るならともかく行こうとしたら忌達が仕留めにくると思われてたから今まで行く術すら研究されてなかったんだよ。」
「忌達って、こーあんと、ちくわさん、あと妖斬家の?みんな仲いいんじゃ?」
そのムスンクの質問。
「俺らの代になるまであんまり関りなかったからなぁ・・・」
そう粕窪さんが言ったのに続けて、ちくわさんが頷く。
「ま、そもそもかかわる必要がなかったし?」
「それに黒と灰が厳しいって噂だったしなぁ」
不意に顔を出した漁師さんが眉を細めながら言う。
まぁ、うちは領域だけで精いっぱいだったが他は手が空いてただろうしなぁ・・・
「そっか、この場にいる13人の内8人、だから半分くらいは名家にかかわりないから知らなくてもおかしくないのか。それとも伝承とか集めて自力で私たちの存在にまでたどり着いたごんは何か知ってる?」
「セレネさん、俺、幼少期に1回だけみた術の存在証明しようと必死だったんで、他はわからないっす。」
そりゃそうだろうなぁ。
「セレネさん、流石に重要情報まで誰にでも入手できるようにはなってないですよ。」
「そっかぁ・・・」
「こーあん、誰にでもどころか名家同士でも共有してない情報あるだろ?ん?」
やべ、誤魔化したんだった。さすがに俺が魔法少女になるだなんて言えねぇよ。
「・・・いやぁ・・・なんのことやら。」
「ん?何の話?」
あ、セレネさんは・・・60年前からってことは・・・不味い。
「なんでもn「四石の神様に関する話を俺知らないんで聞きたかったんですよね」」
「あぁ!魔法少女ね?」
・・・おわた。
「ん?魔法少女?」
「うん!墨の血を引く人たちが石の力で魔法少女になるんだよ。ね、こーあん。」
「・・・セレネさん。」
「ん?あ!もしかして機密だった?」
「機密ではないですよ。」
「じゃあ何?なんでそんな怖い顔してるのさ」
「・・・なあこーあん、お前の一族って、婆さん以外もう術との関り絶ったんじゃなかったけか?婆さんが魔法少女になるのか?」
「あー・・・その・・・」
「うん?今の当主と年齢近くないとだめなんじゃなかったっけ?でも最近圧減ったし活動はしてるんだよね?」
そこに作業に戻っていた彼方とごんが顔を出す。間が悪いな。
「もしかしてこーあんが魔法少女になってたり?なんて」
「流石にないっしょ!」
「正解だよ畜生!絶賛仲間募集中だし、お前ら一時的になっておくか?ん?」




