第30話 この空間についてと騎乗
まぁ、精霊とか悪魔とか天使とか言われてイメージするモノとは異なるだろうけど、少なくともこの世界に存在するのはこいつらだけだからなぁ・・・
「あ、そうだ、実際に見に行く?」
「え?いいんですか?」
「うん、いいよ。そろそろ駆除しなきゃいけないし。」
「く、駆除ってなんか物騒じゃありません?」
「一回殺すことによって送り返すんだからそりゃ物騒だよね」
「駆逐さん!殺すとか言わないでください。イメージダウンにつながるので。あくまで追い返してるんですよ。」
橙木くんが八咫の神器引き継いだら管理手伝ってもらう気なんだからイメージダウンされたらこまる。
「悪魔だけに?」
「しんさんうるさい」
「えっと、見に行くって、どこにいるかわかるんですか?」
あれ?説明してなかったっけ?
「あぁ、この空間はね、金木犀に囲まれてるこの屋敷と道場があるスペースの外に、さっき言った3世界からいつもいる世界に行こうとしたエネルギー生命体が溜まる場所があるんだよね。そこのお掃除しに行くから、ついて来ればいいさ。そこの3人が守ってくれるだろうし?」
「任せて!」
「守り、必要か?この空間に来る時点で弱ってるやろ?」
「敵の強さよくわからんけど大丈夫なん?」
「精霊は合体、悪魔は各自が所持してる魂の奪い合い、天使は精霊とか悪魔、天使を食って強くなってるんで、弱体化してるって甘く考えてると痛い目見るんですよねぇ。強さはせいぜい強いのでもA上位くらいかな?」
「・・・おいこらこーあん、しばらく放置してたな?」
やべ、ばれてーら
「ハハッ・・・さて、行こうか。」
「あれほど確認したよな・・・?」
「人手が足りないなら手伝ういうたやん・・・」
放置というか取るに足らない奴らばっかりだったから処理後回しにしてただなんて言えないなこりゃ。
『ドーン!!』
!?
「きゃっ!」
「むっ!?」
「なんや!?」
「敵襲か!?」
あ、忘れてた
「ヒヒーン!ブルル・・・」
「ひぇ!?な、なんですかこの馬は!?」
「あー・・・そういえばいたねぇ」
「これ俺等大丈夫なん?」
「ここにおったんか・・・」
「ちょうどいい、橙木君、その子に乗ってついてきな」
「えぇ!?乗せてくれるんですか?」
「多分?」
「何ですか多分って!」
「いやぁ・・・その・・・ね?わかるでしょ?」
「何がですか!」
「頭部分見てみ?」
「・・・角が生えてますね」
「色は?」
「白です。」
「でしょ?だから私には橙木君が乗れるかわからんわ。まぁそのなつき様からして多分乗れるけど」
「あっ、ユニコーン・・・変態!ししょーは変態です!」
「・・・さ、ユニ、その娘を乗せてあげて。」
『ヒヒーン!』
「わ、座ってくれるんですか。お利巧ですね。じゃあ失礼して・・・この子冷や汗かいてません?」
「最初に乗ろうとしたのが黄泉さんでねぇ・・・威圧感でガクブルしてたら周りの人たちが黄泉さんに『あっれー?』って言ったら殺気放っちゃってそれ以来その子は軽いトラウマに・・・」
「この子全然悪くないじゃないですか・・・」
「いや!そいつが最初ビビらなかったら問題なかったね!」
「せやな」
「俺は反省してるよ?」
「あんときはビビったわ・・・アレが死の国の気配か・・・って感じやったし」




