第26話 ”名”
ふむ?何か不思議なことでもあったのだろうか?悩みこんでいるな?
「どうしたんだい、橙木君。何か不思議なことでも・・・?」
「あぁ、いえ。黄泉さんがさいきょーなのであれば、この間ロキを仕留めれたんじゃないかな、と思いまして」
あ、そういうことか。黄泉さんの力の原理説明した方がいいかな?原理説明しても対応できないしいいよね。
「あー・・・えっとねぇ、黄泉さんはね、さいきょーだけど死なないわけじゃないんだよね」
「それって矛盾してません?」
そう思うのが普通で正常だよなぁ・・・やっぱあの人おかしいよ。
「あーえっとね、黄泉さんね、死んでも蘇るんだわ。だからあだ名が黄泉さんなのよ。」
「・・・死んでも蘇るということも驚きですが、あだ名だったんですか?」
「うん。というか、駆逐さんの名前もしんさんのなまえもりゅーさんの名前も、上位12人は粕窪さんと神名さん除いて全員あだ名だね。」
「報道でも駆逐さんと呼ばれていたような気がするのですが・・・」
うん?あだ名が報道されてもおかしいことは・・・あぁ、そうか。
「あだ名っていうからわかりずらかったね。芸名みたいなものさ。だから外部に発信するときはその名だし、私たち同士でもあだ名を使うのさ。」
「何か理由があるんですか?」
「うん。実名を知られると呪えちゃうんだよね。」
「・・・なるほど?でも知ろうと思えば知れるのでは・・・?」
「認識阻害をかけて分からなく、というか気にならなくしてるのさ」
「そういうことなんですか。粕窪さんと神名さんが実名の理由は?」
「粕窪さんは他者の魔力を受け入れるかどうか自分で決めれる特殊体質で、神名さんはそもそも異界の人間だから力で直接神名さんに影響を与えれないんだよね。暗示とかバフとかデバフとか回復とかの術ができないんだよ。力を炎とか風とかに変換すれば影響与えれるけど。」
「はぁ・・・ところで、そんな大事なこと言っちゃってよかったんですか?」
「うん?あぁ、大丈夫、知っても対応できないからね。それに、八咫の継承をするんだし、問題ない問題ない♪」
「・・・そういえば、そんなこと言ってましたね。可能なんですか?」
「可能も何も、持ってるもん」
「え?」
「八咫も八尺も滅びる、というか離散するときに神器を悪用されないように、ってとある神社の巫女に封印してもらって、巫女の一族は、それを代々守り続けてたらしいんだよね。」
「は、はぁ。また昔話ですか・・・」
「今回はそんなに長くならないさ。」




