第25話 橙木ちゃんの疑問
ふむ?妖力吸収機能がついているのなら、エネルギー不足で動かないはずはないのだが・・・?
「他に勝手なことはしてないでしょうね?あれが暴走したら、上位12人が全員揃っていてもどうなるかわかりませんよ?」
「せやなぁ・・・心当たりはないで?」
「俺もないなぁ」
「容疑者はいっぱいいるんだし、ここで話し合っても仕方ないんじゃないかな?あとでクランハウスの一室を貸すから集めると良いよ。」
「ほなそうさせてもらうわ」
ちょ、りゅーさんマジかよ。
「えっ、いや・・・」
「え、遠慮するで!」
「なにいってるんや、しん、こーあん。そんなビビる必要な」
「言質はとったからね?」
「へ?」
「やっぱりぃ・・・」
「俺は遠慮するで!」
「りゅーさん!駆逐さんは一回も許すとも説教しないとも言ってないですよ!」
りゅーさんはようやく理解したのか青ざめていく・・・私でも気付いたことに気付かないなんて珍しいな?
「・・・あっ。つまり、関係者を俺が説教の場に集めることになるかんじやない、これ?」
「りゅーさん?なに自分は怒られないみたいなことを言ってるのかな・・・?」
「あ、いや」
「すみません、ちょっといいですか?」
チャンス到☆来
「お!なんや橙木ちゃん!聞いてみぃ!」
「せやな!」
「うん、今は橙木ちゃんの質問タイムだからね!」
「お前ら・・・あとで説教することは変わらないからな・・・?特にこーあん、お前一応特殊力場鮮色区の管理者なんだから・・・」
そこ言われると痛いなぁ・・・
「それも気になるのですが、上位者12名にししょーがはいってないのはなんでかなって思ったんですよね。八尺家の神器が使えれば神を殺せて、神器開放以外では対応できなかったんですよね?」
「あぁ、それね?悪用防止のために四変王5人と粕窪さん、私の計7名の生存者の内半数以上が同意しない限り封印を解くことができないっていう制約を私にかけてるから、神器の力は私の力じゃない計算なのさ。神器使えれば2・・・いや、同条件なら神名さんも後先考えずに異界の力全開だし、しんさんも完全妖化しちゃうだろうからわからないかな。それに、私が私利私欲のために神器振るいだしたら駆逐さん達の先祖にあたる守護神達が出張ってくるだろうし、順位は変わらないかな?」
「・・・その話を聞く限り、神器を使っても、完全妖化?とやらをしても、神が出てきても黄泉さんの方が強い、みたいに聞こえるんですけど・・・あと、他の人もやろうと思えば神殺しができるみたいな言い方ですね。」
「まぁ、そういうことになるね。黄泉さんはさいきょーだし、神殺しはこの国では・・・多分きっと13人できる。代償が最も少ないのが私の方法だから私が神殺しをおこなっただけだよ?」




