↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
15/115

聖剣の輝き

アドリアン・ルキア…伝説の聖剣”ブレイヴハート”を持つ勇者、人々の為に戦うという信念を持っている


ロット・ステイメン…主に回復や防御をおこなう僧侶、常に冷静沈着で戦術指示も出すチームの頭脳的な存在


ルース・ライオス…2m近い長身で屈強な戦士、一人で魔獣を倒したこともあり”魔獣殺し”の異名を持つ、兄貴肌な性格でチームの精神的支柱にもなっている


ギャレット・ゼファー…カードキャスターという珍しい職業だが非常に優秀、自分からチームに売り込みに来たが自分の事は話したがらない、いつも冗談を言って場を和ませるチームのムードメーカー


ライドン・ゾフィ…召喚魔術師の名門ライドン家の生き残りで五体ものドラゴンを操る事ができる凄腕、一族の間では”神に愛された至高の召喚魔術師”と言われていた


クルム・フリニオーラ…世界最強の魔法使いと言われたクルム・ハイドニールの弟子で師匠の仇である魔王を憎んでいた、史上最年少で”クルム”の名を継いだ天才魔法使い

ルキアとライオス、ゼファーの三人は


すぐさま駿府城の二の丸の前に到着した


しかしそこには予想だにしなかった奇妙な光景が


広がっていた、それは大量のタイマツによる明かりが


浩浩《こうこう》と照らされ、暗がりの中でも赤い炎の光で


くっきりと全体を見渡す事ができたのだが


辺りを見渡しても人っ子一人いないのである


「妙だな、誰もいないなんて・・・」


「みんな逃げたんじゃないの!?


 ・・・と言いたいところだけど


 どうやら違うみたいだねぇ」


「ああ、この静けさとは裏腹に凄まじい


 殺気を感じる・・・間違いなくこれは罠だな」


三人は辺りを見回しながら警戒を強めた


「敵さんも色々やってくるねぇ~


 まあ気持ちはわからんでもないけどさ」


「どうするルキア?このまま三人で強行するか


 手分けして探すか、敵の追撃を想定して


 ここに一人残し二人で要人捜索に向かうか?」


その時、周囲の暗闇から空気を切り裂く音と共に


三人目掛けて無数の矢が飛んできたのだ


咄嗟に避ける三人、地面に黒塗りの矢が


数本突き刺さっていた


「やっぱり仕掛けて来たねぇ、この明かりで


 向こうからこっちは丸見えだしね」


「俺達の戦いぶりを見て正面切ってまともに


 戦いを挑もうという考え方を捨てたんだな


 まあ賢明な判断ではあるが、クソつまんねえな


 男なら正々堂々と来いってんだ!?」


三人は次々と飛来する矢を刀で叩き落としながら


ゆっくりと二の丸への入口の扉まで進む


「ゼファー、ライオス、二人は瀬名姫様と


 信康様の救出に向かってくれ


 ここは俺が引き受ける」


「大丈夫か?なんなら俺が残ってもいいんだぜ!?」


「いやライオス、俺に考えがあるここは俺に任せて


 早く行ってくれ!?」


ルキアの言葉にライオスは大きくうなづき


ゼファーはウインクしながら親指を立てた


二人は素早く反転し二の丸の中へと向かう


その二人目掛けて再び無数の矢が飛来するが


その全てを叩き落とすルキア


右手で聖剣ブレイヴハートを持ちながら


左手の掌を前に掲げ叫んだ


「フウァール ウインド‼」


ルキアの声と共に掌が光を放つ、すると強いつむじ風が


発生し辺りを明るく照らしていたタイマツの火が次々と


消えていった、月は再び雲に隠れ闇夜となっていた為


辺り一面は真っ暗となり漆黒の闇がルキアを包みこむ


するとどこからともなく不気味で低い声が


ルキアの耳に聞こえてきた


「それでうまく姿を隠したつもりだろうが


 これも我らの計画通り、こちらからはお前の


 姿は見えておる、暗闇の中で矢の雨を喰らい


 ハリネズミのようになって死ぬがよいわ


 クックック・・・」


完全に視界がゼロの状態の中、ルキアは目を閉じた


わずかな音と勘を頼りに耳を澄まし五感を研ぎ澄ませる


その瞬間ルキアが避けるように左へ転がった


その直後ルキアがいた場所に数本の矢が突き刺さる


「ほうよく避けられたな、しかしそんな


 マグレが何度も続く訳も無かろう、次こそは


 もっと大量の矢で串刺しにしてくれるわ」


その声を聞き再び五感を研ぎ澄ませるルキア


そして愛剣ブレイヴハートを持つ両手に力を込めた


「ハアアアァァァーー‼」


すると聖剣ブレイヴハートはルキアの意思を


理解したかのようにまばゆい光を放ち始める


それは先ほどまでのタイマツの光など


比べ物にならないほどのまぶしい光が辺り一面を


クッキリと照らし出した、そしてそこに見たモノは


黒装束の忍者達が今にもルキアに襲い掛かろうと


刀を構えながらすぐ間近まで接近していたのである


「な!?なんだこの面妖な光は!?」


暗闇に目を慣らしていた忍者達はブレイヴハートの


放った強烈な光で逆に目がくらむ、その一瞬の隙に


間近まで接近していた忍者達をあっという間に


斬り伏せた、一人だけルキアに斬りかからず


少し離れた位置から見ていたリーダー格の忍者頭が


目をこすりながらもようやく目が慣れてきたようで


目を細め悔しそうに睨みつけながら口を開いた


「なぜだ、なぜ我らの狙いがわかったのだ!?」


ルキアは剣を構えながらその問い掛けに答える


「俺が魔法でタイマツの火を消した時、お前は


 ”俺の姿は見えているから矢の雨で殺す”と


 宣言してきた、しかし本当にそのつもりなら


 ワザワザ相手にそれを知らせる必要なんか


 無い、だからそれはなぜか?と考えたんだ


 一度本当に矢で攻撃してそれを印象付け


 本当は気配を消した者数名が接近して攻撃する


 それが本当の狙いだとね」


その説明を歯ぎしりしながら聞いていた忍者頭


「おのれ小癪な・・・しかし今だ我らが有利な


 立場である事には変わらない、今度こそ本当に


 暗闇からの矢の雨で確実に射殺してくれるわ


 見えない相手からの攻撃を続けられれば


 いつまでも避けられまいて!?」


その言葉にルキアの目つきが変る


「いくぞブレイヴハート、今こそお前の力を示せ‼」


その声に呼応するかのように再びまばゆい光を放つ


聖剣ブレイヴハート、漆黒の暗闇が一瞬にして


昼間の様な明るさに変わる、それはまるで


そこに小さな太陽が誕生したかのような


不思議な光景であった、聖剣の光により


辺り一面は明るく照らし出され、黒装束に身を包み


黒い弓と黒い矢を使って攻撃態勢をとっていた


忍者達の姿がハッキリと浮かび上る


その光に再び目がくらみ顔をそむける忍者達


そして敵の位置と数を確認したルキアは


聖剣を脇に構え静かに力を込めた、すると今度は


ブレイヴハートの刀身に青白いオーラが纏《まと》い始め


それはユラユラと揺れながら徐々に大きくなっていく


「頼むぞブレイヴハート ”メテオ ヘイル”‼」


その叫びと共に聖剣を力強く振りきるルキア


すると聖剣の刀身からいくつもの青白い光が


放たれた、それはまるで意思がある魂の様に


軌道修正しながら凄まじい速度でそれぞれ目標に


向かって行く


「ぐはっ!?」


「がはっ!?」


「何だこれは!?」


聖剣から放たれた光は黒装束の忍者達に襲いかかり


命中するとあっという間に全身を青白い炎で包みこむ


青白い炎に包まれ絶叫しながら次々と倒れていく忍者達


その光景を苦々しく見つめる忍者頭がルキアを睨みながら


思わず背中の剣に手をかけた


「もう止めろすでに勝敗は決した、一応手加減


 しておいたから仲間は死んではいないはず


 だから無駄な争いはよせ、もうそちらに勝ち目が


 無い事はわかっているはずだ」


ルキアの冷静な忠告に怒りで震える忍者頭


「手加減だと・・・勝ち目が無いだと・・・


 一体どこまで我らを愚弄すれば気が済むのだ!?


 我等忍びに情けなど屈辱以外の何者でもないわ‼


 例え刺し違えてでも貴様を地獄に送ってくれる‼」


そう言い放つと懐から二本のクナイを取り出し


ルキアに向かって無造作に投げつけた、そして


体勢を低くし物凄い形相で一直線に突進してきた


投げられた二本のクナイを軽く薙ぎ払い


何も持たずにまっすぐ突撃してくる忍者頭を


迎え撃つ構えを見せるルキア


「素手で攻撃!?いや違う・・・まさか!?」


ルキアの間近まで接近した忍者頭は上着の前を開け


腹に巻いていた爆薬に火をつけた


「その甘さこそお前の敗因だ、死ね‼」


導火線に火が付いた爆薬を腹に巻きルキアに


抱きついて自爆しようと試みる忍者頭


それに対しルキアは目に見えないほどの速度で


ブレイヴハートを横に薙ぎ払う


「馬鹿め、今更ワシを殺しても


 爆発は阻止できんわ!?


 一緒に地獄へ付き合ってもらうぞ!?」


笑いながらルキアに抱きつく忍者頭


しかししばらくしても何も起きない事に気づき


自分の腹に巻いている爆薬を見てみると


導火線の炎が爆破寸前で消されているのだ


「馬鹿な、そんな馬鹿な!?」


信じられないといった表情で爆薬を見つめている


「俺の聖剣は五大精霊全ての力をある程度


 自由に使う事ができる、今回は水の精霊の


 加護で空気中の水蒸気を使って爆薬の


 火種は消させてもらった」


その説明に絶望的な表情でルキアを見上げる忍者頭


「がああああぁぁぁぁ」


思い詰めた表情で激しく叫びながらやけくそ気味に


ルキアの首元に噛みつこうとする忍者頭だったが


後頭部を手刀で殴打され力なく崩れ落ちる


「む、無念・・・長門さま、申し訳あ・・・」


忍者頭はそのまま意識を失い崩れ落ちた


「さて、俺もライオスとゼファーの後を追うか・・・」


辺りにもう敵がいないことを確認し


聖剣を鞘に納めながらライオス達が入っていった


扉を見つめるルキア


その時遠くからルキアを呼ぶ声が聞こえた


ステイメンがこちらへ走って来る姿が見えた


「はぁはぁはぁ 遅くなりまして


 首尾はどうですか?」


「待ち伏せを喰らって少し手間取ったが


 問題ない、今ライオスとゼファーが奥の


 座敷牢に向かっているはずだ」


そんな事を話している時、二人が入って行った


扉がゆっくりと空きライオスの顔が見えた


「おう来たのかステイメン、思ったよりは


 早かったな!?」


「これでも全力で走ってきましたからね


 人質となっていた二人はどうしました?」


その質問にはライオスの後ろにいたゼファーが


ニヤリと笑い答えた


「見事無事に救出して来たぜ、ほら!?」


ゼファーが後ろを振り向きステイメンとルキアに


見えるように半身になるとゼファーの後ろから


着物姿の女性と若い男の武者が見えた


ルキアは二人にスッと近づき軽く頭を下げた


「瀬名姫様と信康様ですね?


 私はこのパーティーのリーダー・・・


 いやこの集団の頭目を務めます


 アドリアン・ルキアと申します


 お二人を必ずやご無事に家康さまの


 元へお届けします、ご安心ください」


その自信に満ち溢れた雰囲気と柔らかな表情は


先程まで忍者軍団と死闘を繰り広げていたとは


思えないほどさわやかで瀬名姫と信康も思わず


一瞬見とれてしまうほどだった


「そ、そうですか よろしくお願いいたしまする」


「まことにかたじけない、なにとぞお頼み申す」


二人が丁寧に頭を下げた、軽い挨拶を終えゼファーが


一歩前に出る


「じゃあ俺はひとまず先にこの二人を


 届ける、二人を抱えての空中飛行だと

 

素早く動く事は出来ないからな


 当初の予定通り頑丈な防御魔法を


 頼むぜステイメン!?」


「わかりました、”ホーリーシールド”」


ステイメンがゼファーと瀬名姫、信康に両手を


かざすと半透明の球体が三人を包み込む


その摩訶不思議な現象に自分達の周りの球体を


マジマジと見つめる瀬名姫と信康


「じゃあ行きますよお二人さん、俺にしっかりと


 つかまっててくださいね!?」


二人は力強くうなづきゼファーにしがみつく


次の瞬間ゼファー達の体は浮かび上がり


あっという間に上空に舞い上がった


とはいえ要人二人を気遣い、高度や速度を


抑えながら飛ぶゼファー、しかしその為に


敵からは標的として十分狙える速度と高さであり


案の定しばらく進んだところで上空の三人目掛けて


複数の矢が放たれた、しかしその全てが


防御魔法によって弾かれ三人にその攻撃が


届く事は無かった、まるでそれを見越しての


ように低い高度でゆっくりと飛ぶゼファー


その状況を目を丸くして見守る瀬名姫と信康


「これは一体何が起こっているのじゃ!?」


「我々の常識では甚だ理解できぬ事です


 ・・・人が空を飛び、矢を防ぐ光の球体


 まるで夢でも見ているかのような・・・」


二人の言葉にニヤリと笑うゼファー


「夢ではありませんよ、ここから


 家康公が待つ清州の城までの間


 快適とは言えないかもしれませんが


 始めての空の旅をご堪能ください」


そう言い放ち、やや明るくなり始めた


朝焼けの空を優雅に飛ぶゼファーであった


そんなゼファー達の姿を見上げながら


ステイメンが呟いた


「やはりまだ敵がいるようですね・・・」


「敵の数はそう多くなさそうだが・・・


 あれだけの損害が出て、絶望的なまでの


 力の差を見せられても兵にはまだ戦う


 気力はあるのだろうか?」


「俺達が撤退を始めれば多分追撃してくる


 はずだぜルキア、力の差をあれだけ


 見せつけたから正面切っては来ないだろうが


 例え恐れている相手でも逃げる者には


 攻撃できるってのが人の心理だ


 人間って奴は本当に不思議な生き物だぜ」


ライオスの言葉にうなづくルキア


「じゃあ我々も早くゾフィとフリニオーラと合流し


 早々に撤退しましょう!?」


三人は女性達二人がいる場所に向かって走り出した


するとライオスの予想通り徐々に今川兵が集まりだし


追撃を仕掛けてきた、追ってきた騎馬武者数人が


三人との距離をどんどん詰めて来る


「くそっ、調子に乗りやがって


 いっそここで暴れてやるか!?」


ライオスが走りながら苛立ちを隠せない様子で


吐き捨てるように口走った


「待ってください、もうすぐ二人との


 合流地点です、そこまで行けば・・・」


その時ステイメンの心に何か引っかかるものがあった


それが何かなのはすぐにわかる事となる


「見えた、何とか追いつかれずに合流できそうだな」


ルキアの目線の先にはゾフィとフリニオーラが


手を振っている姿が目に映った


「来ました来ました、三人がいっぱい敵を


 引き連れていますねゾフィさん!?」


「そうね、さあどうやってぶちのめして


 やろうかしらね!?」


ゾフィとフリニオーラの目がギラギラと血走っていた


それはまるで獲物を待つ野獣の目そのものであった


「じゃあ私のアークギガサンダーで・・・」


「明るくなってきたし今度はアクアを呼んで


 一瞬で塵にしてやろうかしら・・・」


先程二人は和解したものの自分の力、いうなれば


強力な攻撃魔法やドラゴンの力を見せつけたくて


ウズウズしているのである


そんな二人の思いにハッと気づいたステイメンが


急停止して反転し今川軍と対峙する


その突然の行動に驚くルキアとライオス


「ここで今川軍を食い止めます


 二人も協力してください‼」


「突然どうしたんだよステイメン!?


 二人と合流するんじゃなかったのか!?」


「その通りだ、一体どうしたと言うんだステイメン


 二人と合流し即時撤退じゃなかったのか?」


あまりの突然の方針変更に戸惑うライオスとルキア


「説明は後です、とにかく被害を最小限度に


 抑える為にもここは敵を撤退させることを


 最優先する戦い方をお願いします」


その言葉にペロリと舌を出しどことなく


楽しそうなライオス


「何だかわからんが、相手をビビらせて


 撤退に追い込めばいいんだな!?」


今川軍の騎馬武者がすでに数人接近しており馬上から


槍を振り下ろそうか!?という攻撃体勢をとっていた


「オリャァァァー‼」


騎馬武者に向かって長剣を振り下ろすライオス


騎馬武者は馬ごと真っ二つにされ地面に倒れる


次々と襲い掛かる騎馬武者を一人残らず豪快に切り倒す


ライオス、馬の首や騎馬武者の胴体が次々と宙に舞う


それを見た今川軍の進軍が止まった、そのチャンスを


待ってましたとばかりに魔法を発動させる


「今だグレーターシールドウェーヴ‼」


ステイメンの放った魔法により巨大な光の壁が発生し


それが今川兵に向かって波の様に押し寄せた


今川軍の先頭が光の壁に押されてどんどん後退していく


後ろからも追撃の兵が押し寄せて来ていたので


今川軍は無理やり圧縮されたかのような形になり


指揮系統も取れず大混乱をおこしていた


それを見たルキアが聖剣ブレイヴハートを振りかぶった


「いいなブレイヴハート ”アイシクル レイン”‼」


ルキアが聖剣を振り下ろすと空中から


無数の小さなつららが発生し今川軍に降り注いだ


「痛ててて、何だこりゃ!?」


「何か降って来たぞ、今度は何を!?」


「またあの連中の妖術じゃないのか!?」


「もう嫌だ、勘弁してくれ‼」


空中に発生したつららにはさほどの威力は無く


小石を軽くぶつけた程度のモノだったが


今まで不思議な術により散々痛い目に合ってきた


今川軍は完全にパニックを起していてもはや統率された軍


として機能しておらず兵は我先にと逃げ始めた


それは訓練された軍隊による規律正しい撤退では無く


文字通り脱兎のごとく逃げ出したのだ


「あああぁぁぁぁ~~私の獲物が!?」


「何で逃げるのよ、まだアクア呼んでないじゃない!?」


散り散りになって逃げだす今川軍を見て


ゾフィとフリニオーラが叫び声をあげる


逆にホッとして胸をなでおろすステイメン


「なるほどな、急な作戦の変更はむしろ今川軍を


 守る為のモノだったのかよ」


女性二人の様子を見て少し呆れ気味に


話しかけるライオス


「まあそんなところです、人質を救出した以上


 極力無駄な死人は出したくありませんからね」


「いい判断だステイメン、瞬時の気転は


 さすがだな、これからも頼りにしている」


ルキアのねぎらいの言葉に嬉しそうに微笑むステイメン


そしてルキアは少し離れた位置で落胆している


ゾフィとフリニオーラを見つめた


「あの二人は何であんなに落ち込んでいるんだ?」


その問い掛けに苦笑いで誤魔化すステイメン


こうして”駿府城潜入人質奪還作戦”は成功で幕を閉じた。






 



 






今回の”駿府城侵入人質救出作戦”の話、ようやく完結です

2~3話で終わるだろうと思っていたのですが思いのほか

長くなりました、さて次話は再び外伝です

”また外伝かよ!?”というツッコミはもっともなのですが

外伝はそれぞれの生い立ちのような人物紹介的な内容なので

なるべく早くやりたいと思っている次第なのであります

次の外伝は凄腕召喚魔術師ゾフィのお話です

まず女性二人から始めたのは単なる私の趣味趣向です

呆れずにおつきあいいただけると嬉しいです、では。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。