忠義と信念の躍動
アドリアン・ルキア…伝説の聖剣”ブレイヴ・。ハート”を持つ勇者、人々の為に戦うという信念を持っている
ロット・ステイメン…主に回復や防御をおこなう僧侶、常に冷静沈着で戦術指示も出すチームの頭脳的な存在
ルース・ライオス…2m近い長身で屈強な戦士、一人で魔獣を倒したこともあり”魔獣殺し”の異名を持つ、兄貴肌な性格でチームの精神的支柱にもなっている
ギャレット・ゼファー…カードキャスターという珍しい職業だが非常に優秀、自分からチームに売り込みに来たが自分の事は話したがらない、いつも冗談を言って場を和ませるチームのムードメーカー
ライドン・ゾフィ…召喚魔術師の名門ライドン家の生き残りで五体ものドラゴンを操る事ができる凄腕、一族の間では”神に愛された至高の召喚魔術師”と言われていた
クルム・フリニオーラ…世界最強の魔法使いと言われたクルム・ハイドニールの弟子で師匠の仇である魔王を憎んでいた、史上最年少で”クルム”の名を継いだ天才魔法使い
織田信長…尾張の大名、頭が切れ行動力とカリスマ性を兼ね備えた戦国時代の風雲児
木下藤吉郎…ルキア達の戦場での活躍を診て織田軍にスカウトした人物後の豊臣秀吉
柴田勝家…織田軍の猛将、のちに家臣筆頭となる人物で”鬼柴田”言われている
平手政秀…先代から織田家に使える重鎮、信長にも意見できる数少ない人物
大いに盛り上がった祝宴も終盤に近づき信長がふと席を立った
「どちらに行かれるのですか兄上?」
「厠に行くだけだ、何なら共するか市?」
「市はそう言う冗談は好きではありません」
頬を膨らませ怒った素振りを見せるお市に対して笑う信長
「厠ついでに少し夜風に当って来るのもよいか・・・」
そう言いながら祝宴会場を出る信長
その姿を確認し追う様に立ち上がった人物がいた平手政秀である
政秀は信長の父の代から織田家に使える重鎮で
信長の婚姻を取り持った人物でもある
「何処へ行かれるのですか、政秀殿?」
横に座っていた柴田勝家が程よく酔った赤ら顔で
立ち上がった政秀に何気なく問いかけた
「いや歳のせいですかな、少々具合が悪くなりまして
先に休ませてもらおうと思いましてな」
申し訳なさげにそう話す政秀
「それはよろしくありませんな、政秀殿は織田家の重鎮
ゆっくり養生してくだされ、お館様には拙者の方から
話しておきまする」
「ではそうさせてもらいまする御免」
政秀はそう言って祝宴場を後にした、その時ふとゼファーが立ち上がる
「俺もちょっとトイレに行って来るぜ」
横のステイメンにそう告げて政秀の後を追う様に祝宴場を出る
そして祝宴場の襖を閉めた瞬間、懐から一枚のカードを取り出した
「まさかこんな所でこれを使う事になるとはな・・・」
そう言ってカードを宙に放り投げるとゼファーの姿は
暗い廊下にスッと溶け込むように消えてしまったのだ
姿を消したまま政秀の後を追うゼファー
政秀は姿を消した者に後をつけられているとは露にも思わず
急ぎ足で廊下を進んでいた
「殿、お待ちくだされ殿!?」
政秀は厠に向かう信長を急いで追いかけ呼び止めたのだ
その声に面倒臭そうに振りむく信長
「なんじゃジイ、こんな所まで」
「先日からお話しいたしている件でございます
お考えいただけたでしょうか!?」
信長の顔が険しくなり明らかにイラついた態度を見せる
「その事についてワシのは考えは変わらぬと言ったであろうが
もう決めた事じゃ、それ以上言うでない‼」
「いいえ言わせていただきまする、あの者達は危険でございまする
家康公と違い殿とは考え方があまりに違いまする、そして
手に余る力は身を滅ぼします、あの者達とは手を切るべきです」
必死に食い下がる政秀に更にイラつく信長
「切れる刀をワザワザ手放す阿呆がどこにおるのじゃ、たわけ‼」
「切れすぎる刀は自分自身をも傷つけまする、あの者達は
殿を、織田家を必ず災いに導きます、なにとぞ御再考を!?」
「くどい‼ あ奴らと手を切ってもし他国へ走られたら何とする!?
それこそ織田家の脅威となるであろうが!?」
「ならばいっそ亡き者にしてしまいましょう
後顧の憂いを絶つにはそれも良いかと・・・」
「もうよい、これ以上申すならジイと言えどタダでは済まぬぞ!?
今後この件でワシに忠言する事は許さぬ、よいな!?」
信長はそう言い放つと政秀に背中を向けて去って行った
その後姿を険しい顔で見つめる政秀、その両手の握りこぶしは震えていた
その時黒装束の男が政秀の背後にスッと現れた
「いかがなさいましょうか政秀さま?」
「太郎左衛門か、聞いての通り殿はあ奴らと手を組むつもりらしい
しかし織田家の為、災いは早めに排除しておかねばならぬ
今宵あ奴らがひそかに出て行ったように見せかけて
亡き者にする事はできるか?」
「お任せください、我等”饗談”一族の誇りにかけても
その任務遂行してみせまする」
「しかし油断するでないぞ、あ奴らは実に不思議な術を使う
いくらお主ら忍びが優秀と言えど、どんな事をしてくるか
わからぬからな」
「心配無用にございまする、いくら強者といえども寝込みを襲えば
一溜りもありません、特に今夜など油断しているに違いないでしょう
暗殺や隠ぺいは我らが神髄、奴らに明日の朝日は拝ませません」
その言葉にニヤリと笑う政秀
「頼もしいの、ワシもできるだけの協力はする
抜かり無きよう迅速に進めよ」
「はっ、かしこまりました‼」
黒装束の男はそう言って姿を消した
その後政秀は部屋に戻りロウソクに火をつけ明かりを灯した
そして紙と硯を取り出し何かを書こうとしたとき
後ろの襖がスッと空いた
「なんじゃ太郎左衛門か?まだ何か聞きたい事でも・・・」
政秀が振り向くとそこにはゼファーが立っていた
その表情はいつものにこやかな表情とは違いまるで別人の様であった
暗い部屋のロウソクの火に照らされたゼファーの顔は
非常に冷徹であり、無感情なその目で政秀を見下ろしていたのだ
それを見て背筋に冷ややかなものを感じ、思わずたじろぐ政秀
「なっ!?お主いつの間に、しかし愚かな行動であったな
誰か、誰かおらぬか!?曲者じゃ‼」
政秀がそう叫んだ時、自分に起きている異変に気が付いた
声がほとんど出ていないのである、正確に言えばわずかに
出てはいるのだが大声で叫んだはずの声が蚊の鳴くほどの
音量でしか発声できないのだ、思わず自分の喉を抑える政秀
「無駄だよ今アンタの声量は本来の10分の1程しか出ない
そういうカードがあってね、使い道に困っていたカード
だったけど利用できて良かったよ」
ゼファーの言葉にきょろきょろと周りを見回す政秀
「アンタの放った暗殺者は俺がみんな殺したよ
随分物騒な事言ってたからね・・・
ちなみに死体は絶対見つからない様
異空間に捨てておいたから」
淡々と冷徹に言い放つゼファー、政秀の表情が怒りに変る
「おのれ貴様、今ここで斬り捨てて・・・」
政秀が腰の剣に手をかけた瞬間、体がいう事をきかなくなっていた
「な、なぜ体が動かぬ!?貴様ワシに何をした!?」
か細い声で精一杯怒鳴りつける政秀とは対照的に
どこまでも冷静に対応するゼファー
「もうアンタの体は自分の意思では動かせないよ」
そう言って一枚のカードを見せつけるように取り出した
そのカードには不気味な操り人形を動かしている
怪しげな人間の絵が書かれていた
「これは”マリオネットダンサー”といって相手の体を
自由に操る事ができるカードなんだ
でもある一定以上のレベルの相手には通用しないし
アイテムでも簡単に防ぐことができるから
実際あまり役に立たないんだよね
低レベルの相手ならこんな回りくどいやり方するより
さっさと倒しちゃった方が早いからね」
ゼファーの説明をよそに政秀は凄い敵意の目で
ゼファーを睨みつけているがいくら頑張っても
体を自由に動かせない自分に苛立ちを感じているようで
顔から大量の汗をダラダラと垂らしていた
「貴様このワシを一体どうするつもりなのだ!?」
その質問に対し思わず失笑するゼファー
その目はまるで虫を見るような残忍なモノであった
「こうするのさ」
ゼファーが両手をゆっくりと動かし始める
するとその瞬間、政秀は腰の剣から手を放し
筆と紙を手に取ると何やら文字を書き始めたのだ
「何だこれは!?なぜワシの手は勝手にこんなものを
書いておるのじゃ、一体何を・・・こ、これは!?」
驚愕の表情で書面を見つめる政秀
そこには信じられない事が書かれていたのだ
「そうだよ、アンタは信長公に俺達を殺す様に進言するも
受け入れられなかった為、その命をもって抗議するって筋書さ
まあ遺言状って事になるのかな!?」
物凄い形相を浮かべながら自分の意思とは
無関係に筆を走らせる政秀
「おのれ、おのれ~‼これも貴様らの首魁の差し金か!?」
その問い掛けに冷静に答えるゼファー
「そんな訳ないだろ、この事はルキアを始め他のメンバーは
一切知らない、そもそもルキアはこういった
汚い裏仕事はしないし、して欲しくも無い・・・・
すべては俺の独断だよ、信長公の意向を無視して行動してる
アンタと同じさ、先に俺達を殺そうとしたのはアンタだからな
謝罪はしないぜ、精々悔やんで死んじまいな」
顔に血管が浮き出る程怒りに満ちた表情で筆を動かしている政秀
しかし一通り書き終えると静かに筆をおいた
書き終えたその書面を手に取りジッと見つめるゼファー
「ふ~ん、何が書いてあるのかさっぱりわからんけど、まあいいか
じゃあな、もう会う事は無いだろうけどね」
ゼファーがそう言っている時政秀は切腹の準備を始めていたのだ
「さあ最後のダンスだ、目一杯踊れマリオネット」
「おのれ、おのれ~末代まで呪うてやるぞ、この痴れ者が‼」
そんな恨み言を聞き流すかの様にゼファーはもう
政秀に背中を向けて部屋を出ようとしていた
ゼファーが部屋を出て襖を閉めた時、中から低いうめき声が聞こえ
「む、無念だ・・・」
と一言聞こえると、その後は物音ひとつしなかった
ゼファーは何事も無かったかのように祝宴場に戻った
ライオスが珍しく酒に酔っているようで陽気な声でゼファーに話しかける
「どうしたゼファー随分遅かったな、腹でも下したか?」
その言葉に思わずゼファーも
「え!?ああちょっと珍しい料理で腹を壊したみたいだ」
そのやり取りを聞いていたゾフィが顔をしかめて
「ちょっと止めてよ、こっちは食事中なのよ!?」
「全くです、お二人はもう少しデリカシーというものを
身に着けた方がいいと思います」
フリニオーラもゾフィに賛同した、笑いながら”ゴメンゴメン”と謝り
元いた席に座るゼファー、横では湯飲みで熱いお茶をすすっていた
ステイメンが湯飲みから口を放し軽く息を吐いた
そして目を閉じたまま静かにゼファーに話始める
「ゼファー、ほどほどにしておいてくださいよ・・・」
思わずギクリとするゼファー
「何の事だステイメン!?」
ワザとらしくにこやかに問いかけるゼファーだったが
ステイメンは一呼吸空けて再び静かに話す
「さあ何のことでしょうね!?」
そう言って再び熱いお茶を飲み始めた
その態度から察するにステイメンは
ゼファーのやった事を全て把握している様であった
もうとぼけても無駄と諦めたゼファーは
「なあステイメンこの事はルキアには・・・」
「わかっていますよ、ルキアを始め他のメンバーには
内緒にしておきますから」
「悪いなステイメン、感謝する」
「何を言ってるのです、感謝するのはこちらの方ですよ
あなたに汚れ仕事を押し付けてしまって・・・
しかしあなたをメンバーに加えたのは本当に正解でした」
その言葉に思わず笑うゼファー
「俺が”仲間に入れてくれ”と頼んだ時
一番最初に大反対したのはアンタだった気がするが
アレは俺の記憶違いだったか!?」
「最後にあなたを加入させることを一番強く推したのも
私ですよ、それでチャラという事にしておいてください」
ステイメンはそう言ってニコリと笑った
「なによ男同士でコソコソと気持ち悪いわね」
二人のヒソヒソ話に思わず突っ込むゾフィ
「焼くなよゾフィ、俺が一番愛しているのは君なんだから」
そう言って微笑みながらウインクするゼファー
それとは対照的に怒りの表情を浮かべるゾフィ
「私がいつアンタにヤキモチ焼いたのよ、殺されたいの!?」
「テレるなテレるな!?君の気持ちはわかっているからさ」
そのゼファーの言葉に本気で怒るゾフィ
怒りのあまり両手を上げモンスターを召喚しかけた為
慌ててライオスとルキアに取り押さえられた
そんな大騒ぎの祝宴も終わり皆各自の部屋へと戻って行った
そして自室で切腹して死んでいる平手政秀が発見されたのは
翌朝の事であった、その遺言状を呼んだ信長はそれを破り捨て
”愚かな・・・”と一言だけつぶやいたのみであった
平手政秀の自害騒動も冷めやらぬ中でルキア達は家康の奥方と嫡子を
救出する為の作戦会議を開いていた、ルキア達メンバーと
情報提供の為の家康、そしてその家臣達数人が作戦会議に
参加していた、家康や家臣達から駿府城の構造と
二人がいるであろうと思われる場所を事細かに教えてもらうと
その話を聞いたステイメンが両手をかざす、すると小さな魔法陣が発生し
その上を青白い光線が走り立体映像となって
一つの構造物を形成していった
それは光線でできた駿府城の立体映像であり
内部構造にいたるまで詳細に再現されていた
「こ、これは!?」
駿府城の立体映像を見てあまりの驚きで絶句する家康
「家康公、これはあなた方の話を元に再現した
駿府城の立体ホログラフィです
もし違っている所があれば指摘してください
すぐに修正いたしますから」
驚きでしばらく言葉が出なかった家康だが
気を取り直したように口を開いた
「いや驚きました、桶狭間の戦場であなた方に出くわさなかった事は
幸いでした・・・細かい事ですが修正点がいくらかあります
それは・・・」
家康から指摘があった箇所を次々と修正していくステイメン
そして詳細な立体ホログラフィを前に作戦会議が始まった
「今回の目的は戦闘では無い、あくまで要人の救出にある
よってなるべく戦いを避ける方向で進めるが先日の戦いと
同じ様に自分の身が危ないと思ったら迷うことなく戦ってくれ
判断はそれぞれ各自に任せるがいいな!?」
ルキアの提案に皆大きくうなづく
「じゃあ作戦の詳細はステイメンの方から説明してくれ」
その言葉に大きくうなづいたステイメンは作戦の説明に入った
「まずは駿府城内部の警備状況を探り
対象の要人に救出する事を伝えます」
「しかしどうやって城の中の警備状況を探り
相手に助ける事を伝えるんだ?」
ライオスの質問にステイメンが答える
「最初はゼファーに透明化のカードを使って潜入してもらおうかと
思いましたが、もっといい方法がありましたのでそちらにします
あれ程大きな建造物です、さぞかし多くのネズミがいる事でしょう」
それを聞いたゾフィがぺろりと舌を出して笑う
「私の出番って訳ね、城内のネズミと視界をシンクロして内情を
探ればいいのね!?」
「はい、そしてそのネズミを使って要人二人に”救出作戦”の事を
伝えてください、助け出す対象の人間にも意図を理解してもらい
協力していただかないと、こういった作戦は何かと
手間取りがちになりますからね」
「わかったわ、任せて頂戴」
ゾフィの言葉に軽くうなづくステイメン
「救出の意図を伝えたらその周りの警備兵の動きを封じます
遠距離からのピンポイントマジックになりますが
フリニオーラ、頼めますか?」
ステイメンの問い掛けに右手を顎に当てて考えるフリニオーラ
「敵警備兵の位置と救出対象の要人の位置が正確にわかるのでしたら
やれない事はないです・・・範囲魔法を使えれば簡単なのですが
それですと救出すべき要人にまで魔法の効果が
及んでしまいますからね・・・
となるとやはり敵兵のみを狙って一人一人に魔法をかける
ピンポイントショットが必要になりますね・・・
ゾフィさんとリンクしているネズミの視界を私とも共有できれば
いけると思います」
「わかりました、ゾフィとフリニオーラの視界をリンクさせるのは
私の方で何とかしましょう、一時的な意識と感覚の共有ならば
治癒魔法の応用でできますから」
ステイメンの言葉に驚くライオスとゼファー
「凄いなステイメン、そんな事ができるのか!?」
「やるねぇ~俺が女なら惚れちゃうぜ」
テレながらゆっくり首を振るステイメン
「短時間の間だけなら可能というだけの話ですよ
そこまで大層なことではありません」
そこにルキアが問いかけた
「で敵の動きを封じて人質をどうやって救出する?
家康公の話だと人質がいるのはおそらく5階との事
全ての階でそれをおこなうとさすがに
大騒ぎになるんじゃないのか!?」
「それは大丈夫です、階段を使って一番下まで降りるのではなく
その言葉にゼファーが目を細めて口を開いた
「今度は俺の出番という訳だな、ネズミの斥候を放ち人質に
意図を伝えた後魔法で敵兵の動きを封じておいて
俺が空中を飛んで城の窓から要人を救出するって事か!?」
ステイメンはニコリと笑って
「ご名答、理解が早くて助かるよ」
思わず天を見上げるゼファー
「今回は楽できるかと思ったのにな、まあしゃあないか」
「空中に脱出した後、私が防御魔法でゼファーと要人を守ります
すぐさま退散する予定ですがもし追手が来た場合、殿とし
て
ライオスに敵軍の引き留めをお願いします、敵の数が多い場合は
フリニオーラにもライオスのフォローを頼みます」
「また殿か・・・まあいいぜ、その方が戦いがいはあるからな」
「了解しました」
ステイメンは大きくうなづき話を続けた
「この手の作戦には予期せぬアクシデントや障害がつきものです
その際の予備兵力としてルキアにお願いします」
「了解した、しかし俺だけ楽している様でリーダーとして皆には
申し訳ないが・・・」
申し訳なさ気な表情のルキアにステイメンが諭す様に語りかけた
「あなたはどんなポジションでも器用にこなせる能力があります
だからこそ予備兵力に向いているのです、作戦の成功だけを考え
もっとも適していると思われる布陣をした結論がこれなのですから
気に病むことはありません、ルキアが働かなくていいのであれば
作戦が予定通りに行ったという事ですからね
寧ろ喜ぶべき事なんですよ」
ステイメンの言葉に納得し大きくうなづくルキア
しかし結果的にルキアが大きく働く事態になってしまう事を
この時点では誰も予想してはいなかった・・・
今回は德川家康の登場です、今回の話の補足ですが、まず平手政秀は桶狭間の戦い以前に自害していますが話の構想上少しだけ長く生き長らえてもらいました(笑)個人的には”信長をいさめる為に自害した”といわれている忠義の武将、平手政秀という人物を好きなので”何とか話に組み込めないかな?”と思って今回の様になりました、そして今川方に人質になっていた瀬名姫と信康を取り戻す話になるのですが、本来は人質交換という形で話し合いによる解決だったのですが、そこは話を面白くしたいと思いで根本からでっちあげました(笑)すいません、次話は”駿府城潜入人質奪還作戦”の本番です、戦国時代のサブタイトルとしては場違い感も甚だしいのは重々承知ですが、寛容な心で私のどうしようもないオタクセンスにお付き合いいただけると嬉しく思います、では。




