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逃走

令和元日、風邪を引きながら書きました

村を出て半日経った

 村の外の山道を歩くが人どころか動物にも会わなかった

 日が沈もうとしていた

 そろそろ休む場所を決めなければならないが、なかなかそんな場所が見つからない

 食べ物は今日の夜には尽きてしまう

 暗くなる前に食べ物も見つけなければならない

 そう思っていた時に奴は現れた

 道の横の草むらからがさごそと音が聞こえる

 なんだろうと思って覗いてみるとそこにいたのは僕と同じぐらいの大きさの狼だった

 どうやら音の原因は狼が獲物を捕まえたからのようだ

 まだ見つかっていないようなので、ゆっくりと後ずさりをしていると足元の木の枝を踏んで音を出してしまった

 なんてベタな事を、と考える前に一目散に逃げ出す

 必死に逃げるが狼が後ろから追いかけてきている音がする

 それでも必死に走るが、石に引っ掛かって転んでしまった

 振り返ると狼がものすごい勢いで追いかけてきているのが見える

 もう駄目だ!

 そう思って目をつぶる

 だがいつまでたっても狼が襲いかかってくる様子はない

 ゆっくり目を開けるとそこにいたのは男の人だった

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