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第88話 海辺のキャンプ飯!


釣りリベンジを終えた4人は、海辺のキャンプ地へ戻ってきた。


海風は心地よく、夕日が海面を黄金色に染めている。


壮真は釣れた魚を並べながら言った。


「よし、今日は釣れた魚と、さっき浜辺で拾った貝で・・・潮汁と海鮮料理のフルコースを作るぞ」


サーヤは魚を見て目を輝かせる。


「むぅぅぅ!!タコじゃないのだ!!魚なのだ!!今日は安心して食べられるのだ!!」


ミィは魚をじっと見つめて頷く。


「・・・ぬるぬる・・・しない・・・これ・・・すき・・・」


リュミナは海風を浴びながら微笑む。


「潮の香りがすごくいいね。魚も新鮮だし・・・絶対おいしいよ」


壮真は包丁を取り出し、魚を丁寧に捌き始めた。


トントン・・・

ザクッ・・・

シャッ・・・シャッ・・・


壮真の手元で、魚の鱗が光を反射しながら飛び散る。


サーヤはその様子を食い入るように見つめる。


「むぅ・・・壮真は魚を捌くのが上手なのだ・・・なんか・・・かっこいいのだ・・・」


「お前、食べ物の時だけ素直だな」


ミィは魚の頭を持ち上げて言う。


「・・・これ・・・たべる・・・?」


「ミィ、それは出汁に使うから置いといて」


「・・・おいしい・・・?」


「出汁はおいしいぞ」


「・・・すき・・・」


壮真は鍋に海水を少し薄めた塩水を入れ、火にかける。


そこへ――

・魚のアラ

・浜辺で拾った貝

・海藻

を入れていく。


ジュワァァァァ・・・


海の香りが一気に広がった。


リュミナは目を細めて言う。


「・・・すごい・・・海の香りがそのまま鍋に入ったみたい・・・」


サーヤは鍋を覗き込みながら叫ぶ。


「むぅぅぅ!!いい匂いなのだ!!これは絶対おいしいのだ!!」


ミィは鍋の前に正座している。


「・・・はやく・・・」


「まだ煮込むんだよ」


「・・・がまん・・・」


潮汁だけではない。


壮真は釣れた魚を三枚におろし、

・塩焼き

・刺身

など、次々に料理を作っていく。


サーヤはよだれを垂らしそうになりながら言う。


「むぅぅぅ!!全部おいしそうなのだ!!どれから食べればいいのだ!!?」


「まだだよ。全部揃ってからな」


リュミナは火加減を風で調整してくれる。


「風よ、優しく・・・火が強すぎないようにね」


ミィは魚を串に刺しながら言う。


「・・・これ・・・焼くの・・・おいしい・・・」


「ミィ、串刺し上手だな」


「・・・肉焼くでの・・・慣れた・・・」


「肉じゃないけどな」


鍋の蓋を開けると――


ふわぁぁぁぁぁ・・・


潮の香りと魚の旨味が混ざった湯気が立ち上り、4人の顔を包み込んだ。


「むぅぅぅぅぅぅぅぅ!!いい匂いすぎるのだ!!」


リュミナは胸に手を当てて言う。


「・・・すごい・・・香りだけで幸せになれる・・・」


ミィは鍋に顔を近づけて言う。


「・・・おいしい・・・におい・・・」


壮真は潮汁を器に注ぎ、4人に配った。


サーヤは勢いよく一口飲んだ。


「むぅぅぅぅぅぅぅぅ!!おいしいのだぁぁぁぁぁ!!海の味が口の中に広がるのだ!!魚の旨味が・・・しみるのだ・・・!」


リュミナはゆっくりと口に運ぶ。


「・・・優しい味・・・海の香りと魚の旨味が混ざって・・・身体の奥まで温かくなる・・・潮汁、美味しい・・・」


ミィは無言で飲み続ける。


ゴク・・・ゴク・・・ゴク・・・


「ミィ、飲むの早いな」


「・・・おいしい・・・とまらない・・・」


「むぅ!?ミィの器がもう空なのだ!!」


「・・・おかわり・・・」


「はいはい、まだあるからな」


次は塩焼き。


サーヤはかぶりついた。


「むぅぅぅ!!皮がパリパリなのだ!!中はふわふわで・・・塩が魚の甘さを引き立てているのだ!!これは・・・優勝なのだ!!」


リュミナは刺身を口に運ぶ。


「・・・とろける・・・海の香りがふわっと広がって・・・噛むたびに甘さが出てくる・・・こんなにおいしい魚、初めて・・・」


壮真は満足げに頷く。


「よし、みんな喜んでくれてよかった」


潮汁の鍋は空になり、魚料理もほとんどなくなった。


サーヤは満腹で砂浜に寝転がる。


「むぅぅぅ・・・しあわせなのだ・・・最高なのだ・・・」


ミィも横になりながら言う。


「・・・おいしかった・・・また・・・たべたい・・・」


リュミナは海を眺めながら微笑む。


「みんなで食べると・・・もっとおいしくなるね」


壮真は火を見つめながら言う。


「こういう時間、大事だよな。明日からまた冒険だけど・・・今日はゆっくり休もう」


「むぅ!!家族で食べると最高なのだ!!」


「・・・いっしょ・・・すき・・・」


「また作ってね、壮真」


「もちろんだ」


海風が4人を優しく包み込み、波の音が心地よく響く。


こうして4人は、最高の海鮮キャンプ飯を楽しみ、幸せな夜を過ごした。

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