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第81話 周回ポイント稼ぎと“メスティンキャンプ飯”


宝箱の部屋で魔石を吸収してポイントを得た4人は、さらに周回を続けていた。


サーヤが剣を振りながら言う。


「むぅぅぅ!!また騎士の魔物なのだ!!」


ミィは拳を握る。


「・・・3匹め・・・つぎ・・・4匹め・・・」


リュミナは風を読みながら叫ぶ。


「・・・右から来る!!」


「よし、ひじの隙間狙え!!」


ザシュッ!!

ドガァァァン!!


銀の騎士は崩れ落ち、魔石が転がる。


壮真がスマホに吸わせる。


ピコンッ!


『魔石吸収 +5』


「むぅ・・・また5ポイントなのだ・・・」


「・・・4000匹・・・まだまだ・・・」


「言うな!心が折れる。」


リュミナはくすっと笑った。


「でも・・・、みんなで戦うの楽しい。」


壮真は息を吐き、仲間たちを見回した。


「よし、一度休憩しよう。安全地帯に戻るぞ」


北側ダンジョンの奥には、魔物が入ってこない小さな広間があった。


サーヤが荷物を下ろす。


「むぅ!ここなら休めるのだ!!」


ミィは周囲を確認し、こくりと頷く。


「・・・まもの・・・いない・・・」


壮真はメスティンを取り出した。


「むっ!?それは・・・!」


「今日のキャンプ飯は、メスティンで本格ごはんだ!」


ミィの目が輝く。


「・・・にく・・・?」


「今日は肉もある」


「・・・さいこう・・・」


●メスティン飯+ツナしょうゆごはん

●メスティンで作る“ザットンの照り焼き”

●干し肉スープ


壮真は米をメスティンに入れ、固形燃料に火をつけ、スティンをセットした。


「これで放置すれば炊ける。メスティンは便利なんだよ」


炊けた後、ツナ缶・醤油・少しのバターを加える。


ジュワァ・・・


「むぅぅぅ!!もういい匂いなのだ!!」


ミィはじっとメスティンを見つめる。


「・・・はやく・・・たべたい・・・」


リュミナは湯気を見て微笑む。


「おいしそう!」


壮真はもう一つのメスティンを取り出し、ザットンの肉を並べて醤油・みりん・砂糖を入れる。


ジュワァァァァ・・・


甘辛い香りが広がる。


「・・・これは・・・にく・・・!!」


「むぅぅぅ!!絶対うまいやつなのだ!!」


リュミナは目を輝かせる。


「いい匂い。お腹空いてきた。」


壮真は肉をひっくり返しながら言う。


「ダンジョンでも作れる簡単料理だ。メスティンは万能だからな。」


次に壮真はクッカーに水を注ぎ、干し肉と干し野菜を入れ塩と少しの味噌を溶かす。


ふわりと優しい香りが広がる。


「むぅ!これは癒しの味なのだ!!」


「・・・すき・・・」


メスティンの蓋を開けると――ふわぁぁぁ・・・


ツナ醤油ごはんの香りが広がる。


「むぅぅぅ!!最高なのだ!!」


ミィは無表情のまま、しかし明らかに喜んでいる。


「・・・おいしい・・・にくも・・・ごはんも・・・さいこう・・・」


リュミナは照り焼きを一口。


「・・・っ!!やわらかい!甘い!」


壮真は笑った。


「疲れた体には、こういう飯が一番なんだよ。」


サーヤは頷く。


「むぅ!家族で食べると、さらにおいしいのだ!!」


ミィもこくり。


「・・・いっしょ・・・すき・・・」


リュミナは胸に手を当て、嬉しそうに微笑んだ。


「わたし、こういう時間、大好き!!!」


壮真は4人を見回し、自然と笑みがこぼれた。


(・・・悪くないな。周回も、こうして休憩があるなら続けられる)


食事を終え、4人は立ち上がった。


サーヤが剣を構える。


「むぅ!次の周回に行くのだ!!」


ミィは拳を握る。


「・・・つぎ・・・たおす・・・」


リュミナは羽を広げる。


「お腹いっぱい!これでまた、みんなを守れる!」


壮真はスマホを握りしめた。


「よし、行くぞ。登山装備のために、まだまだ稼ぐ!」


こうして4人は、メスティン飯で体力を回復し、再びポイント稼ぎの周回へと向かっていった。

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