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第80話 北側ダンジョンの“宝箱部屋”と地獄の罠ラッシュ



騎士の魔物を倒し、魔石を吸収してポイントを得た4人は、さらに奥へと進んでいた。


サーヤが剣を構えながら言う。


「むぅ・・・この先、何かある気配がする!」


ミィは壁に手を当て、じっと耳を澄ませる。


「・・・なにか・・・ある・・・ひかり・・・ちかい・・・」


リュミナは風を感じ取りながら言った。


「・・・風が・・・止まってる・・・この先・・・“部屋”がある・・・」


壮真はスマホを握りしめる。


「部屋ってことは・・・休憩所かボス部屋か宝部屋の可能性があるな。」


サーヤの目がギラッと光る。


「むっ!?宝箱なのだ!!ポイント大量のチャンスなのだ!!」


4人が進むと、そこは広い円形の部屋だった。


中央には――


金色の宝箱がひとつ。


「むぅぅぅ!!これは絶対当たりなのだ!!」


「・・・ひかってる・・・」


「・・・風が・・・静か・・・」


「サーヤ、絶対にまだ明けるなよ・・・」


カチッ。


「・・・ん?」


床が沈んだ。


「壮真殿、それは――」


ガシャァァァァン!!


天井から巨大な鉄球が落下。


「ぎゃああああああああああああああああああ!!」


ミィが壮真の襟を掴んで引き寄せる。


「・・・ひっぱる・・・」


鉄球が壮真のいた場所に激突。


ドガァァァァン!!


「死ぬかと思った・・・!」


サーヤは胸を張る。


「むぅ!このダンジョンは罠が多いのだ!気をつけるのだ!!」


「お前が言うなよ!さっきまで吹き飛ばされてただろ!」


リュミナはくすっと笑った。


「・・・でも・・・みんなで助け合えば・・・大丈夫・・・」


宝箱に近づくたびに――


罠①:床の回転トラップ


カチッ。


床が回転し、サーヤが滑る。


「むぉぉぉぉぉ!?床が回るのだ!!」


「サーヤ!?落ちるぞ!!」


ミィがサーヤの足を掴む。


「・・・おもい・・・」


「むぅ!?重いとは何なのだ!!」


罠②:壁から槍の乱射


ガコンッ!!


壁の穴から槍が十数本飛び出す。


「多すぎるだろ!!」


ミィが次々と叩き落とす。


カンッ!カンッ!カンッ!


「・・・いそがしい・・・」


「・・・次・・・左から・・・!」


左から槍が飛ぶ。


「むっ!?ほんとに来たのだ!!」


罠③:天井から矢の雨


ヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ!


「矢!?なんで天井から矢が降ってくるんだよ!!」


リュミナが風のバリアを張る。


「・・・風よ・・・守って・・・!」


矢がバリアに弾かれる。


サーヤ「リュミナの風、頼もしすぎるのだ!!」


罠④:巨大岩のローリングアタック


ゴロゴロゴロゴロゴロ・・・


「おいおいおいおいおい!!インディ○・ジョーンズかよ!!」


ミィが岩を止めようとする。


「・・・とめる・・・!」


ドガァァァァン!!


岩がミィの足元で止まる。


「ミィ強すぎる・・・」


「むぅ・・・ミィは岩より強いのだ・・・」


「・・・すごい・・・」


罠⑤:床の落とし穴


カチッ。


「またかよ!!」


床が抜け、壮真が落ちかける。


「壮真殿!!」


「・・・また・・・ひっぱる・・・」


「風で支える!」


風が壮真の体をふわっと持ち上げる。


「助かった・・・!俺、今日だけで3回死にかけてる・・・!」


「むぅ!まだ宝箱に触れてすらいないのだ!!」


罠をすべて突破し、4人はついに宝箱の前に立った。


サーヤが胸を張る。


「むぅ!今度こそ開けるのだ!!」


「よし、頼むぞ・・・!」


「・・・どきどき・・・」



サーヤが宝箱を開ける。


ギィィィィ・・・


中には――


巨大な魔石 × 3個

銀色の魔石 × 5個

銅色の魔石 × 10個


壮真「うおおおおおおお!?これ全部ポイントになるやつじゃん!!」


「むぅぅぅ!!大当たりなのだ!!」


「・・・にく・・・いっぱい・・・」


「・・・すごい・・・!」


壮真はスマホを取り出し、魔石を次々と吸収させた。


ピコンッ!

『魔石吸収 アマゾンポイント+50』

ピコンッ!

『魔石吸収 アマゾンポイント+50』

ピコンッ!

『魔石吸収 アマゾンポイント+50』

ピコンッ!

『魔石吸収 アマゾンポイント+10』


合計――


+210ポイント


「・・・210ポイント・・・」


「むっ!?少ないのだ!!」


「・・・4000匹・・・まだまだ・・・」


「でも今日だけで215ポイント獲得できたよ!少しずつ進んでる!」


壮真は笑った。


「そうだな。焦らず、でも確実に稼いでいこう」


サーヤが剣を掲げる。


「うむ!家族で進むのだ!!」


「・・・つぎ・・・いく・・・」


こうして4人は、宝箱の罠を突破し、少しだけポイントを増やして北側ダンジョンのさらに奥へと進んでいった。


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