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第79話 北側ダンジョンの“銀の騎士”とポイント大量チャンス!


北側の森を抜け海側に出ると、そこには巨大な洞窟が口を開けていた。


サーヤが剣を構えながら言う。


「むぅ・・・前に北時より雰囲気が重いのだ!」


ミィは洞窟の奥をじっと見つめる。


「・・・まえ・・・でっかいやつ・・・いた・・・でも・・・もっと・・・つよい・・・きけん・・・」


リュミナは風を感じ取りながら言った。


「・・・風がざわざわしてる。」


壮真は深呼吸し、スマホを握りしめた。


「よし、ポイント稼ぎだ。登山装備をそろえるためにも、ここで稼ぐぞ!」


サーヤが拳を握る。


「うむ!アマゾンポイントのために戦うのだ!!」


ミィは静かに頷く。


「・・・にく・・・のため・・・」


「いや目的が違うだろ!リュミナ、今回は魔物から出る素材をこのスマホにかざすとポイントに変換されるから無理の内容にしていこう!」


リュミナは微笑んだ。


「うん!がんばる!」


洞窟に入ると中ははひんやりとしていて、重苦しい雰囲気だった。


サーヤがその空気にいち早く気付いた。


「むっ!?これは・・・なんとも禍々しい気配がするのだ!」


ミィは首を振る。


「・・・なにかちがう・・・前より・・・嫌な気配が・・・」


壮真は眉をひそめた。


「じゃあ・・・前より強い魔物が出るってことか?」


「そう考えてもいいのだ。」


その時――


ガンッ・・・ガンッ・・・ガンッ・・・


重い金属音が洞窟に響いた。


「むっ!?何か来るのだ!!」


「・・・おもい・・・きけん・・・」


壮真はライトを向けた。


暗闇の奥から現れたのは――


全身を銀の鎧で覆った“騎士の魔物”。目の部分だけが赤く光り、巨大な剣を引きずっている。


サーヤが叫ぶ。


「むぅぅぅ!!これは・・・アンデットの騎士なのだ!!」


ミィは拳を握る。


「・・・かたい・・・つよい・・・」


リュミナは震える声で言った。


「風が通らない、鎧が風をはじいてる!」


「強そうだな!だが、倒したら・・・魔石が取れるはずだ」


サーヤが目を輝かせる。


「魔石をスマホに吸わせれば・・・ポイントが増えるのだ!!」


ミィは静かに頷く。


「・・・絶対たおす・・・ポイント・・・ふえる・・・」


リュミナは小さく羽を揺らした。


「がんばる!」


騎士の魔物が剣を振り上げる。


ガァァァァン!!


サーヤが受け止めるが、衝撃で足が滑る。


「むぅぅぅぅ!!重いのだ!!」


ミィが横から拳を叩き込む。


ドガァッ!!


しかし――


カンッ!!


拳が弾かれた。


「・・・かたい・・・!」


壮真は叫ぶ。


「ミィ!拳じゃダメだ!弱点を探すんだ!」


リュミナは風を感じ取りながら言った。


「・・・鎧の・・・すきま・・・ひじ・・・ひざ・・・うしろ・・・!」


サーヤが目を輝かせる。


「むぅ!そこを狙うのだな!!」


騎士の魔物が突進してくる。


「サーヤ!右ひじだ!!」


「うむ!!」


ザシュッ!!


サーヤの剣が右ひじの隙間に刺さる。


「・・・つぎ・・・ひざ・・・!」


ドガァァァン!!


ミィの蹴りがひざの隙間に命中。


騎士の魔物がよろめく。


リュミナは風を集めて叫んだ。


「・・・風よ・・・みんなを守って・・・!」


ふわりと風のバリアが広がり、シルバーアーマーの剣を逸らす。


「今だ!!とどめを!!」


「はぁぁぁぁっ!!」


「・・・はっ!!」


ザシュッ!!

ドガァァァン!!


シルバーアーマーは崩れ落ちた。


鎧が砕けると、中心から銀色の魔石が転がり出た。


サーヤが拾い上げる。


「むっ!これがこいつの魔石なのだな!!」


壮真はスマホを取り出す。


「よし、吸収させるぞ」


スマホを魔石に近づけると魔石が吸収され・・・


ピコンッ!


『アマゾンポイント +5』


「5ポイント・・・」


「壮真殿、何ポイント必要なのだ?}


「2万ポイントぐらい欲しいから・・・あと4000匹」


「・・・むり・・・」


「ボスを周回するしかないかな?」


壮真は仲間たちを見回し、力強く頷いた。


「とりあえず奥へ進むか!山の中心へ行くために少しでもポイントが必要だ!」


「うむ!家族で進むのだ!!」


「・・・つぎ・・・いく・・・」


「うん、がんばる・・・!」


こうして4人は、あまりに少ないポイントにがっかりしつつ、登山装備をそろえるため、北側ダンジョンのさらに奥へと進んでいった。



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