第64話 ライリュウへ挑む2
ライリュウの巨大なウロコを抱えて、 三人と一匹は一旦洞窟へ戻ってきた。
サーヤはウロコを抱きしめながら、 目を輝かせている。
「壮真殿!!見よ!!これがライリュウのウロコなのだ!!これで・・・これでシマちゃんが・・・!!」
「まだ買わねぇよ!!」
ミィはウロコをじっと見つめ、 無表情のまま言った。
「・・・硬い。でも、殴ったら剥がれた」
「お前の拳が異常なんだよ!!」
ポポタヌはウロコの上に乗って 「ポポッ!」と誇らしげに鳴いている。
壮真は苦笑しながら、ウロコを手に取った。
「しかし・・・すごいなこれ。リュウのウロコって、こんなに・・・」
その瞬間だった。
『システムメッセージ:ライリュウノウロコヲニュウシュシマシタ。必要アイテム ライリュウノウロコ 1/1 ジュウヨウアイテムヲニュウシュシマシタ、ミナミエリアヘノアクセスガカノウニナリマシタ。ミナミエリアヲカイホウシマス。』
システムメッセージが南エリアの開放を表示すると・・・ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!と地響きを立て島全体が揺れた!
「またっ!地震か!!」
しばらくして地震が収まり静寂が訪れると、
『システムメッセージ:ミナミエリアガカイホウサレマシタ。トウバツボーナストエリアカイホウボーナスガハッセイシマス。ボーナスヲエランデクダサイ。』
システムメッセージが表示され、さらに新しいウインドウが表示された。
「こっこれは・・・」
壮真は映し出されたウィンドウを見て驚いた。
『ボーナスヲ3ツエランデクダサイ
1:アマゾンポイント 5万円まで) 2:手甲(一般兵士用中古) 3:騎士団の盾(中古) 4:アマゾンプライム(永久)
エラブノハアトデモ可。ソノサイハボーナスヲエラブトサケンデクダサイ。』
「・・・ご、5万・・・!?」
サーヤは目を見開き、 震える声で言った。
「5万・・・5万円・・・壮真殿・・・これは・・・シマちゃんが・・・何体でも買えるのだ・・・!!」
「買わねぇよ!!」
ミィは袖をつまみながら言う。
「・・・和牛、いっぱい買える?」
「お前は肉しか頭にないのか!!」
ポポタヌは「ポポポッ!!」と跳ね回っている。
サーヤは興奮して叫ぶ。
「壮真殿!!選ぶのだ!!早く選ぶのだ!!シマちゃんのために!!」
「なんでシマちゃん基準なんだよ!!」
ミィは袖をつまみながら言う。
壮真は深呼吸し、 ウインドウを見つめた。
「よし・・・アマゾンポイント5万円は絶対として、あと2つ・・・」
「アマゾンプライムとはなんなのだ?」
「ああ、今アマゾンで商品を買っているだろ?」
「うむ!大変お世話になっているのだ。」
「そのアマゾンで色々な追加特典が受けれるサービスがアマゾンプライムなんだ。」
「追加特典?」
「そうそう、たとえばお急ぎ便って言って頼んだら早くて当日に来たり、あとアマゾンにはプライムデーと言ってプライム会員が安く商品を買えるセールがある。」
「おおお、それならその時を狙えば同じ商品でも安くなったりするのか?」
「そうそう、いやーこれはありがたいな、しかもプライム特典はまだあるぞ!なんと動画、本、音楽をテレビやタブレットで見放題、読み放題、聞き放題出来るんだ!」
「なんと!動画とはあの魔法少女とかも?」
「そうそう、そのシリーズすごいいっぱいあるからそれをいつでも見れるぞ。」
熱弁する壮真の袖をミィがクイっと引く・・・
「どうしたミィ?」
「・・・ごはんの食べ放題はない?」
「ねえよ!」




