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私達は新たに合流したハイエルフの二人と共に話し合いを進めた。
「この付近の魔物について調査しておきたかったが、ギルドでの依頼は当分見込めそうにないがどうするべきだと思う?」
「あ〜〜、それに関してんなんすけど」
セキがどこか申し訳なさそうな表情をする。
「すみません、ここ付近の魔物はこちらでほとんどを処理してしまいました」
ヨイは簡潔に事実を説明してくれた。彼等を見ているとトワの母が二人こちらに向かわせたのもどこか納得がいく。
「……そうか、何か気づいたことはあるか?」
「いいえ、特に何も違和感らしき物はありませんでした」
ヨイがそういうのなら恐らくそうなのだろう、彼女はだいぶ事細かに分析しているだろう。セキは何も考えていなさそうだが。
「ソウちゃん、魔物いないの?」
「どうやらそうらしい」
「あの〜……本当にスミマセン」
トワがあからさまに残念がるが全体的にはその手間が省けたと見ていい。後でトワには何か好きな物を買ってあげる事にしよう。
「違和感がないなら結構、次に考えるべきはなんだろうか?」
「あの、私は教会に行ってみるのが良いと思うんだけど……」
「教会?」
ここは全て教会の勢力圏だが、ここでの教会は建物の事だろう。
「悪くない案だな」
「申し訳ありませんが、そちらで行ってもらえませんでしょうか……私達ハイエルフはこの聖都の中では力がだいぶ制限されてしまうので」
この世界単体の『秩序』ならばそれも無理はない事だ。
「二人にはギルドの方で情報収集してもらおうか、別にそこで得る物が無ければ好きにして構わない」
「了解いたしました……」
次にするべきことが決まった所で私達は二手に分かれて情報収集をする事になった。
「ソウちゃん、教会ってお祈りする所だよね?」
「そうだが、今に限っては別にしなくてもいいぞ」
「そうね……『星神教』の本拠地だから、お祈りは形だけの方が良いかもしれないわね」
実際に、人類の祈りというものは神にとって重要なものだ。『想起』による神の強化が行われるからだ。
「何か手掛かりが見つかれば良いのだが……」
そう呟いて私達は教会へと足を踏み入れた。
……
「ところでヨイ、そんなに気を張り詰めなくても良いんじゃないか?」
「フゥ……」
ヨイは深く深呼吸をして話しだす。
「私だって、貴方の様に楽にしていたいわよ! でも私が真面目にやらないと貴方やらかすじゃない!」
「お……おう……悪かったって……」
かなりこの任務に重圧を感じていたようで、それに気づいていなかったセキは予想外の反応に対して少し狼狽える。
「これは……各々の精神面が結果に直結する気がとんでもなくするんだが」
「わかってるなら貴方もしっかりしなさいよ!」




