表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様の旅  作者: RENREN


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/49

世界の外 『破壊』の呟き

『創造』が旅に出てから数年。私はかなり暇だった。


「うーん、マジで暇。といってもどこかの世界に降りるのもアレなんだよねー」


 私は『破壊』だから世界に降りるリスクは『創造』よりも段違いに高い。最悪の場合世界を滅ぼしてしまうから。


「誰か帰ってこねーのかよ!『運命』でもクソ野郎の『時空』でもいいから~」

「呼ばれました、『運命』です」

「どわっ!!」


 いつの間にか後ろからのぞき込まれていて私は驚いた。


「帰ってきたのが『時空』じゃなくてよかったわ!」

「あなたほんとに『時空』嫌いですよね……」

「だってアイツマジで堅苦しいもん!『創造』の堅苦しさの方が断然マシだわ!」

「それについてはわたくしも同感ですが……」


『時空』は私達最高神の中で一番『秩序』にこだわりを持っていて堅苦しい。だから半数の最高神から嫌われている。


「そういえば、『運命』は世界で何してきたの?」

「『光』に連れられてよくわからないライブに行かされました……」

「アイツどうしたのよ……最近の『創造』よりキャラブレまくってるじゃないの……」

「あ、でもそこの世界はそこそこ居心地は良かったですねー。人類が『秩序』をそのまま使って暮らしていた。不本意だけど『時空』が好きそうな世界ですね……」

「いわゆる科学文明が発達してる世界って、『秩序』自体もそうだし、それ管理してる『神』も真面目で律儀すぎるよね……」

「まぁまぁ、今度わたくしと一緒にその世界に寄ってみませんか?」

「今度と言わず今行ってもいいのよ?」

「わかりました、行きますかー」


『運命』が背伸びをしながら歩き出す。私もそれについていく。


「そういえば『創造』のこと見てたんでしょう?」

「ああ、何ともうらやましい生活してるよアイツは」

「うらやましい……ですか」


 元々私も『創造』のように世界を旅したことがあった。


「あの時……私は失敗しちゃったからな……アイツにはそうなってほしくないわ」

「やっぱり『破壊』は見かけによらず優しいのですね」

「それとこれとは話が別だろーが」


 私はあの失敗を少し後悔している。『創造』が同じことを経験するのならば、堅苦しいから余計につらく思うだろう。


「ねぇ、『運命』……」

「なんでしょうか」

「……『神』って何なんだろうね?」

「……それは私も知りません。ですが……知るためにみんな旅しているんだと思いますよ?」


『神』は『秩序』が教えてくれる真実以外を知る知性があり、それを探しに行く足がある。


「やっぱり、こういうことは『運命』がいつか見つけてくれるでしょ」

「どうでしょうか?私ではなく『創造』かもしれませんよ」

「ははっ!いい冗談言うねぇ」


 私達二人はある世界へと降り立った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ