表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/85

一体どうすればいいのか(???視点)

ごめんなさい…お父様…ごめんなさい…お母様…



私が…私が愚かだったの…。


あの頃私は有頂天だった。みんなが私をちやほやしてくれた。



でもある日…私は学生の身分で身ごもってしまったことを知った…。


どうしよう…どうすればいい…?


相手の方は分からない…ある程度絞ることはできるけど…



誰にも相談できず、ずっとこれから自分はどうなってしまうのかっていう恐怖に怯えていた。



そして恐れていたことが起きた。



私の妊娠を知られてしまった…。あの人に…。




でも最初は優しかったの。私の事嫌ってたと思ったのに…。


私がつわりがひどくて学院を休まなければならない時、彼女が「私が何とかするから、気にせずゆっくり休みなさい」って言ってくれたの。その後安心したからか気を失うように眠ったわ。


それは彼女にとって都合が良かったから…。



ある日お見舞いに来てくれた彼女の手の甲に何やら魔法陣のようなものがうっすらと残っていたの。


私、お勉強は苦手だったけど一応神学やら何やらと神官に必要な教養の基礎くらいは知ってるわ。

だから彼女の手の甲の模様も何を意味してるかって分かったの。



あれは禁術よ。



私は馬鹿だから「一体なんの禁術を使ったの?」って聞いてしまったの。聞かなければ良かったのに。



そしたら彼女は途端に嫌な笑みを浮かべたわ。



そこからの記憶がないのよ…。目が覚めたら何日か経っていたの。

嫌な予感しかしなかったから、私は学院に行ったわ。




そこで驚きの出来事があったの。



私気を失ってから何日も経っていたのにその気を失ってる間学院を出席扱いになっていたのよ。

これは私の周りにいる殿方から教えてもらった情報だわ。

彼らは昨日一昨日の話題を私に振ってくれたけどもちろん私が分かる訳がないわよね?だから私は学院を休んでたから知らないわって言ったらどの方も訝し気に「昨日も一昨日もおりましたでしょう」って。



更に驚いたことに私にほとんどお声をかけないアルバート殿下とロイド様がちょっと聞きたいことがあるというから、私は彼らについて行ったの。



そして聞かれたわ…。




「あなたは…







聖女ソフィアに毒をもったか?」って…。




私は意味が分からなくて驚いたわ。

だってそうでしょう?確かに私はソフィアさんをあまり良く思ってなかった、ううん、寧ろ嫌いだった。

彼女のせいで私の立場がなくなったことなんか一目瞭然だもの。…でも妊娠を分かってしまった今寧ろこうなって良かったとも思っているけども。

流石に嫌いだからっていう理由で毒で殺そうなんて思わないわ。



本当にここまで意味が分からなくて…もうどうしたら良いか分からなくて…思わず全部彼らに話してしまったの。


妊娠のこと、つわりのこと、あの人が禁術を使っていたこと、そこから気を失っていたこと。

もちろんつわりがひどい時や気を失っていた時は私は学院を休んでいたということも話したわ。



「…んじゃもしやシアに近づいたのはあなたではなくて、その人だったってことか…」


最初アルバート殿下もロイド様も私の話を信じてくれていない様だったわ。これは…残念ながら私の日頃の行いが悪かったからよね、今なら分かるわ。


私いつも困ったことがあったら殿方に泣いて縋ってたもの。


でも話していくうちにアルバート殿下は思い当たることがあったのか、ぼそっと呟きロイド様と目配らせしてたわ。



「わかった、話しにくいことも話してくれてありがとう…

恐らく君のご両親も危うい状況に立たされているかもしれないから君含め君の家族も保護させてもらうよ。

君は一応念のため来週いっぱいまで休んでてくれ…マーキュリー嬢。あとここから君に頼みたいことがあるんだけど…」


そう言ってアルバート殿下は私に今後の動き方について私に助言してくれたわ。


私はここでようやく安心することができた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ