城塞都市リグロ
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インフルエンザ等により、更新ができませんでした。
「ほら、そろそろ中へ入るぜ」
トロギの言葉で、俺は我にかえった。どうやら、長い間見入ってしまっていたようだ。目の前に3メートルくらいの門があり、その両脇に軽装備の門番が立っている。
「リグロに入る目的は?」
「村の作物の納品と、生活品の買い出しだ」
「そこのヤツは護衛か?」
「あぁ、そうだぜ。例のハザマ人らしいからな護衛を頼んだんだ」
門番は手元の書類にメモを取っていく。
「では、入ってよし。ハザマ人の少年、ようこそ城塞都市リグロへ」
門番は笑みを浮かべてそう言った。
トロギの納品先が冒険者ギルドの近くにあるというので、そこまで乗せて行ってもらった。
「ほら、ここが冒険者ギルドだぜ」
そう言って、案内されたのは、木造の三階建ての建物だった。
「何から何までありがとうなオヤジ」
「なに気にすんな、護衛してもらったお礼だ」
「護衛といっても、何もしてないがな。次に護衛するときはしっかりとした仕事をさせてもらうよ」
トロギに苦笑して答えた。
「じゃ、期待してるぜ」
「あぁ」
そんなやり取りをしてトロギと別れ、冒険者ギルドに入った。多くの人で賑わっており、ほとんどが防具をつけた冒険者だ。受付に向かうと、茶髪のお姉さんが笑顔で迎えた。
「初めて見る顔ですね?私は、受付のカレンと申します。今日は素材の買取りですか?それとも冒険者登録ですか?」
「ゴブリンのドロップ品と冒険者登録を頼む」
「では、ドロップ品を出してくださいね」
言われたとおりに、カウンターの上に三度の戦闘で手に入れた、ゴブリンの爪3つと極上の魔石2つを置いた。
「買取りの方は全部で70ペルとなります」
そういうと、銭貨7枚を渡された。
あれだけ疲れたのに、銭貨7枚とは少ない気がするが、この世界の経済がどれほどのものなのかわからないので、なんとも言えない。
「次に冒険者ついてですが、冒険者ランクが1から500まで存在します。これはクエストを達成することで上がっていくものです。次に階級ですがFからSまで存在します。FからCまではランク50毎に上がっていきます。BからSはランク100毎に上がっていきます。ですので、初めての方はすべてランク1階級Fからのスタートとなります。以上が冒険者ランクと冒険者登録についてです」
そうカレンは言い終えると、F1と書かれたカードを渡してきた。
「これは身分を証明するギルドカードになるため無くさないでくださいね。再発行には1万ペル必要となりますのでお願いします」
どれくらい冒険者が稼げるのか知らないが、1万も払って再発行はできればしたくない。まぁ、滅多に無くすことはないだろうな。
「宿を探したいんだが、どこに行けば早く見つかりそうか?」
「どんな宿をお探しですか?安さなら城壁近くの宿がお安いですよ。値段を気にせず、快適な宿をなら中央道の宿がオススメですよ」
「ありがとう。色々探してみるよ」
そう言ってギルドカードと70ペルをズボンの中にしまい、冒険者ギルドを後にした。
カレンの情報を元にまずは城壁近くへ行く。
都市というだけあって人通りは多い。人が多いということは様々な人がいるわけであって、今、こうして俺に絡んできた奴らもいるわけだ。
「おい、お前。俺たちは金がないゆだけどよ貸してくれよ。そうすれば痛い間に合わずにすむぜ?」
そういわれ、路地裏に連れていかれる。
相手は多少喧嘩が強いであろうチンピラ二人、レベル1の俺が勝てるかは正直言って怪しい。試しに戦ってみるというのも手だが、それによる俺のメリットは無い。なら戦わないのが一番だろう。
「わかった。手元には20ペルしかないからそれでいいな?」
「チッ、たった20ペルしかねぇのかよ。まぁいい」
チンピラに20ペルを渡そうとしたその時…
「ふげぇ⁉︎」
何かがチンピラ二人の脳天に直撃して倒した。
「おーい、キミキミ」
「誰だ、どこにいる?」
「上だよ〜」
言葉どおり見上げると、青髪の少女が屋根に腰掛けてこちらを見ていた。
「見上げながら話すのは疲れる、降りてきてくれないか?」
「しょうがないなぁ」
降りてくることではじめてわかる鍛えられ、引き締まった無駄のない筋肉、軽装だがしっかりと実用性のある装備。明らかに俺より強い。俺と同じプレイヤーなのだろうか?それともNPCなのか?
「助けてもらったことには礼を言う。なぜ俺を助けた?」
「うーん、感かな?これから長い付き合いになるっていうね」
「感?まぁ、いい。俺はシー・レイン、君はなんて名前なんだ?」
「アシュ・ベルだょ〜。みんなからはアシュって呼ばれてるから、アシュって呼んでね」
「助けてもらって早速で悪いが、安くていい宿はないか?」
「それならいい所知ってるから付いてきてー」
彼女を信じついて行くか。助けてもらったのだから悪いようにはされないだろう。この時、俺はまだ彼女の感通りに長い付き合いになるとは思っていなかった…
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