第二項 変わらぬ海(第56話)
第一部 新世界の産声編 第三章 異なる世界、異なる人々 第三節 海上の少女
前日、そこそこ飲んでいた桃川さんだが、翌日に持ち越すようなことはなく朝から昨日と変わらず元気な様子だった。どうやら肝臓が強いようだ。
「お、百鬼さん! 海ですよ! 昼食は新鮮な海産物が食べたいですね!」
言われて視線をやると、確かに海が見えた。世界が変わっても海は大して変わらないように見える。
ただ、眼鏡越しだと妙に輝いているのが少し恐ろしくもあるが。いったい何が潜んでいるというんだ。
「おぉ、いいですね。俺も海産物はしばらく口にしていなかったので、久しぶりに食べたいと思っていた所です」
「では、昼はどこか良さそうな海鮮料理の専門店でも探してみましょうか。海鮮は久しぶりとのことですが、百鬼さんは今までどこに住んでいたので?」
「ああ、いや。忙しくてそれどころではなかったのと、最近は山奥に住んでいたので」
「そういう事でしたか。しかし、山暮らしですか。私は生まれも育ちも都会暮らしなので、そういう生活には憧れがありますね。実際の所はどのような暮らしで?」
「そうですね。俺自身はあちこち渡り歩いていたので野暮らしに慣れているというのもあって、特に不便などは感じないのですが、山奥となると色々と行き届いていないので、電気、ガス、水道のようなインフラがない暮らしを想像していただければおおよその想像はつくかと」
「インフラがない暮らしですか……流石に考えられないですね。それらの代替には何を?」
「電気は蝋燭、ガスは薪、水道は井戸水を使って過ごしていましたよ。それに、俺の住んでいた所では魔法が使われていたので、家電がなくても掃除、炊事、洗濯はそれほど苦でもなかったようです」
「おぉ、魔法ですか。それは羨ましい。実在しているとはいえ、私は未だに目にした事が無いんですよ」
「そうなんですか?」
「ええ、その眼鏡のおかげで魔力と言うものは見えますが、それを扱う術は才能に寄りますからね。世界にはいくらでも魔力が満ちているというのに、限りある者にしか使えないというのはなかなかに不公平だと思いませんか?」
それは初耳と言うか、そういう考えを持っていることが意外だった。
「え? 俺が居た所では大なり小なり魔力を持つ者なら、練習すれば簡単な魔法程度は使えると聞きましたが?」
俺自身、ほとんど魔力がない身ではあるが、実は簡単な魔法くらいは使えるようになっている。
みぞれが魔力が少なくても覚えておくと便利だからと生活魔法なるものを教えてくれたのだ。
これが魔力がない者でも使える魔法だというのだから驚きだったな。
「ほ、本当ですか? 私でも使えるのでしょうか?」
「桃川さんなら俺より魔力があるようですし、問題なく使えると思いますよ」
「ぜひ教えてください! ああっ、でも対価が!」
「あの、とりあえず視線を前に。事故は困ります」
「ああっ! そうでした! 余りに驚いたもので、つい……」
俺もそこまで食いつかれるとは思わなかった。
「俺も桃川さんがそういう認識だったことに驚きましたよ。それに対価ならいりませんよ。俺もちょっと教わっただけでできたので、魔法の中では一般常識的なものだと思いますから」
実際、魔力を扱うコツを教わった程度で使えたからな。ただ、想像力があまりにも足りないと失敗するらしいが、桃川さんなら大丈夫だろう。
「それはありがたい! では進路上の街まで少し急いで――」
「いや、そこは安全運転でお願いします」
この人、目的の為なら平気で不味いことをやらかしそうで怖い所があるな。気を付けよう。
道路交通状況が良かったのか、昼より早めに街に着いたので少し早い昼食となった。
桃川さんは携帯で海鮮料理の専門店を調べて良さげな店を見つけるなりその場で電話をして、すんなりと予約を取り付けた。
「これで良し、と。では店に向かいましょうか。個室が取れたので魔法のご教授をお願いします!」
「そこまで魔法が使いたいんですか?」
「それはもう! 子供の頃、自分の魔力の低さから魔法は使えないと言われて絶望したんですよ!?」
なるほど。本来使えない者に関してはそう言ったふうに記憶が改ざんされているわけか。
とはいえ、教わったからこそわかるが、使えないわけではないはずなんだがな?
この事態を引き起こした者にはその辺りに何か含む所でもあるんだろうか?
まあいいか。とりあえず教わった通りに教えるとしよう。
「それでは、店に着いたらまずは魔力の使い方から教えますね」
「口頭では難しいんですか?」
「少し集中する必要があるので、落ち着けるところが望ましいと思います」
「わかりました! お店はすぐそこなのですぐに向かいましょう」
そうしてついた店は本当にすぐそこだった。と言うか、随分と高そうな店じゃないか?
昔、会社の飲み会で利用した高級料亭みたいなところだ。
立地が海に近いと言うのもまた風情があって良いな。
「ここですか」
「ここです! せっかくなのでいいお店を予約しましたよ! あ、ここぐらいまでなら経費で落ちますのでご安心を!」
「そ、そうですか」
貿易会社って凄いな。いや、渡里貿易社が凄いのか。
桃川さんに連れられるまま店内へと入り、店員の案内で個室へ通された。
そして渡されたメニューから注文を済ませると、店員が部屋を出ていった。
通された部屋は何らかの取引にも利用される場所なのか、室内には高級そうな掛け軸が飾ってあり、窓からは広く整った中庭、その向こうには海が良く見えるという部屋だった。
「では、さっそく魔法を!」
店員が去ったのを確認するなり、桃川さんが詰め寄ってきた。すごい熱意だな。
「ああ、はい。それでは、魔力の使い方からですが、少し手を拝借しても?」
「ええ、どうぞ!」
結構な勢いで差し出してきた両手を取り、掌を上向かせて、下を向いた手の甲へ自分の手を添える。
「目を軽く瞑って、掌に意識を集中させてください」
「はい!」
「深呼吸をしてください。吸って……吐いて……吸って――」
と、深呼吸する桃川さんを魔力視の眼鏡(と言う名称らしい)で見ると、胸の辺りを中心に体内の魔力が少しづつ増えていった。
みぞれにはこう見えていたのか。おっ、そろそろだな。
深呼吸に合わせて増えていく魔力が掌付近まで来たところで、こちらの魔力を流した。
本来は掌付近まで来た魔力を感じ取って行うそうだが、視覚化されるとやりやすいな。
魔力を流すと同時に、ばちんっ、と静電気が弾けるような音が響いて「あだぁっ!?」と叫んだ桃川さんが両手をあげながら後ろに倒れ込んだ。まあ、最初はそうなるか。俺もそうなった。
「なんですか今のっ! 今のが魔力ですか? 掌から何かが突き抜けたんですがっ!?」
「はい、それで魔力が感じられるようになっているはずですけど、どうですか?」
「えっと……あっ! なんか身体中をじわじわとした物が動いてますよ! 気持ち悪いです!」
「それが魔力です。じきに慣れますから落ち着いてください」
「わ、わかりました。うぅむ、なんだかこそばゆくなってきました」
「大丈夫です。魔力が落ち着いてきた証拠なので」
「それにしても、今のは一体?」
「桃川さんの身体に流れていた魔力に俺の魔力を撃ち込んで反応させたんですよ。基本的に他人同士の魔力は反発し合う性質があるそうで、今の方法で魔力を強制的に認識させるというのが近年における魔法教育の初歩だそうです」
「そうなんですか……ああ、でも確かに落ち着いてきましたね。魔力も、なんとなくですが感じ取れます。これが魔力なんですね」
桃川さんは両掌を見つめて感動したように呟いている。
「では、魔力が感じられるようになったので、次は魔力を使ってみますか」
「魔力を使う、ですか?」
「はい、ここで少し話は変わりますが、桃川さんは血が滴るくらいの怪我をした経験は?」
「え? ええ、ありますけど。子供の頃に誤って指を切ってしまったことが」
「では、その時の感覚を思い出していただいて、指先から血が滴るようなイメージをしながら、指先に魔力を集めてみましょうか」
「わかりました。指先から血が滴るような……あの、魔力はどのように集めれば?」
わかる。最初はよくわからないからな。魔力があるのは分かるけど動かし方が良くわからないんだ。
「身体の中に魔力があるのは自覚されていますよね?」
「はい、今は言いようのないなにかが身体の中にあるような感覚があります」
「では、それを自分の血に置き換えてみてください」
この置き換えるというのも教わったままで、これが意外と簡単にできてしまって困惑したんだが、果たして桃川さんにも同じことができるだろうか? みぞれ曰く想像さえできれば問題ないという事なんだが。
「血に置き換える、ですね。わかりました……んん? なんか、指先が熱くなってきました。これって出来てますか?」
どうやらちゃんとできているようだ。この辺りは大人の方が伝わりやすいと言っていたが、本当らしい。
「はい、できています。それではそのまま、血の勢いを強くしてみてください。噴き出すようなイメージで」
「勢いを強くですね。こ、こうでぅあだぁっ!? ま、またさっきの静電気みたいなのが!」
こちらの指示に対して、すぐにバチンと言う弾ける音が聞こえ、無事に魔力が扱えたことが分かった。
「今のが魔力を使うという事です」
ついでに、ここまでの魔力の使い方は気の使い方にも通じる所があって、かなり似通った部分が多い。
「な、なるほど、これが……」
「では、それを応用して今度は魔法を使ってみますか」
「おお! ついに!」
「俺が教えられるのは生活魔法と呼ばれている簡単なものですが、くれぐれも悪用は厳禁ですよ?」
生活魔法は広まり始めた頃に誰でも使えるという事もあって、子供の悪戯が頻発したらしい。
「ええ、そのようなことはしませんとも!」
「それじゃあ、一つずつ行きましょうか。生活魔法は基礎属性に一つずつと言われていて、地水火風の四つが存在します」
「地水火風ですか。水と火はなんとなく想像がつきますね」
それは俺もそうだったし、大抵の人はそうだとみぞれに教わった。
「それでは、まずはそのどちらかを使ってみせましょうか。どちらが見たいですか?」
「そうですね。まずは水をお願いします」
「わかりました。あっ、せっかくなので一つ体験してもらった方が良いですね。その水を飲んでいただけますか?」
「え? ああ、お冷ですか。わかりました。ちょうど喉も乾いていたので――ふう、これで良いですか?」
別に全部飲む必要はなかったのだが、水を飲み切った桃川さんが空になったグラスを掲げた。
「はい、ではそのグラスを貸してください」
「どうぞ」
そうして差し出された空のグラスを持ち、教わった生活魔法を使う。
「生活魔法・水」
声に出して魔法を使うと同時に、グラスの中に水が溜まりだした。
本来は詠唱なんかは要らないそうなんだが、慣れないうちは声に出した方が上手く行きやすいという事で、こうして声に出している。
「おぉぉ! 水が溜まっていきますよ! あ、止まりました。これ、調節は自分で行うんですか?」
「はい、要領としては先ほどの血のくだりを意識してもらえれば」
「おお、そういう事ですか。なるほどぉ」
と、返事をする桃川さんの視線はグラスに釘付けになっていた。
「はい、あ、飲んでみますか?」
「是非! 魔法で作られた水なんて初めてですよ!」
グラスを返すと、受け取った桃川さんは宝物を見つけた子供のように目を輝かせながらグラスの中の水を見つめた後、一口飲んで何とも言えない顔をした。
「えっと……水、ですね」
「ええ、水ですよ?」
「なんといいますか、魔法で作られた水なので、てっきり美味しいものかと……」
それは流石に夢を見過ぎだと思うが、気持ちは分からなくもない。
「まあ、言ってしまえば純水なので、特別美味しいものではないかと」
「あー、美味しい水は純度が低いですからね」
「とはいえ、魔力量が高い者が作る水の中には美味しい物があるそうですよ」
「となると、そういう成分をわざわざ生成してるんですかね? 魔法と言うのは奥深いですねぇ」
「さあ、桃川さんもどうぞ。魔法を使う際には先ほどの俺のように使う魔法を口に出すのと、魔力を水に置き換えるようなイメージが必要です」
「わかりました。では――生活魔法・水!」
グラスを持ったまま、集中した様子の桃川さんが呪文を口にすると、グラスの中の水が増え始めた。
「おぉっ! できまし――あぁっ! 止まってしまいました」
「とまあ、そのように集中力を乱すとすぐに止まってしまいます」
「集中力も大事なんですね。とはいえ、出来てましたよね!」
「はい、しっかりとできていました。じゃあ、次は火を使ってみましょうか」
「あ、待ってください! 次はお手本がなくても行ける気がします!」
「お、自信ありですか? ではどうぞ。火傷には気を付けてくださいよ?」
「大丈夫です! では――生活魔法・火! あっ――づぅいっ!?」
桃川さんがパチンと格好を付けて指を鳴らしながら呪文を唱えた瞬間、ぼっ、とライターの火のような小さな炎が桃川さんの親指に灯り、その熱さに敗北した桃川さんは床を転げ回った。だから火傷には気を付けろと言ったのに。
「こ、こういうのって不思議な力で火元は熱くならないものじゃ……」
水が入ったグラスの中に親指を突っ込みながら桃川さんが嘆いている。
「残念ながら、魔法はそこまで万能じゃないですよ。そういう方法もあるそうですが、専門的な知識が必要だそうなので、俺にはそこまでは教えられません」
「そうなんですね……ちなみに、火の魔法はどうやって使えば?」
「さっき水を出す時、直接手から出したわけではないですよね?」
「ああ、言われてみれば。つまり、それもイメージが大事だと?」
「そうです。森川さんは俺の手本を見ていたからグラスに直接水を出すことができていましたが、火の魔法はお手本なしに自身のイメージで行いましたよね?」
「はい、ライターやマッチを使うようなイメージだったのですが、イメージの仕方が悪かったようです」
「それが解れば次は失敗しないと思います」
「そうですね。生活魔法・火! おぉっ! 今度はできました!」
二度目の火魔法はしっかりと指から離れた位置に火が出ていた。
「それにしても、生活魔法と言うのは地味に便利ですね。サバイバルで役に立ちそうです」
「残りの二つもサバイバルで役に立ちますよ。本来はそういう目的で開発された魔法だそうですから」
「残りは地と風でしたよね? いまいち想像がつかないのですが」
「それはですね――あ、そろそろ料理が来ますね。あとにしましょう」
部屋の外からカラカラと配膳車の音が近づいて来た。
「お、そうですね! いやぁ、魔法を使ったからなのか、やけにお腹が空いてきました」
それはわかる。絶対に魔力以外の何かを消費していると思うのだが――
「わかります。とはいえ、因果関係はないという話ですよ」
「そうなんですか。まあ、事実としてお腹は空いているので良しとしましょう!」
「それもそうですね」
話している内に配膳車が部屋の前で止まり、すっと襖が開いた。
「お待たせしました。料理をお持ちいたしました」
「はい、お願いします」
運ばれてきた料理は配膳係の者が手際よく並べながら一品ずつ丁寧に説明してくれた。
説明はくどくどと長ったらしいものではなく、料理名と素材、美味しい食べ方等をわかりやすく伝えてくれた。
そうして全ての料理を並べ終えた配膳係の者は丁寧に頭を下げてから「どうぞ、ごゆっくりお召し上がりください」と言い残して去って行った。
それにしても料理の説明が上手かったな。話だけで料理への期待値が高まった。
それは桃川さんも同じだったようで、言葉少なに言った。
「さて、食べましょうか」
「そうですね」
以前、本当に美味い物を食った時は言葉なんか出てこないと言っている奴がいたが、今回食べた料理はまさしくそれだったと言える。
食後、互いに苦笑しながら言い合った。
「百鬼さん、夢中で食べていましたね」
「桃川さんこそ」
実際、双方食事中は一切言葉を交わさず黙々と食べていた。
「ははは、評判は聞いていましたが、まさかこれほどとは思いませんでしたよ」
「はい、値段にも納得――いや、そう言えばどれくらいの値段でした?」
思い起こせば、渡されたメニューには値段が書かれていなかった気がする。
店に入ること自体が久しぶりだったのですっかり忘れていたが、まさか時価と言う奴だろうか。
「いやー、どうなんでしょうね? 本当に経費で落ちるのかな……?」
本当に大丈夫なんだろうか? 奢りとは言え不安になる。
「お金、足りますかね?」
「いえ、カードがあるので支払いは問題ないですが、これが経費で落ちなかったら、しばらく小遣い抜きになる恐れが……いや、大丈夫です! たぶん、きっと……」
「それでも小遣い抜きで済むんですか」
「いえいえ! これがまた結構な死活問題なんですよ!」
「そうなんですか?」
「ええ! 私の趣味がとある物の蒐集なのですが、その為にはお金が必要なのです!」
「ああ、趣味ですか。大半の趣味はお金がかかりますからね」
俺は特に物を集めるような趣味はなかったな。
そう言えば勤めていた会社の先輩が鉄道模型を集めていたな。
一度コレクションを見せてもらったが、あれはすごかった。なにしろ、自宅の一部屋を丸ごと専用の部屋にしていたからな。
「はい! それで、その蒐集物と言うのがヒーローフィギュアでして」
「ヒーローフィギュアですか? それくらいなら大した値段にならないのでは」
「とんでもない! 手の込んだ造りの物だと一体あたり百万以上はしますよ!」
「百万!? フィギュアって、子供が遊ぶ人形ですよね?」
「まあまあまあ、ひとまずはこれをご覧ください」
と、携帯を操作した桃川さんが画面を突き付けてくる。
そこにはどこかで見たような姿の怪人が映っていた。
「ええっと、フルアクションフィギュア 正義の怪人【悪鬼】第二形態……第二形態?」
悪鬼と言うのは俺の事だとわかるが、第二形態とは?
画面に映っている変身後の俺によく似た……本当に細かい所までよく似ているな。ともかく、その人形は確かに俺が変身した後の姿に違いないが、第二形態とは何のことだ?
「ご存じない!? 悪鬼には第二形態の前の第一形態がありまして、この姿の前――悪鬼の姿が確認された頃に他の怪人と戦っている姿が確認されていたのですが、その姿がこれより禍々しいフォルムでして」
「あ、あー、あの姿ですか。思い出しました」
そう言えばあったな。変身して間もない頃の姿だ。あの頃は姿が安定しなかったんだ。
確かにあれは禍々しい姿だったかもしれない。
「そうですか! それで、明らかに第一形態の方が強そうなのに、このすっきりとしたフォルムの第二形態の方がより強いというギャップで当時は見た目詐欺と呼ばれていたんですよ!」
「見た目詐欺、ですか……ははは」
怪人化した姿についてそんなふうに言われているとは思わなかったな。
しかし、そうか。俺、知らないうちにフィギュア化していたのか。
変身はあと一回しかできないそうだし、見てみたかったと言ってくれたお雪さん達にお土産として買って行こうかな。喜んでくれるだろうか?
桃川さんは趣味語りがノってきたのか、俺の他に居たという【正義の怪人】や【ヒーロー戦隊】なんかについて語り始めた。これは長くなりそうだ。
……あぁ、ここから見える海は綺麗だな。
フィギュア化していた燈牙でした
自分がフィギュア化されるってどんな気持ちなんだろ?嬉し恥かし?




