第一項 見慣れない生物(第55話)
第一部 新世界の産声編 第三章 異なる世界、異なる人々 第三節 海上の少女
燈牙視点
ここからの四話は男二人旅となります
「百鬼さん! あれ! あれ見ましたか!? 大きな芋虫!」
「桃川さん。よそ見をしないでください。事故は不味いですよ」
「おっと、そうでした! いやー、出張はかなり危険だと同僚には言われていたのですが、意外と大丈夫なものですねぇ」
車に乗せてくれた男――桃川太郎助さんは出張からの帰り道の最中に魔獣ヶ原で魔物らしき大きな兎に進路妨害を受けていた所に遭遇した人だ。
有名な貿易会社勤めの営業マンという事もあり、饒舌な彼は同乗してからの大半をしゃべり続けている。まあ、こちらが口下手と言うのもあるのだろうが。
しかし、彼のおかげで長らくご無沙汰だった市井の情報をある程度仕入れることができた。
聞けば聞くほど浦島太郎にでもなったような心持ちにさせられたものだが、いくつかの懸念事項が晴れたので、結果としては聞くことができて良かったと思う。
特に朗報だったのが秘密結社の保有していた怪人化技術を一人で支えていたと言っても過言ではないクソジジイが死んでいたという物だった。
クソジジイ。通称を地獄の賢者と呼ばれていた奴は、何度も仕留めそこなった標的の一人だっただけに死んでいたことに違和感を覚えはしたが、結社が崩壊する前に逃げだした所を偶々遭遇した桃川さんの所属する渡里貿易会社の戦闘部隊が仕留めたらしい。肩を負傷していたらしいから、奴であることは間違いないという事で、今度こそ死んだのだと思った次第だ。
奴の肩の負傷は奴の一番の被害者によってつけられたものだからな。
彼女の執念が奴の生き汚さに勝ったのだろう。
「桃川さんはさっきから魔物を見て喜んでいるようですが、そんなに珍しい物なんですか?」
正直なところ、俺には何をどう持って魔物と判断しているのかはわからないのだが、桃川さんには分かるんだろうか。
お雪さん達の村落に居た頃、見回りをしていて何度か交戦したことはあるが、精々が大きな獣と言った印象でしかない。
「それはもう! この通り、私は会社勤めのしがないサラリーマンですからね。実際に魔物を目にする機会なんて、今回が初めてですよ!」
「そうなんですね。俺も魔物についてはよく知らないんですが、何をもって魔物だと判断しているか教えて貰っても?」
「ああ、なるほど。実はこれなんですが」
と、掛けている眼鏡をくいっと持ち上げる。
「眼鏡が何か?」
「はい、実はこれ、会社から支給されている物でして、一般人にも魔力の可視化ができるようになっているんですよね。なので、これで魔物を見ると一目瞭然と言うわけなんです」
「魔力か。俺には魔力が殆どないと言われたんですが、その眼鏡ではどのように見えますか?」
「そうですね。確かに一般的な魔力量とは言えないくらいには低いようですが、我々人族には魔力がないからと言って特に影響はないですからね。私も魔法は使えないですし」
桃川さんは俺と同じ世界の人間のようだが、前の世界にはなかった魔力の存在を認めているし、自信を人間ではなく人族と称している。世界融合の影響を受けた普通の人達はこういった認識になるのか。
「どうかしましたか?」
「いえ、何ともないです。それで、その眼鏡で見ると一目瞭然という事は、魔物と言うのは魔力が高い生き物なんですか?」
「はい、全身に魔力が行き渡っているのがよくわかるので、かなり眩しく見えますよ」
「眩しいんですか。運転中にそれを掛けるのは危ないのでは?」
「そうですね。遠いぶんにはともかく、急に前に出てこられると百鬼さんと出会った時みたいになりますよ」
「ああ、そういう事だったんですね。さぞかし眩しかったでしょう?」
「はい、急なことだったので驚きましたよ。ただ、魔物には好戦的なものも居るそうなので、掛けないわけにも――あ、良かったら私の代わりに掛けて貰えませんか?」
「俺が、ですか?」
「はい、魔物が近づいているようであれば教えていただけると助かります。それなら私も運転に集中できますし」
確かに、魔物を見かけるたびに視線がそちらに向かっていたからな。
「そういう事ならわかりました。使い方のような物は?」
「掛けるだけで大丈夫ですよ。どうぞ」
そう言って、きっちりと眼鏡を拭いてから手渡してきた。気遣いが凄い。それとも綺麗好きなのだろうか?
「ああ、どうも。度は入っていないんですね」
「はい、度が入っている物もありますが、それは魔力が見えるだけですね。それで、どうですか?」
「ああ、なんだか全体的にぼんやりと光っている様な? これが魔力ですか?」
「はい、街中だとそうでもないんですが、自然の豊かな所ほど魔力が良く見えるんですよ」
「これが魔力ですか……確かに綺麗だ」
眼鏡を掛けただけなのに、見える風景が幻想的なものに見える。
初めて気が見えるようになった時と同じ感動を、再び味わうことになるとは思わなかった。
「すごいでしょう? 私もそれをいただいた時には毎日かけていましたからね! それで夜空を見上げると、これがまた美しいのなんの!」
「夜空ですか?」
「はい、特に双月。赤い月と青い月が綺麗に映るんですよ。普通の月は魔力が薄いので双月程ではないですが、それでも薄ぼんやりと光り輝くので、そちらの方が好きだという方もいるんじゃないでしょうか?」
赤い月と青い月はまとめて双月と言うのか。確か、それぞれ詠月と澪月だったか。
「そういう事なら見てみたいものですね」
「はい、貸しますのでぜひご覧ください。あ、今日は途中の街に立ち寄って宿を取る予定なのですが、確か百鬼さんには持ち合わせがないんですよね? そちらもお貸ししましょうか?」
それはありがたいんだが、流石にそこまで貸しを作るのはどうなのだろうか。
そう言えば、旅立つ前日に路銀の足しにして欲しいとみぞれから渡されたものがあったな。
何かの綺麗な石なんだが、十粒ほど貰った。
大きさには多少のバラツキがあるがパチンコ玉程度からそれ以下、薄い青色で氷のように透き通った石で、内部に雪の結晶のような白い模様が入っている。
「持ち合わせはないんですが、どこかの換金所を教えてくれると助かります」
「換金所ですか? 何か換金する物が?」
「ええ、路銀の足しにと渡されたものがあったのを思い出しまして。これなんですが」
と、みぞれから渡されたそれを桃川さんに見せた途端、彼が急ブレーキをかけた。
危ないな。他に走っている車が居なかったからよかったが、下手すれば事故を起こしていたぞ。
それにしても、この反応は何なんだろう?
「ど、どうされました?」
「そ、それは、氷雪結晶ですよね? 一体どこで?」
そんなに珍しい物なのか? みぞれはこの程度なら幾らでも手に入るようなことを言っていた気がするが、この様子を見る限りはそうでもなさそうだな。
あいつは、いったい何を寄こしたんだ?
「あー、その、知人に貰いました」
「知人、ですか? もしかして、その方は雪女だったりしませんか?」
みぞれは正確には雪女ではないし、ここで正直に言ってしまうのも危うい気がするな。
「まあ、縁のある者とだけ伺ってます」
「そうですか……もし本物であれば、ちょっとしたひと財産になりますよ」
ひと財産? とんでもないものを寄こしてきたな!
「そ、そうなんですか? それはまた、とんでもないものを貰ってしまったようで」
「本当ですよ! 私だって本物は初めて目にしました!」
「あー、偽物とかがあるんですね?」
「ええ、ですが偽物はこの内部の結晶の造りが甘いのと、何よりここまで綺麗に透き通った青色を出せないんですよ。これは間違いなく天然物です。私も持ち合わせがあれば買い取りたいくらいです!」
「桃川さんが?」
「ええ、私の妻が宝石商であると同時にコレクターでもありまして、常日頃から氷雪結晶が欲しいとねだられているのですよ。うちの会社でも稀に扱うのですが、すぐに買い手がついてしまう位には希少なのです」
夫は貿易会社の社員で妻は宝石商か。まさか奥さんのために貿易会社に勤めているんじゃないだろうな?
「よかったら差し上げましょうか? 海上都市までの運賃として、どうです?」
「えっ、いやっ、でも流石にっ、それは……」
おお、揺らいでいるな。もう一押しか。
「それでは、海上都市までにかかる俺の分の費用の全てを桃川さん持ちでどうでしょう?」
「いやっ、それでもこれの価値には敵わないんです! 百鬼さんはこの石の価値が判っていない!」
まあ、俺にとってはみぞれに貰った綺麗な石と言う認識でしかないわけだが。
「まあ、判らないですね。綺麗な石だとは思いますが、これは私の知人が私を思って持たせてくれたものなので、私良いと思った方にこそ差し上げたいんです。どうしても足りないというのであれば、いずれまた再会した時に支払うという事では駄目でしょうか?」
「うぅぅぅむ……わ、わかり、ました。百鬼さんがそこまで言うのであれば、受け取らせていただきます。も、もちろん補填分は必ず支払いますので! い、一年! 一年後に我が社までお越しいただければ!」
一年後か。桃川さんの給料がどれほどなのかはわからないが、有名な貿易会社の社員の給料で一年分か。そこまでの値段なのか、あの石は。
「わかりました、それでは一年後にお伺いします。では、今回の所は海上都市までにかかる費用をお願いします」
「もちろん! すべて私にお任せください! これでも社の稼ぎ頭ですから!」
「ははは、これは頼もしい」
稼ぎ頭か。さぞかしいい給料をもらっているんだろうが、そうなるとさらに石の価値が上がるわけだが、みぞれの奴め、本当にとんでもないものを渡してきたらしい。まだ九粒もあるんだぞ。どうしろと言うんだ。
欲しかったものが手に入ったからか、本日の宿泊地となる街に着いてからも桃川さんの様子はずっとご機嫌だった。
どれくらいご機嫌かと言うと、適当に入った居酒屋で酒を頼んだのは良いものの、酒を飲む手が止まらない。
流石に飲み過ぎじゃないか? 明日の運転に支障が出るんじゃないだろうか?
俺も運転こそ出来るが、免許証は結社に誘拐された時に紛失したままなので更新もしていないぞ。
「乾杯! いやぁ、百鬼さんと出会えて本当に良かった! たまには出張もしてみるもんですね!」
「そう言えば出張をされていたようですが、出張先は内陸の方だったんですか?」
「ええ、取引先が山に囲まれた街の中でしたので、滞在中に雪女の情報が得られないかと志願したんですよ」
「ああ、それで。結局、雪女の情報は得られたんですか?」
「あ、はい。得られたと言いますか、直接会う事が出来ましたよ」
「そうだったんですか? ん? それじゃあ、氷雪結晶は?」
「そうなんです。交渉はできたものの、決裂しまして」
「それはまた……相手の条件は、やはり金銭で?」
「いえ、どうしても欲しければ自分達の里に来て一年ほど過ごせと言われてしまいまして。流石にそれは無理だという話に」
いくら欲しいとはいえ、妻子がある身でそれは無理か。
「それは厳しい。しかし、どうしてそんな条件に?」
まあ、実体験した身として凡その想像はつくが。
「さあ、私もよくわからなくて。諸説ですが、彼女らは女性しか生まれないため、自分達の住処に男を連れ込むという話を聞いたことがあります」
里と言っていたし、お雪さん達の村落とはまた別の所らしいな。彼女らの場合は自分達から外に出て子を成してから帰るという話だった。
場所が変われば手段も変わるのか。いや、もしかしたらその里とやらの雪女達はお雪さん達のような武闘派とはまた違う雪女なのだろう。
「そうですか。氷雪結晶の入手方法などは?」
「聞いては見ましたが、はぐらかされてしまいました」
「そうでしたか」
何か特殊な方法でもあるんだろうか? 雪女が所有していることが多いようだから、雪女由来のなにかなんだろうが、想像もつかないな。
やるべきことを終えて村落に戻ったら、みぞれに聞いてみるとしよう。
「目的のものは手に入りませんでしたが、おかげさまで百鬼さんに出会えましたからね。あの時、出張者に立候補した私を褒めてあげたい! あ、もちろん本来の出張の目的である交渉は上手く行きましたよ! あの地域の特産物や鉱石類は我が社の取引先には無かったものですからね!」
それはもしや、世界の融合が影響してるんじゃないだろうか?
世界が融合しているくらいだし、これまでになかったものがあってもおかしくはないからな。
「それはよかった。さて、そろそろホテルに帰って休みましょう。明日も早いんですよね?」
「おお、そうでした! すみませーん! お会計でぇ!」
酒には強い方なのか、多少思考は鈍っているようだが、呂律や足元はしっかりとしているな。
そうして店での会計を済ませ、夜風に当たりながらホテルへと向かう。
その最中、ふと思い出して桃川さんから借りた眼鏡を掛けて夜空を見上げてみた。
「おぉ、確かに綺麗だ……?」
「んんぅ? 百鬼さん、どうかしましたかぁ?」
「……いや、これは想像以上ですね」
「そうでしょう!? どのような芸術作品にも劣らぬ光景だと思いませんか!?」
「そうですね。俺もここまでのものを見るのは初めてです」
眼鏡を掛けて見上げた夜空には、ひときわ輝く二つの月と淡く輝く見慣れた月、そして、明らかに見慣れない生物が夜空を横断するように駆けていた。なんだあの生き物は?
眼鏡をずらして直接視認してみるが、何も見えない。魔力が見える眼鏡で視認できるという事は魔法か何かで姿を隠しているのか? 気を視る要領であれを視たらどうなる?
好奇心に駆られて村落で修得した気を視る要領で視認してみると、それの威容がはっきりと目視できた。
「桃川さん、飛行機よりも大きな生き物って見たことがありますか?」
「えぇ? 子供が生まれる前に妻とホエールウォッチングに行って鯨は見ましたけど。飛行機より大きかったかどうか。あとは、直接見たことはないですが嵐の神獣と呼ばれているありがたい存在が居るとか」
「その神獣と言うのに角は生えていますか?」
「角ですか? 無かったと思いますが――あ、確か麒麟と言う名前で呼ばれている雷鳴の神獣が角有りでしたね。それがどうかしましたか?」
キリン? ああ、麒麟か。神話か何かの話で見た覚えがあるが、言われてみたら似ているかもしれない。
まさか実在するものだとは思わなかったが。
「これで空を見て欲しいんですが」
論より証拠だな。
俺は掛けていた眼鏡をはずして桃川さんに渡した。
「はあ、いったいなにが……おぉっ! あ、あれは確かに麒麟ですよ! この目で見たのは初めてです!」
「それは良かった」
しかし、あの麒麟と言うのは凄まじいな。魔力は勿論、気の密度がそこらの生物とは段違いだ。
今の世界にはあんなのがうろついているのか。幸いにもあれは見境なく暴れるような存在ではないようだが、恐ろしいことになっているな。まあ、いたずらに敵対するような真似をしない限りは大丈夫だろう。
「いやぁ、珍しいものが見られましたねぇ」
飛び去る麒麟を見送った後、桃川さんがこちらへ眼鏡を渡しながら言った。
麒麟を見たことで多少は酔いが覚めたらしく、足取りが軽くなっている。
「そうですね。良い体験になりました」
「あ! どうせならカメラで撮ればよかった! 娘が喜んだかもしれないのに……」
「わざわざ眼鏡越しに撮るんですか?」
「いえいえ、我が社で支給している携帯端末がレイフォンの最新機種でして」
レイフォン? ああ、近年の携帯電話の呼称のひとつか。そちらは確か大手のコンピュータ会社が出している物だったはずだな。
「最新機種には魔力を捉える機能が?」
「ええ、少し前に出たばかりの売れ行き商品なんですが、社長の伝手で社用分を確保したそうでして、こうして出張用に一台借り受けることができたんです」
「ではせめて夜空を撮ってみては?」
とは言ってみたが、あれだけ綺麗だと褒めていたのだし、既に撮っているだろうか?
「おお、それもいいですね。実はまだ試していない機能なので、撮ってみましょう」
「まだ試してなかったんですか?」
「ええ、今回の取引先は最重要とのことだったので、それどころではなかったんですよ」
「それは、しょうがないですね」
「わかってくれますか?」
「ええ、それはもう」
遠い昔の事ではあるが、元会社員としてその気持ちはよくわかる。
昔の俺なら胃痛で吐きそうになりながら取引に挑んでいたかもしれない。
桃川さんは幾らか写真を撮ると――
「では我々も記念に一枚、どうですか?」
「え、俺もですか?」
「旅は道連れ世は情けと言うでしょう? せっかくの出会いですし、我々の友情の記念に一枚という事で」
「まあ、そういう事でしたら。ところで、どうやって?」
「お任せください。これをこうして、そしてこう!」
桃川さんは携帯のカメラを操作するなり、こちらと肩を組んできた。
まるで学生のノリだな。なんとも懐かしい。そして恥ずかしい。
「うおっ、近くないですか?」
「まあまあ、いい感じの画角を探すのでしばしお待ちを」
「うぅむ、この手のノリは久しぶりで……」
「はっはっは、私もですよ! 歳を取ると、どうしても大人の距離感と言うものが出てしまいますからね。ですが、今は酔っているので勢いでいけます!」
桃川さんも酔いはほとんど覚めてるだろうし、俺に至っては全く酔っていないんだが、まあいいか。
「それにしても百鬼さん、がっしりしてますねぇ。随分と鍛えていらっしゃるようで」
「そうですか? 桃川さんも思いのほか筋肉がついてるようですが」
「私の場合は妻に勧められてジム通いしてますからね。筋肉フェチなんですよ。お、ここですね。では撮りますのでカメラのレンズに目線をどうぞ」
「カメラのレンズ。ああ、ここですか」
「そこです。では、パシャリ、と。よーし、なかなかいい絵が撮れました! ほら、月をバックに男二人! 渋いですねぇ!」
「おお、こうなるんですね。確かによく撮れてる。それにしても、我ながら眼鏡が似合わないな」
「おや、そうですか? 知的な感じがして女性にモテそうですよ」
「そうですかね? どちらかと言うと地頭は良くない方なんですが」
「おや、奇遇ですね。私も同じですよ。学生時代はずいぶんと苦労しました」
「わかります。俺なんかは部活に打ち込み過ぎて赤点を取ってしまって補習漬けでした」
「私は赤点こそぎりぎり回避していましたが、点数の低さが親にバレて塾通いでしたよ」
「「……」」
どうやらお互いに学生時代は苦労したらしい。
「よし! ホテルでもう一杯と行きましょうか!」
「明日も早いんでしょう? 一杯だけですよ」
「はっはっは! これは手厳しい!」
本当によく喋る人だな。ついこちらも喋り過ぎてしまう。
いらぬことを口にしないように気を付けないとな。
上機嫌で前を歩く桃川さんを目にしつつ、俺は自身の気の緩みを律するのであった。
燈牙の口調はキャラ変というわけではなく他人に対する素の口調です(割とごく一般的な対応かと)
怪人化する前の彼は普通の会社員だったので、その時の口調と思っていただければ幸いです




