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可憐の過去と告白そして提案

「私ね、昔は、気が強かったんだ。

それで、友達がいじめられてて、その友達を救おうと、そのいじめっ子達に、立ち向かったんだけど。」


「その友達の子がね、今度は、私をいじめてきたんだ。」


「お弁当を落とした子の話前にしたよね。その子が、前に私の友達だった子。」


「それで、それを注意したのが、穂乃果なの。」


「昔の私と穂乃果が被って見えたの。だから、私と穂乃果親友になれたんだけど。」


「結局穂乃果にも、裏切られた。だから、余計に穂乃果に、失望して、怒りが湧いてきたの。」


「だから、仲直りは難しいの。」

彼女は過去と、穂乃果への想いを語った。


「ありがとう、つらい体験話してくれて。」


「穂乃果に聞いたんだけど、それは、誤解だって話をするよ。」


「まず、俺は可憐が思ってるような人間じゃないから、2人同時に好きになるようなやつなんだ。



「だから、可憐があの時告白してたら、可憐と付き合ってたと思う。」

もちろん穂乃果への想いのが強かった。けど、可憐のことも好きだった。


「修学旅行一緒にまわるのを可憐が、提案したのを、俺はそうしたなかったのは、俺の誕生日の時もそうだけど、先に約束してたからさ。」


「けど…穂乃果は、告白して失敗するって思ってたんだよ。それは、私を計画的に嵌めようとしたんだよ。」


「それは違う。穂乃果だって本当は、可憐に告白なんてさせたくなかったと思う。」


「可憐も大事だから、先に告白させるって思ったんだよ。決して嵌めようとかそう言う気持ちで言ったんじゃない。」


俺は泣きながら言った。


「そっか、私が穂乃果信じてあげてれば、晴人と付き合えたんだね。友達を信じてあげれなかった、天罰だね。」


「可憐、今からでも大丈夫さ。」


「私、晴人に教師になるのが夢って言ったのに、友達信じれないなんて、失格だね。晴人のがよっぽど教師に向いてる。」


「晴人凄いよ、私と穂乃果にあった誤解ちゃんと解けるだもん。」



「いや、教師に向いてるよ、可憐は優しいし、そう言った経験で、誤解しただけさ。穂乃果とまた、やり直そう。」


「無理。」


「ん?? 無理?」


「穂乃果とは、もう友達になるのは無理。」


「何故? 誤解解けたし、まぁ可憐が嫌なら、無理に仲良くすることはないけどさ。」



「嫌とかじゃないよ。無理なの。何故なら、私晴人のことが世界一好きだから。今日晴人と話したことで、そう思ってしまったの。」


可憐視点



私は、穂乃果の事を嫌いになった訳じゃない。気持ちが薄れた訳でもない。


ただ彼を…晴人の事が、好きで好きで堪らなくなった。


例え友達に戻ったとしても、この気持ちを抑えるのは無理。だから、彼に無理と伝えた。


私は、穂乃果を憎んでさえいた。けど、彼はその憎しみを、簡単に無くしてしまった。


でも…これから彼とどう接したらいいか…彼のこと世界一好きだなんて、今更告白しても遅い。


分かっていても、伝えたかった。


「晴人、私2番目の彼女でも、いいよって言ったらどうする?」


「…俺さ中学の頃いつも透が1番で、俺が2番目だったんだ。2番目の男ってよく言われてて。」


「だから、2番目のつらさ分かる。そんなの虚しいだけだよ。」


虚しくてもいい、でも、晴人は、そう言うことしたくないのは伝わる。


「私も、穂乃果の下位互換って言うのかな。いつもそんな感じに扱われてた。」


「2番目のつらさ、分かってるよ。」


「それでも、あなたと一緒にいたい。」涙を流して彼にそう言った。



どうして私は、晴人と穂乃果の仲を応援したんだろう。誕生日に告白しなよ。そう言ってしまった。


違う! 一緒に修学旅行まわろうって断られても…それでもしつこく彼に言えば良かった。



晴人が好きなのは私の清楚な部分だけれど、もし積極的にアプローチしていたら違った結果になってたんじゃ…ないのかな。



もう遅い…けど、全てを捨てても、性格すら捨てても、彼さえいれば良いとさえ思える。



「晴人に提案、友達彼女にして。」


「友達彼女?」


「うん、晴人といつまでも、キスとかなしな、友達彼女。」


「それって友達じゃないの?」


「ううん、友達彼女。その代わり穂乃果と仲良くしようと思う。ただ、晴人と、穂乃果が目の前でイチャイチャとかそういうのなるべく避けてくれるのが条件。」


「いいのかな? それに俺の為に無理に友達に戻るって言うのも、違う気がするし。」



「晴人の為だけじゃないってば、良いよね? それで。うんって言ってくれれば私から穂乃果にきちんと謝って仲直りするから。」



そう彼に言った。嘘はついてない。けど本音は違う。正直に言えば、穂乃果と友達に戻ったら、彼にアプローチが難しくなる。


けど、彼の側にいる為には、穂乃果と友達に戻らなければ、遠ざけられる。


そういった、自己嫌悪に陥る、最低の計算でそう言ったのだ。


彼は、私の提案に、しばらく考え込む仕草をした。


「分かった! 良いよ。可憐も考えてそう決断したんだろうから。」彼は笑顔でそう言った。


彼は、多分勘違いしてるんだろう。だって私が、こんなに腹黒なんて思ってないだろうから。


「交渉成立だね。じゃあ早速チャットするから待ってて。」



「穂乃果、晴人から聞いたよ。ごめんなさい、穂乃果のこと誤解してた。」


「彼の説明聞いて、私の事も尊重して、そう言ってくれたのが分かった。」


「良い人だね、晴人って。絶対大事にしなさいよ。応援してる。」



「はい、これ送った。大丈夫かな? これで。」

彼にスマホを見せていった。


本当は、応援なんてしたくない。別れて欲しい。思ってる事と逆のことを書いて、心で私は涙を流した。



「ありがとう。やっぱり可憐は、良い子だな。きちんとしてる。人が出来てるよ。」



そう彼は言った。私への気遣いだろうか? 表情は、少し曇っていた。


「穂乃果から早速返信が来たよ。」


「なんて言ってる?」


「教えな〜い。穂乃果のプライバシーがあるから、そこは秘密。」



「教えな〜いか。」と彼が言い、ふふッと私達の間に笑いが起こった。


それから焼肉を食べ終え、平和的に別れ、私は帰路に着いた。

 

世界一好きか。はぁ〜なんてこと私は言ったんだろ。思い出すと顔がフライパンみたいに熱を帯びるよう。


彼はそれに答えなかった。答えを聞く前に、私が喋ったからかな。多分、君の気持ちには、答えられない。そう言われるだろうから、先に喋ってしまった。


友達彼女の提案は、受け入れてくれた。付かず離れずの関係のようなもの。彼女と付くのは、気休めのようなものだけれど。


それでも、私には、希望の光。

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