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修学旅行7

清水寺、まさに時代を感じさせる建物と、店の並びが、趣きのある風景だ。


階段を登るとお城の様な店が構えてある。


参道を登ると仁王門が見えた。仁王門の黒と赤の様なオレンジの様な色がとても目を見張る。空が青く写真を撮りたくさせるほど、景色が良い。


そのまま進んで、見たかったものが見えた。三重塔素晴らしいの一言だ。


見上げると、その見栄えの良さに引き込まれる。特に装飾がある訳ではないものの、色自体が装飾になっているかの様だ。中は、大日如来を祀っている。



穂乃果の視点。


「晴人君と話したいから、お兄ちゃんまたね。」


「はい? なんだよそれ、もっと俺と話そうぜ。兄妹仲良くさ。」


「お兄ちゃんとは、いつでも話せるじゃん。」


「晴人だって学校で話せるだろ? お兄ちゃんを1人にさせるなよ〜。」



「む〜私晴人君と約束したの。一緒に清水寺まわろって。邪魔しないでね。」


「笑うだろ。邪魔って。諦めろ、今は、晴人は、女友達と仲良くお話ししてるみたいだし。俺は、穂乃果と晴人以外このグループのやつ知らんから。」


「だから、余計嫌なのー。もう、あーもう。」


「妹が牛になった件。」


お兄ちゃんの茶化しが始まったなと思った。


「お兄ちゃん、なろうに私を例えるの好きだねー。」


「うん、俺の妹は、転生したんじゃないかってぐらい完璧超人だからな。」


「褒めてるのか〜そんな完璧超人じゃないし。」


「褒めてる。さぁお兄ちゃんと楽しく修学旅行と行こう。」


そりゃ、お兄ちゃんを無下にしたくないけど。ううー。なんて究極の選択。


「ねぇ、お兄ちゃん提案なんだけど、晴人君呼んで、3人でいれば良いじゃない? そもそも2人きりは、修学旅行駄目だよ。」

私は、これで解決する案を出した。


 


「ふむ、そんなに晴人が気になるのか。ふふ、あいつは浮気しないと思うけどな。俺が信じてるのに、穂乃果は信じないのか?」



お兄ちゃんの意見じゃん。私だって信じてるよ。ってか、そう言う問題じゃないと、説得しなきゃ。


「例えばお兄ちゃんの彼女の彩芽ちゃんが、浮気じゃないけど、男の人と仲良く笑顔で会話してたら、嫌でしょ?」


「かー、妹に論破される。口では敵わないな。確かに嫌でございます。そいつを殴ってしまうかもしれん。」お兄ちゃんが正直に言う。


「さすがに殴っちゃ駄目だよ。暴力反対!」笑いながら私は言った。


「分かりましたよ。晴人誘いますよ。ちょっと待ってろ。」お兄ちゃんは、そう言って、晴人君に向かって、走った。



「よぉ、妹のご指名だぜ、晴人。なんか2人で清水寺まわろうって話しらしいな。」



「ああ、そうだった。」


「忘れんなよ、はよっ行ってこい。」


「ちょっと、穂乃果ちゃんのお兄さん、みんなでまわらないと駄目なんだけど。」


「美咲さん達は、俺とまわろう。早く行けって。それと、穂乃果と晴人2人きりになる訳じゃないんだから問題ない。」



「なんか透が気を利かせて、穂乃果とまわれってさ。」


お兄ちゃんが? 3人でまわろうって言ってたのに…素直じゃないんだから、お兄ちゃん。優しいなやっぱ。私はそう思った。


「良い場所だよな。本堂は、眺めが良いから行くか。」晴人君が提案した。


「行くー。」私は元気よく言った。


「でも、行く前に、晴人君に、ちょっと伝えたいことある。」


「晴人君、可憐ちゃんの事ありがとう。でも、やっぱり可憐ちゃんと2人きりには、なって欲しくない。」


2人きりで、もし何かあったらと思うと不安でしょうがない。彼を信じているけど、それでも嫌なものは嫌。



「2人きりって言っても、ちゃんと、その他大勢の人がいるところで話すよ。穂乃果の嫌がる事は、しないよ。」


はうぅ、その言葉に、彼にまた恋をした。胸が熱くなって痛い。ドキドキしてしまう。


私は自分の顔を触り、ものすごい熱を感じた。はぁ、イチャイチャしたいよう。でも、修学旅行だし、勉強しにきたんだから、我慢だ。


「さて行こう。」彼が言った後に声が聞こえた。


「この痴漢やろー!」


「違う、僕は、人に押されてそれで。」


言い争いかな。聞き覚えある声だけど。そう思い声のした方を見た。


「どうした? 翔太さん。」晴人君がそう彼に声をかけた。



「いやこいつが、俺の彼女に抱きついてきたんだ。とんでもない野郎だ。」


「沢田さんが?」


「違う、僕はやってない。押されて、そのはずみで、つい。晴人さん助けれくれよ、友達だろ?」沢田って人が晴人君に助けを求めた。


「調子いいな、友達断った癖に。まぁいい、分かった。誰か目撃してる人いないか、調べてみるよ。」


「ありがとう、ありがとう。このまま痴漢したレッテル貼られるところだった。」


「こんなやつの言うこと信じるの? 絶対触るために嘘ついてるよ。」翔太さんが呆れる様に言った。


晴人君…かっこいい、仲良しでもないのに、彼の為に濡れ衣を、証明しようと、いろんな人に声かけてる。


はぁ…また彼に恋してしまう。好き。心からそう呟いた。

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