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修学旅行

修学旅行の日が来た。この学校は、珍しく7月後半にやる。夏休み前にやってくれるのは、自分的に助かる。


もちろんそのしばらくあとに、穂乃果の誕生日。いよいよ告白だ。



さて、新幹線に乗り込んで、修学旅行先の京都に行く。


みんなはしゃいでるな。楽しみで仕方ないのかな。


隣の席の男子生徒に声をかけ…れない。はぁ…女子相手なら声をかけやすいって、どんだけ自分は、むっつりなんだ。


いや、トラウマのせいだ。きっとそう。

自分に言い聞かせた。


中学の頃、男子部員に仲間はずれのようなことをされたからだ。原因は…ふぅ…息が苦しいな。


そう言えば、穂乃果に中学の頃のこと前に、聞かれたな。


好きな男がいる。その男に酷いことを言われたって話しだったけ? ん…好きな男って俺のことだよな。


つまり俺が言った…そうだ間違いない。もう少し思い出さないと。


ん…穂乃果からチャットが来てるな。



「晴人君、修学旅行のグループでの巡り、よろしくお願いします。」


「それと、晴人君が隣の席じゃなくて残念(涙)」


あはは、穂乃果どんだけ俺のこと好きなんだよ。そう思って顔が緩んだ。


まだ付き合ってないのに…付き合ったらどうなるんだろ。


「俺も穂乃果が隣じゃなくて少し寂しいな。」


ふふ、我ながら恥ずかしい。しかし正直に思って書いた。


「少し? ちょっと引っかかるなー。凄い寂しいとか、同じくらい寂しいとか、言って欲しいなー。」


はは、可愛いやつ。顔がニヤけてしまう。隣の席の男子に、変な目で見られないか?


そう思ってチラッと見ると、目が合った。


俺はさっと視線を外した。



「いや、少しって言ったけど、それは、こうしてチャットし合ってるからだよ。だから少し寂しいって意味。」


完璧な返事だろ? そう思って俺は、自分に自信をつけた。


「そうだね! 晴人君とこうしてチャットし合ってるから、少しだね。横にいてくれたらもっと良いのになぁ。」


「ちょっと嫌なことあって、晴人君に相談に乗って欲しいことがあって、けど、今はまだ言えない。」


「なんだよ、急に。嫌なことあったけど、今は言えないって?」


「うん、言えないけど、晴人君に癒されたい。」


「あー今のなしで。チャットだと私、凄いオープンになっちゃうから。気にしないで、ほんと。」


あはは、もう駄目、穂乃果の可愛いさでニヤけが止まらない。


「めっちゃ笑顔すね、彼女とチャットすか? 」隣の男子が聞かずにはいれない、そんな感じで聞いてきた。


「彼女では、まだないんですけど、まぁそうです。こいつ可愛いな〜って思っちゃって。」


幸せすぎて、話しかけた男子にも、神対応で俺は、答えた。


「いいすね。俺も彼女とチャットしようかな。あ、こうして隣の席になったのも縁なんで、短い間すけど、よろしく!」


彼女持ちか。やっぱり彼女持の男子は余裕があるな。コミュ力が高い。


「こちらこそよろしく!」


「どーも。まぁ続けて下さい。気になったんで、話したんすけど、邪魔したわ。お幸せに」

彼がウインクして親指を立てて、言った。


イケメンだな、名前が気になるな。まぁいいや。チャット続けよう。


「どうしたの? もしかして晴人君引いた?」


「おーい晴人君!」


はは、返事遅くなったから、心配してんだな。彼女のせいでまた、俺は笑顔が溢れる。


「隣の子と、喋ってて、返事が遅れた。引いてないよ、大丈夫だよ。」

彼女にそう返事をした。


ちょっと目が疲れたかな。あんまりスマホやってないからだな。


「そっか私、心配症だね。隣って男子だよね? 晴人君の友達?」


ここで女子って送ったら、面白いかな。冗談だけど。ってかバレるか。


「いや、初めて話した人。男子だよ? 心配症の穂乃果さん、安心した?」

ちょっと彼女を揶揄ってみた。


「もう! 揶揄わないで。他の女子から、凄いツッコミの嵐が来るんだから。」


「そうなの?」


「うん、顔が赤いだの、ニヤけてるとか、彼氏とラブラブ中とか。凄いでしょ?」

あは、俺と同じ状況か。まぁ俺は、1人だけど。



まだ彼氏じゃないんだけどな。告白してないだけ…とも言えるが。


「それは、穂乃果がみんなに愛されてるからだよ。どうでもいい人にそんな揶揄うことしないから。」




「ありがとう♡ そう思うね。」


「晴人君の今の言葉、私には、凄い響く。嬉しい。」


「晴人君景色が凄い、窓から見える畑とか緑が綺麗だよ。晴人君と一緒に見たかったな〜」


凄い…一気にチャットが来た。女子高生恐るべし。ってか、俺の名前凄い連呼して、愛を感じるよ。ははは。


俺は穂乃果に愛されてると、さっき彼女に送ったチャットを思い返した。


そろそろ彼女に返事送らないと、不機嫌になりそう。


「京都の景色一緒に見よう。だからしばらく辛抱して。」


「うん、絶対だよ。楽しみー。」


「京都で見たいところある?」


「うん! 金閣寺と清水寺に行きたい。」


「晴人君は? 行きたいところある?」


行きたいところないな。どこでも楽しめるだろうから。でもそれは、冷めてる感じするよな。うーん。


「瑠璃光院と金引の滝かな。瑠璃光院の景色と、金引の滝は見てみたい。」ガチの答えを俺はした。


「ほほー晴人君、ロマンチック〜良いな。一緒に見よ。」


「ああ、一緒に見よう。俺は穂乃果に約束した。」


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