危険な三角関係3
可憐…急に穂乃果と、俺との恋愛を応援するなんて、何か話ししたんだろうな。
可憐は俺のことなんとも思ってないから、ああ言ったのかな。俺も深く聞くことはできなかった。
いや…それはないか。可憐は、俺のこと好きだけど、応援した。穂乃果の事大切なんだな。
優しいな可憐は。俺はそう思った。
ふふ、また可憐、穂乃果と話ししに行ってる。良いな友情って。俺もあれぐらい深い仲の友達欲しいな。
可憐に修学旅行一緒にまわらないか、前なら飛び跳ねるほど、喜んだろう。
それが今は、断るなんて。もちろん1人でまわることを決めるのは、難しいけど。
穂乃果の事どう思ってるか、聞かれたけど、穂乃果のこと好きだよと伝えた。
正直に言ってしまったな。言ったからには、穂乃果の事大切にしてあげないとな。
穂乃果の誕生日に告白して欲しいって、可憐が言ってたけど…8月3日だったな。ハチミツの日、甘いって覚えてる。
ふふ…可憐が言うなら、穂乃果も俺のことが好きなのは、確定かな。
初彼女が出来るのか。まさか相手が穂乃果になるかもしれないのか。
何が起こるか分からないな。妹として見てた、それが今や異性として見る関係に。
俺の誕生日、穂乃果が祝ってからかな…それとも…本当は前から好きだったのだろうか?
可憐のことも好きだった気持ちは今もある。けど、そろそろ吹っ切らないとな。
さて、今日はもう、帰るか。そう考え帰路についた。
可憐視点
「晴人に謝ってきた。それと穂乃果もう、私に学校の用事以外話しかけてこないでね。」そう私は彼女に伝えた。
「ちょっと待ってよ。どうして? 私可憐ちゃんと…こんな形で終わりにしたくないよ。」
「可憐ちゃんと…関係が終わるのは、正直覚悟してた。でもいきなりは、それにどうして両思いだって分かったの?」彼女は、懇願するように言う。
「そんなの分かるよ。私だったら先に告白させるなんて、無理。友情優先してなら、蓋をするし。それに穂乃果、声が震えてなかったし、いつもなら泣いてたもん。」
「それでなんとなく察したの。馬鹿にしないで! 振られるの前提で告白させるなんて、酷い人。もう私に関わらないでね。」
「可憐ちゃん、じゃあどうすれば良かったの? 私だって、分からなくて…ごめん、もっと別の方法があったかも…ごめん。」
そう言って彼女は泣いた。
「そうね…他の方法あったかもね。でも…好きな人が被って、それでもう、私達手遅れだったのかもね。」私はそう言って、彼女から逃げるように立ち去った。
穂乃果泣いてたけど、泣きたいのは私だって。
私、穂乃果と一緒の高校行きたいから、この高校選んだのに…私だってこんな形で終わりになんてしたくなかった。
けど…その想いは同じなのに、どうしてこうなっちゃうんだろう。
ふぅ…晴人も穂乃果も2人とも失う形になるのね。
これからきっと、つらい高校生活になる。
それでも…自分が選んだ選択、後悔しても仕方ない。
疲れて…どうでも良くなってきた。けど、自分を大切にしなきゃね。
友達に裏切られても、強く生きなきゃ。
彼への想いはまだある。それどころか、深まっていく。付き合えたら、どんなに幸せか。
そう思うと、穂乃果のしたことも許せる日が来るのだろうか?
穂乃果視点
私…最低だ。もう少し可憐ちゃんの気持ちに寄り添えば良かったのに。
私から先に告白して、それで成功したら、可憐ちゃんの気持ち無視する事になると思って。
それで提案したのに…私の都合が良い提案だったね。
うぅ…バカだ私。自分のことばっかり。晴人君のこと好きなのは一緒なんだから、私の方が、彼をもっと好きなんだって、軽く考えすぎた。
彼がいれば、他の人はいらないとさえ、考えた罰が当たったんだ。
私の考えを全部見抜いたんだろう。だから、可憐ちゃんは、あれだけ怒ったのかも。
これからどう、可憐ちゃんと接して行けばいいのか。言う通りに、話しかけないべきなのか。
それとも…それを無視して、謝るべき?
誰かに相談しなきゃかな。でもこんな事誰に? 相談出来る人はいっぱいいても、可憐ちゃんのことを話さないといけない。
晴人君に相談したい。やっぱり好きな人に相談したい気持ちは大きい。
けど、彼に負担を強いることになるし、そして1番、可憐ちゃんのことをしづらい人。
可憐ちゃんと関係が悪くなった、それは私の配慮がたらないことと、あなたを巡ってのこと。
こんな話を彼に、しなければいけない。
けど、話せたら私は楽になるだろう。
それに…いつかは、話さないといけない事だと思う。それは、彼が気づくのも、時間の問題だから。
なら早めに話したほうがいいのかな。でも…はぁ…しずらいよ〜。
それとも、私の親、お兄ちゃんに話すべきか。
もしくは、私がこのことを、黙っているべきか。
晴人君のことで、可憐ちゃんを失う覚悟はしていたのに…いざ失ってしまうと、やっぱりつらい。
気分が滅入る、正直つらい。けど、晴人君がいるから、まだ頑張れる私は。
これから彼に依存し過ぎないだろうか?
それも不安だ。依存しすぎて彼まで失ったら? 怖い全てが怖くなってくる。
けど、それを恐れすぎて、彼の彼女じゃなくて、彼の子分のような関係も嫌。
お互い尊重し合える関係が良いな。
それに…可憐ちゃんを失った心の傷をやっぱり彼に癒してもらいたい。
晴人君…好きです。心では言えても、まだ私は現実では言えてない。




