主の行動
皆様方々、ごきげんよう
さて、本日は物語を綴り早くも30話
諸君達の応援のおかげだ。
50話を目指し日々特訓したいと思っている。
おや?時間だね「主の行動」はじまりはじまり
ん......朝か。
なんかえらく布団が乱れてるな。
まだ早朝だね。
隣には鳳仙。
よし。好都合だ。
早く動こうか。
ん?___鳳仙?!
私は思い出した
昨夜確かに鳳仙が部屋を訪れた。
あれ、
夢ではなかったんだな。
布団蹴飛ばしてるし......
風邪引くよ
とりあえず毛布と掛け布団を掛けて上げてと
にしても
何だか隣で寝たの久しぶりだな
前は鳳仙の情緒が壊れかけてた時か。
......成長したな。
しっかり寝なよ。
とりあえず、
紫色の着物を着て
無名柄刀を携えて.....
私は自室を出た。
_____パタン
階段の音を立てたら皆を起こすからね。
ゆっくり....静かに。
よし、玄関まで来れた。
扉を開けて......
_______?!
開けた先に......
_______鴉?!
鴉
「おはよっ主さん」
_____?!
後ろから大きな手が
私の肩を捕まえた。
竜胆
「主、おはよう。」
主
「おはよう、早いね2人とも。」
鴉
「早いのはお互い様でしょ?俺らが
主さんの気配に気づかないって思った感じ?」
竜胆
「主、待雪殿と白龍の件だろう。
何を考えている。話せ、さもなくば肩を粉砕する。」
鴉
「主さんだけに背負わしたくないから
吐いて欲しい、俺らはファミリーでしょ?
だってさ。」
主
「すまないが今回は無理だ。
ファミリー云々以前に待雪をいたぶった
一体誰が待雪の後ろに居るか、思い知らせる
そこを退け、鴉。」
鴉
「お?反抗期か〜。
いいね!だけど主さん、今回ばかし
俺も譲れないかな?」
主
「強行突破と見なすよ。」
竜胆
「主、殺気立つな。落ちつけ。」
主
「退け。」
竜胆
「致し方ない。拘束する。」
竜胆の手が私の腕に回り込まれる。
......そうか
______ガシッ
竜胆
「?!」
________ドカーーン
竜胆を吹き飛ばし鴉にぶつけた。
主
「すまない。」
私の出来る最大限の手加減だ。
ファミリーの言い分は分かる。
だが。無理だ
この感情は
_______受け止めきれない。
竜胆
「鴉大丈夫か?!すまん!」
鴉
「いてて、俺は大丈夫ですよ
ってか主の目、あれはやばいっすよ」
竜胆
「考える限り相当やばい。」
______ドタドタドタドタ
鳳仙
「ざいます!なんですか!!!
今凄い音が!!!!襲撃ですか?!」
鴉
「あ。鳳仙ちゃん、おはよう」
竜胆
「あながち間違いではないな。」
鳳仙
「ボス?」
主
「.......」
なんだかどす黒い感情が渦巻くな。
鳳仙
「ボス....おはようございます!」
主
「おはよう」
鳳仙
「どうしたんですか?お顔が怖いですよ?」
鴉
「主さん。いくらでも俺らに暴行してもいい
けどさ、いつもみたいにきちんと挨拶はしような?まだ朝だよ?」
竜胆
「いつも主が言ってるだろう。おはようはきちんと目をみてする.....と今主は鳳仙の目を見たのか?違うだろ?」
主
「........」
鳳仙
「ボス?」
竜胆
「俺が肩を掴んだからだろう
悪かった。今のあれは正当防衛だ。」
鴉
「問い詰めた。みたいになったね
ごめんな、主さん。悪かった!このとーり!」
鳳仙
「ボス、怒っていいですよ白龍でしょ?」
主
「容易く怒っていいとか言わないで」
鳳仙
「今の場面はきちんと見てないので善し悪し分かりません!!先に朝ごはん食べませんか?」
鴉
「そうしよ?な!!」
竜胆
「今日、稽古するか?主。」
しない。したくない
必ず手加減出来ると思えないから。
主
「いや、いい。皆すまんかった。」
竜胆
「気にするな。」
鴉
「そんな時もある!仕方ない」
鳳仙
「さっ!入って!体冷えますよ?!」
私は鳳仙に引っ張られて部屋の中に入った。
鳳仙
「いきますよ!!」
____________
鴉
「竜胆さん。」
竜胆
「あぁ。」
鴉
「今日は誰か1人、
主の傍に着いた方がいいすね。」
竜胆
「今。言おうと思った。」
鴉
「俺に任せます?」
竜胆
「どちらでも。俺は言葉選び下手くそだ。」
鴉
「まぁ?俺はお兄ちゃんポジションなんで」
竜胆
「だな。もしもがあれば。鳳仙より
男で気さくな鴉が適任だろう。」
鴉
「まあ、主さんは女の子には手出さないと
思いますけどね。たまには鴉!一肌脱ぎますか」
竜胆
「頼む。」
___________
部屋で主は鳳仙の止まらぬマシンガントークを聞いていた。
鳳仙
「ですね、〇〇がドカーンってなりまして」
主
「うんうん」
鳳仙
「××がどわーーって吹き飛びまして」
主
「ふむ?で〇〇はどうなったの?」
鳳仙
「ギリギリ生きてまして!
形態が変わってばかつよになりまして」
主
「ふむふむ?」
鳳仙
「一旦和解した後、敵同士惹かれあうっていう感じの話になります!」
主
「複雑だ。」
鳳仙
「そうですか?お互いを知るようになって
情が移ったり、嫌な面だけだったのが良い面を見るようになったから....ですかね?」
主
「なるほど。わかりやすい。」
鳳仙
「ですです!」
主
「恋愛系は難しいから苦手だ。」
鳳仙
「知ってます。主の事だから。」
主
「でも漫画?でしょ今度読ませてよ」
鳳仙
「いいんですか!!!」(バカデカ声)
主
「読んでみたい。」
鳳仙
「しゃー!布教しますよ!」
____________
キッチンにて。
鴉
「あら?俺たち出番なし?」
竜胆
「いい雰囲気だな。」
鴉
「おにいちゃん悲しい」
竜胆
「なんでだよ。2人を見てみろ」
鴉
「めっちゃ楽しそうですね」
竜胆
「色々な意味で日常会話は2人にとって必要なのでしょう。」
鴉
「ですね。」
竜胆
「俺はああいう事出来ないから羨ましい」
鴉
「主さんは少し出来すぎたんですよきっと」
竜胆
「そうだ。だから幼少期に体験しないと
いけない事をろくに出来なかった。
泣く、怒る、喚く、伝える。全て奪われたからな」
鴉
「よく主さん、ひん曲がりませんでしたね」
竜胆
「優しい親に恵まれたから」
鴉
「なるほどねえ。で、竜胆さんはなんで
丁寧口調になるんすか?」
竜胆
「あぁ、これは。昔富豪夫婦の場所で
用心棒と主夫をしている時、夫婦に接する時の話し方がまだ抜けていない。」
鴉
「あ〜、癖っすか」
竜胆
「いい加減辞めたいのだが」
鴉
「まぁ、どっちでもいいすよ
竜胆さんは竜胆さんなんで。」
竜胆
「ふふふ」
鴉
「え?怖っ!!」
____ドカッ
鴉
「いって!あー意地悪!」
竜胆
「俺も笑う時くらいある。」
鴉
「はいはい。」
____________
鳳仙
「でさーボス」
主
「うん?」
鳳仙
「ボス、好きな人いますか?」
竜胆、鴉
「.......?!」耳ダンボ。
鴉
「聞きました、今かなり踏み込みましたよ」
竜胆
「おい、今日嵐だぞ」
主
「みんな、好きだよ」
竜胆、鴉
「ちがう!絶対そうじゃない!」
鳳仙
「違いますよ、恋愛です
苦手は分かりますよ。だけどちょっとドキッとした。可愛いな。とか」
主
「ドキッと....した。」
鳳仙
「仕草可愛い!顔好み!身体素敵!
とかあるじゃないですか?!」
主
「.....難しい」
鳳仙
「例えば関係とか。幼なじみ、同級生
後輩、先輩とか」
主
「ぐぬぬぬ、タンマ!」
鳳仙
「いいですよ」
主
「鳳仙はいるのかい?好きな人」
鳳仙、鴉、竜胆
「へっ?」
鳳仙
「すすす、すす好きな人?!私が?!」
竜胆
「昨夜あんな事があった、、なんて」
鴉
「俺達はいえないですよね。まどろっこしい」
鳳仙
「いますよ!!います!!!大好きな人!!」
鴉
「おぉ〜」
竜胆
「やりおるな」
主
「そっか。」
鳳仙
「??」
主
「大切にしなよ。」
鳳仙
「......ボス?」
鴉
「.........」
竜胆
「..........」
主
「鳳仙。好きな人を大切にするんだよ
いつか、ふって居なくなる時もあるから
恋愛だけじゃないけどさ」
好きな人や優しい人程
すぐ死んでしまう。
私は痛いほど知ってるから。
だからね
鳳仙
鳳仙にはたくさん笑顔でいて欲しいんだよ。
鳳仙の悲しい顔は見たくない
だから、
私は応援してるよ。
鳳仙
「がーーーー!!ボス!!
それ禁止!!1歩どころか100歩以上引いてます!私の幸せは私が決めます!」
主
「なら尚更だよ。
鳳仙、人はいつか死ぬ。」
鳳仙
「知ってます!
ボスがいまネガティブのまま雑談してくれてたのも!しんどかったですよね!」
主
「しんどくは」
鳳仙
「いいや!しんどいです!!!
だけど、私はボスの考えを知れて嬉しかった
だから今は自分を否定しないで下さい!!!」
主
「......」
鳳仙
「なんで私の幸せをボスが決めるんですか?
私は私です!私の幸せを願い引く選択するなら
逆も然りですよ!私の幸せに自分が入るって事もありますよ!!」
鴉
「はい!そこまで!!
熱くなりすぎよ、2人とも」
竜胆
「飯が出来た。食べますよ。」
主
「すまない。先に御手洗行く、
勝手に外には出ないから安心して。」
_____パタン
鳳仙
「ん?」
鴉
「どったの?」
鳳仙
「あれ?今、私」
竜胆
「ふむ」
鳳仙
「告白しました?」
鴉
「ガッツリね。
私の幸せに自分が入る事も
ってね」
竜胆
「大丈夫だ、主は直接言わないと
気づかないと思う。命拾いしたな。」
鳳仙
「くやしいーー!!」
鴉
「はいはい、ふりかけかける?」
鳳仙
「ありがとうございます」
____シャカシャカ
鴉
「こんくらいでいいかな?」
鳳仙
「ありがとうございます!
私ドバッと出るので助かります!」
鴉
「ぶっちゃけさ、鳳仙ちゃん。」
鳳仙
「はい?」
鴉
「俺らは恋に邪魔する気はないよ」
竜胆
「ただ、主も主の考えがある」
鴉
「そうそう。勿論応援してるよ?
だけどさ、主は主なりの正義があるからさ
少しずつ一緒に取り組も?」
竜胆
「今、主に恋愛を話しても通じないと思う
だけど鳳仙が読んでる漫画に興味を示した」
鳳仙
「大収穫ですね!」
鴉
「そうそう。主さんはね
鳳仙のまっすぐな明るさに救われてると思うよ?」
竜胆
「だからいっぺんに進めなくていい。」
鳳仙
「はい!!」
_______________
はぁ、すまんね
御手洗に来たのはいいけど
モヤモヤがしんどい。
だけど
ファミリーを巻き込みたくない。
下手したらファミリーは死ぬ
だから私は下見に行こうとした。
あの時、
静止されたのを
突き跳ねたら良かったのかな?
私の推測が正しければ
白龍がアトラスを襲来した理由に
辻褄があう。
うん。
確証を得る為に動こう。
多分、異名者も関係ある。
槐やリリスに待雪
他数名にも1度黙っていよう。
私はご飯を食べた後
自室に戻り、自室窓からジャンプし
抜け出した。
あの時、私が早く動いていれば。
待雪は.......無傷だった。
鳳仙に待雪を受け止めてくれる時の
待雪の顔
冷たくなりかけた体温。
涙と血が混ざり落ちた痕跡
脱力して気絶したあの時の重さ。
フルスロットルで飛ばす
ひたすら目的地の為に。
.......ダメだ、奴らは殺す
情けは無用。
生かす選択肢は無い。
真実を探ってやる。
私が来たらお仕舞い。
さて、本日は物語を締めさせて頂く。
どうだっただろうか?
同じ「守る」でも意味合いが違うみたいだね。
守りたい者の為に動き、愛したい人の為に体現する。
似て非なるものだと思う。
諸君達はどのように展開を予想するだろうか?
是非、見守って頂きたい。
おや?時間だね。
次回「慟哭の渇き」諸君達に幸あれ。
次回「慟哭の渇き」




