↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君が為  作者: ムメイ
女子会
PR
31/31

慟哭の渇き

皆様方々、ごきげんよう。

今回は灯の命運を左右する、いわば分岐点に

なるだろう。


主が誰の為に?はたまた何の為に動くのか

注目してみて欲しいと思う。


おや?時間だね

「慟哭の渇き」はじまりはじまり。



鴉

「主さん、部屋に籠りぱなしですか。」


鳳仙

「普段立ち入り禁止じゃなかったら入れたのに。」


竜胆

「だが、静か過ぎないか?」


鴉

「もしかしてもぬけの殻....だったり」


鳳仙

「あ!そうですよ!

確か窓ありましたよね?書籍が段になって

隠れてたから忘れてました!」


竜胆

「........だな」


鴉

「俺....思うのよ」


竜胆

「なんだ?」


鴉

「天使の使徒 白龍ってさ神話だと思ってたのよね。」


竜胆

「あぁ、正直俺も生きて目の前で見るとは

思ってもいなかった。」


鳳仙

「亡骸を鴉さんから写真から頂きましたけど

真っ白でしたね。」


竜胆

「けして待雪殿が弱い訳ではない。

待雪殿がみんなを庇いながら戦ったからだ」


鴉

「逆に凄いよ、村人が完全避難するまで

白龍を受け止めた。で、生き延びた。」


鳳仙

「待雪ちゃん。凄すぎますよ。」


竜胆

「おそらく、主は抜け出している。

だから普通に話す、お前達なぜ白龍が

アトラスに飛来したのか考えれるか?」


鳳仙

「え?気分とか?」


鴉

「いや、追い出されたかな?」


竜胆

「俺は書物と主の教えだけの知識だが教える」


天使の使徒 白龍は深い霧に包まれる森

通称「デットフォレスト」に生息してるらしい


伝説の龍は誰にも害を成す事はなく

森で他の動物とのどかに暮らしていた


だが、とある研究を行っている

製薬会社の一端が薬を使い、龍を追い出した。


鳳仙

「ん?製薬会社?」


竜胆

「察したか。そうだ

鳳仙達、忍びが仕えていた会社だ」


製薬会社の名前は「エバープロテクト」


鳳仙の顔が暗くなった。


竜胆

「鳳仙、今回は俺や鴉が動く

無理に思いだすな。ただ知って欲しかっただけだ」


鴉

「なるほどね、本当の意味で主さんは

終止符をうちに行った訳だ、その為にまず

証拠を見にいったんだね。」


竜胆

「あぁ、白龍という伝説を殺した罪悪感

待雪殿の大怪我、忍びが仕えていた会社全てが主の中で合致したのだろう。」


鳳仙

「私....行きたいです。デットフォレストへ。」


鴉

「鳳仙ちゃん、落ちついて俺らにも出来る事があるよ。」


竜胆

「主は1度帰ってくるだろう」


鳳仙

「はい。」


______________


一方、主は


視界一面に靄が包み込まれていた。


主

「.....ふむ。」


防寒着を着て正解だったな。


明かりはヘッドライト、方位磁針も大丈夫。


地図は頭に入ってる。



微かに薬物の匂い。


この匂いは_____酸性なのか?


なんだ、木々のざわめき


........異様だ。何か来る!!



_____キシャッーーー!


おや?


主

「粉ッ!!」


_____キーーン!!


なるほど、守り人だな。


守り人は確か

龍に忠誠を違うIQの高い動物だったはず。


刀で受けてなかったら私は

胴体が爪によって真っ二つだったな。


主

「なかなか強者だな。」


守り人

「ガルルル」


なるほど


狼族の変異種ってところだな。


主

「まて、私は敵で間違いではない。

君たちの親を討った張本人だ。すまない。だが

無断に森に侵入したのは謝る。」


いい訳に聞こえると思う


だが聞いて欲しい。


ここと正反対に位置する地

極寒の地 アトラスにて白龍が襲来した。


そこで

白龍は暴れた。


挙句の果てには暴れまわったのち

痛めつけるのを楽しむ様子だった


だから

私、楓が白龍を討ちました。


申し訳ない。


だから

知りたい。一体、デットフォレストで

何があったのか。


教えて欲しい。


私は頭を下げた。


気配で分かる。

守り人が霧に13.いや15は隠れている。


主

「白龍は穏やかだったと聞いた事がある。

だから、知りたい。そして悪しきを潰す。」


______キシャッーーー!!


主

「なるほど。決裂って訳ではなさそうだね。」


鉤爪と刀が火花を散らした。


なるほど、

私の力量が足りるのか


.......計ってるのか。


そうか、私が君たちより

「下」と見なされては元も子もないな。


主

「いいよ、全力で来なよ。」


動きが単調なんだよね

多分、彼らも普段はきちんと強いのだろうね


私は突っ込んで来た守り人を

半歩引いてすれ違うタイミングで

首を掴み投げ飛ばした。


なんだろう。

私も君たち守り人も


渇いた感情があるんだね。


必死な攻撃。


白龍を守れなかった後悔だろう


一撃頂きます。


本当に申し訳ない。

私が早く駆けつけていたら


私がきちんとできていれば......


_____ぐちゃり。


主

「.......」


脇腹を貫通させた.....か。

だが加減されたね。


わざと急所外した。


.......優しい方だな。


???

「何をしている!!!」


守り人達が列を作り平服した。


靄が晴れてきた。

何者だろう。


見た目は龍、だけど

人型と美しい羽。


???

「人の子よ。何しに来た。

凡そ検討はつく。白龍様を討ったのだな

我が名は凰姫(おうひめ)」


圧倒的な強者だ......


側近かな。


凰姫

「側近ではない。番だ」


?!


凰姫

「余は心が読める。事情は分かった

仕方ないといいたいが、人の子よ。

余と単騎合戦してみないか?」


断る理由はない


だけど守り人が慌てている


当たり前か番って事は

位は上だし気配で分かる彼女は


強すぎるのだろう


私の脇腹はまだ血がながれている

躱すなら最小限だね。


凰姫

「ふむ。人の子よ近う寄れ」


殺気はない


_____ザッザッ


主

「初めまして。」


対面。向かい合いだ。


凰姫

「うむ。人の子よ。うちの者が迷惑を掛けた

非礼を詫びよう、すまぬ」


暖かい光が私の脇腹を包み込んだ

みるみる傷口が塞がり治った。


主

「ありがとう」


凰姫

「よい。さて

構えなさい、人の子よ。」


お言葉に甘えよう


_________カタン


無名柄刀を抜き構える


凰姫

「勝負は簡単。どちらかが懐に潜れば勝ち」


主

「りょうかい」


凰姫

「気が合うな。人の子よ」


____?!


なんだあの刀


凄く綺麗。

澄んだ水色の刃

純白のような鍔


私の無名柄刀とは正反対だな。


凰姫

「して、人の子よ

その刀の名称はどこだ。」


主

「ないですよ」


凰姫

「なるほど、殺しだけを考えられたのだな

刀匠はきっと自分の名より恨み辛みを抱えた者の復讐になるように」


主

「全て見抜かれますか。」


凰姫

「いや、今のは心読んでおらぬ

あくまでも個人の見解にすぎぬことよ」


主

「失礼しました。」


凰姫

「畏まるな、人の子も組織の長だろう」


主

「ありがとう」


凰姫

「うむ、それでよし。では尋常に勝負」


主

「では、参る」


ほとんど同時だったと思う

凰姫の太刀筋は軽かった


だけど

的確な重さの掛け方


どこの流派だろう。


では

斬撃をうけつつ、

凪ごう


凰姫

「余も受けるならそうする」


____?!


しまった!!読めるのか!!


凰姫

「胴ががら空きだぞ!」


閃光のような突きだ。


刀?いや


なんだ.....違和感がある。


主

「レイピア?」


凰姫

「どうかの〜。」


速い、速い。


少し身を削りながら

狙う!


凰姫

「どこを狙うと?」


いや、

レイピアではないな


術か!!


凰姫

「御明答!!

よいぞ!よいぞ!じゃがどうする!」


主

「なるほど、軽さ重さの変更ですか」


凰姫

「受けながらよく喋れるな!!

人の子よ!初めてだぞ!余の剣戟を捌かれるのは!!!」


主

「褒めてくれてありがとう。」


凰姫

「うぬは話すの嫌いか?!

余は大好きじゃぞ!!!人の子よ、

ぬしの瞳はオレンジだな。忌み子かえ?」


主

「ですね」


凰姫

「理解理解。なら本気を見せよ

そうしたら話くらい聞いてやろう。」


____仕方ない。


凰姫

「おぉ、気配が変わりおったわ。」


居合いでいこう。


主

「1歩でも制空権に入れば切る」


凰姫

「なるほど。うぬはマジの時

気配や声質が変わるのだな。忌み子が

気に触ってしまったか......」


主

「......」


なんじゃ?人の子を見てたら

肌がピリピリとしおる。


デットフォレストにも昔

忌み子が悪しきを滅していると

噂がながれておった。


運命程、

奇っ怪なもんはない


その悪しきを滅してた人の子が

余の番(白龍)を滅した


白龍様は滅されて当然だった

しししっ!こやつ面白いぞ。


凰姫

「分かった。余の負けじゃ」


主

「助かります」


___カチャン


凰姫

「人の子は楓というのだな」


主

「えぇ」


凰姫

「改めて挨拶を。余はデットフォレストを

統べる者、凰姫という。

お喋りが大好きな龍と人間の混血450歳じゃ!!」


______ガシッ


主

「よろしく、凰姫」


凰姫

「そうそう!握手じゃ握手!」


主

「とても強かったです。」


凰姫

「しししっ!人間で言うと余は何歳なんだ?」


主

「えっと、龍は100年で人間の10歳だと

聞いた事あるので25歳とかかな?」


凰姫

「みせーねんってやつかの?」


主

「いえいえ、素敵な大人ですよ

25歳なら私より先輩ですね!」


凰姫

「先輩!!なんじゃそれ?!響きいいのじゃ!!」


主

「頼れる大人...かな?」


凰姫

「た!よ!れ!るぅぅー!!!」


主

「ふふふ」


凰姫

「しししっ!楓は最高じゃな!

脱線した、すまぬ。守り人から読んだ

楓は真相が気になるのじゃな。」


主

「はい。良ければ聞かせて頂きたい」


凰姫

「わかった。じゃが

人の子はもう帰ら無ければ靄が濃くなる

宿谷を貸したいが生憎貸せなくてな

出直して欲しいんじゃ」


主

「分かりました。では明日。凰姫ありがとう」


凰姫

「じゃ?何言ってんだ楓?」


_____ドロン!!


主

「へ?」


私の目の前には

黄金に輝く細長い龍の姿が


まるで民族衣装を着ているような

絢爛豪華な装い


同じオレンジの瞳


金木犀のような模様


主

「.....綺麗。」


思わず

息を飲んでしまった。


凰姫

「綺麗か分からぬが乗れ!楓!!」


主

「ありがとう、凰姫」


凰姫

「うむ。それでいい

適当に捕まっとれ!飛ばすからな!」


そこからの凰姫は

神速かというくらい超特急だった。


これが普通の力....か。


主

「凰姫?手加減したね?」


凰姫

「それは楓もだろう」


主

「私達、強いからね」


凰姫

「だな。」


灯に帰る頃には空は星が浮かんでいた

そこから少しだけ話をした。


主

「凰姫は守り人大切?」


凰姫

「生意気だけどな!余は大好きじゃ!」


こんな他愛ない話をずっとした。

凰姫は本当にお話が大好きなんだろう。


____灯


凰姫

「ここが楓の住処なのか?」


主

「あぁ、大好きな人達だよ」


凰姫

「そうか。ではまた明日な」


主

「あぁ、本当にありがとう」


凰姫

「よいよい。でも楓、心の準備はしとけ

余からのアドバイス?ってやつじゃ!」


主

「分かった。凰姫もしっかり休んでね」


凰姫

「何を、人の子である楓が言うか!

なんだ?楓もな!おやすみなさいよ楓。」


主

「おやすみ。」


凰姫は人型になり何故か抱きついてきた


_____ぎゅー


凰姫

「おやすみ。楓。」


凰姫はまた星が輝く夜空を駆けた


まるで流星群みたいだ。


_____ガチャ


鴉

「反抗期息子が帰って来たぞーーー」


竜胆

「ドラ息子にはご飯抜きよ!」


鳳仙

「お風呂入ってねなさい!」


なんだなんだ!


鴉

「お部屋抜け出したわね。この反抗期!」


なんだ?


しかもフライパン?!


竜胆

「あたしたち、怒ってます」


カタコトだし。


鳳仙

「いいですか?罰として私の部屋でねなさい」


それは罰な....のか?


鴉

「鳳仙母ちゃんそれ罰なのかしら?」


鳳仙

「はい!」



まぁ、なんだ?


主

「___ただいま」


3人

おかえりなさい!!



さて、

本日の物語は締めさせて頂く。

どうだっただろう?


お互い譲れない意見はあるだろう

まだきちんと話せていないみたいだ


諸君達もたまには意思や意見を勇気持って

伝えてみてはどうだろう?


おや?時間だね

次回「話すよ」諸君達に幸あれ

次回「話すよ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。