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底辺職の風俗嬢は異世界に行って本気を出す  作者: miguel92
第四部

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98/108

第98話.ロリ巨乳修道女

 神竜編の始まりです。

 この世界に竜はいるけど、地面を這うだけの地竜です、羽根の生えた竜はいません。



 信じられないかもしれないけど、わたしは元ソープ嬢だったのよ、こっちの世界の言葉で言うと娼婦。

 なんか、一気に安っぽくなるわね。


 元ソープ嬢のわたしだけど、昔のヨーロッパみたいな世界に飛ばされて、これからどうしよう、なんて思っていたけど。

 ポンポンと格が上がり、あっという間に商会主になったのよ。

 こちらの世界はイージーモード? とんでもない、信じられないくらい苦労したし、商会主になっても苦労の連続よ。



 そんな苦労人のわたしは、断崖絶壁に立つ修道院で、スカウト活動。

 実はわたしがこの世界に来たのはエッチの神様の気まぐれみたいなものなんだけど、この修道院はどんな神様を祀っているのかなぁ。


 殺風景を具現化したような、飾り一つ無い部屋に入って来たのは、やはり飾りっけ一つ無い女性。

 スラリと高い身長にねずみ色の地味な服装、一見ジミ女に見えるけど、顔つきは整って高貴な感じ。


品の良い10代後半の女性、ヘンダーリン・ルクレチア子爵令嬢。

少し前までは溢れるようなブロンドヘアーだったけど、今はバッサリとベリーショート。


「商人のミヤビ様ですか、わたしくし神の手に身を任せた修道女、何のご用でしょうか?」


「初めまして、わたくし、ダ・デーロの街で商いの道を極めております、ミヤビと申します、ルクレチアさんとお呼びしてよろしいですか」


 返事の代わりにペコリと頭を下げる女性。


「そうですか、ルクレチアさん、修道女とはどの様な生活をなさっているのでしょう …… 」



 その後は、どうでも良い雑談をすると、警戒していた修道女さんのガードも下がって来たわ。

 こう見えても、わたしは風俗嬢よ、接客のプロなのよ。

 そろそろ、本題に切り込もうかしら?



「 …… それで、当商会としては、ルクレチアさんと一緒に働いてみたいなと、思った次第でして。

 お貴族様ですので、不自由な思いはさせません、侍女をつけるのは当然として、広くて柔らかいベッドと、それに見合ったお部屋。

 クローゼットも広めです」


 ひたすら無表情を貫いていたルクレチア、最後の服を好きなだけ買えますよ、と言ったところに反応したわね。


「わたしの様な修道女に過ぎた扱いではないかと思いますが」


「わたしは、ルクレチアさんと一緒にお仕事をしたいのですよ」

 ここは、誠実な態度を崩してはダメよ。


「それで、ミヤビ様の商会に入ったとして、わたしはどの様なお仕事をすれば、よいのでしょうか?」


「ルクレチアさんは神様にお仕えしているのですよね。

 治癒魔法で困っている人を助ける、神の教えを実践するお仕事をお望みでしたら、その席をご用意いたしますし。

 商会で働くのがお望みでしたら、専用の執務室と専属秘書をご用意いたします。

 迷宮の冒険者として活躍しておられる先輩もおられますよ」


「先輩と言うのは?」


「端的に言うとルクレチアさんと同じ境遇の御令嬢です、皆さん自らの意思で新しい道を選ばれ、進んでおりますよ。

 いかがでしょう、ご自分で道を切り開いてみては」



 この言葉には、修道女さんも、少し考えた。

 尊厳を踏みにじられた、辛い記憶、女性にとって、屈辱でしかない行為よ。



「その、先輩のお名前を伺ってもよろしいでしょうか?」


 わたしは、首をゆっくりと、左右に振る。

「申し訳ございませんが、ここではお名前を明かせません。

 ですが、ルクレチアさんが、我が商会と契約すれば、お会いできますわよ」


「契約と言いますと、わたしは、貴族として雇用契約を結ぶのでしょうか、それとも、修道女ですから、平民扱いですか?」


「奴隷契約を結びます」


 わたしの言葉にビクリ頬を強張らせる元貴族令嬢。


「ご安心ください、奴隷契約と言っても、何かを強要させることはありませんよ、これは守秘義務のためです。

 ルクレチアさんは、商会の中枢に入る事が決まっておりますし、そのための措置ですわ」


「けど、奴隷にされると、売り買いの対象になるのですよね」


「ちょっと、商売のお話を致しますね、商会の一番の財産は商品ではありません、人ですよ。

 ルクレチアさんは、当商会の大切な財産なのですよ、何があろうと手放したり致しません、ご心配なく」


 まだ、ルクレチアとは契約をしていないのに、既に商会の一員かの様な物言い。

 あと一押しかな。

 わたしはビロードのケースを取り出すと、修道女さんに差し出す。


「これは?」


 わたしは、開けてとボディランゲージ。

 品よく開くと、元貴族令嬢の修道女は目を見開く。


「この指輪?」


「先輩方の指輪ですわよ」


 ビロードケースに収まっている、三つの準王族の指輪が、ルクレチアの最後の一押しになったわ。



 ○○



 見目の良い下級貴族の娘を、花嫁候補と称し、王宮に連れ込み、性欲解消の道具とした、事件。

 飽いた娘は親元に突き返すのだけど、愛娘を傷物にされた下級貴族は、処遇に困るわよね。


 魔力を持った人材が喉から手が出るほど欲しい、スリーローズ商会と奴隷商会のドネッセラ奴隷商会はあの手この手で、リクルートしているのよ。

 傷物貴族娘を何に使うのかって? 感覚同期よ。


押し付けられる様に、エルフの子供達をもらい受けたスリーローズ商会だけど、強い魔力を持った人がエルフの娘と接すると、遠くにいる別のエルフの感覚、視覚や聴覚、臭覚まで共有出来るのよ。


 それが、どうした、そう思ったあなた、ここは昔のヨーロッパっぽい世界なのよ、ネットもスマホも無い世界で、一番早い連絡手段が伝書鳩と言う世界。

そんな世界で遠距離とタイムラグ無しで意思疎通が出来る。


 もちろん一人でも、感覚同期は出来るけど、魔力の消費が大変なのよ、頭痛と寒気と、白くてドロリとしたお薬がセットでやって来るのよ。

 貴族級の魔力持ちが双方にいれば、魔力の減りは殆どない、定額プランと言うかサブスクみたいなものよ。


 最初にわたしのもとに来たのは、ニコレシア・トリスタン子爵令嬢、彼女は薬物に関して、色々な嫌疑が有るけど、それはそれ、ニンファと名を変え活躍しているわ。


 カレンベルグ・ホーデリーフェ男爵令嬢はホライナと言う庶民的な名前に変え。

 髪型も町娘っぽく、ぱっつん前髪の幼い感じ。


 ホルストシュタイン・ギジョルニーナ男爵令嬢はジョルナって呼んでいるわ。

 小柄で色白、それでいて肉感的だった彼女は、ちょっとワイルドな雰囲気に変えてあげたら、いつの間にか性格までワイルドになっちゃった子よ。


 そして、最近商会にやって来た、もと修道女のルクレチアはまだ、17歳、

 スラリとしたスレンダーな体型だったけど、身長を頭二つ低くして、その分を胸のボリュームに回してあげたから、低身長ロリ顔巨乳と方向性を変えたわ。


 敬虔な修道女だったのに、エルフの子や、戦闘奴隷の子達を食べてばかり。

 ちょっと前まで、敬虔な神のシモベだったのに、肉欲って怖いわね。



 エルフの幼女+貴族級の魔力の持ち主の組み合わせで、距離を無視して感覚同期が出来ます。

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