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底辺職の風俗嬢は異世界に行って本気を出す  作者: miguel92
第一部

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第9話 ロリコン? ダメ絶対

 奴隷でも、雇い主に貢献すれば、ご褒美を貰える、ホワイトな雇用形態です。



 デボラを売ってから数日後、レオポルト様の居室に呼ばれたわたし、珍しい事に今日は執事がいないわ、聞かれたら困る話をするのかしらねぇ。


「ミヤビ、君の給料だ、銀貨で50枚ある」

 そう言うとわたしにトレーを差し出す。


「わたくし奴隷ですが給料を貰えるのですか?」


「そうしなければ不公平だろう、下働きの洗濯女が無給、優秀な教師もやはり無給ではやる気がでないではないか」


 奴隷と言うのは牛馬のごとく働かされると言うイメージを持っていたけど、能力によって差をつけないと不公平よね。


「それでは有り難く頂きます」


「ミヤビよ、ボクの魔法の事は誰にも言ってないだろうな」


「はい、未だに信じられませんし、どう言った原理なのですか」


「回復魔法は知っているな」


「ああ、怪我とかを治す魔法ですよね」


「そうだ、その回復魔法の応用だけど、術式を組めるのはボクだけだ、他に言うなよ」


「それは申しませんが、デボラから話が洩れるのではないのですか?」


「それは大丈夫だ、デボラは怪我が治っただけで、

“元からこの姿だった”と思っているからな」


 その後変身魔法の説明を聞いたが、完全な別人になる事は有り得ないそうよ。

 特に顔の変化は最低限で数ミリ眉が上がるとか、鼻の幅がちょっと狭くなる程度らしいの。

 そのわずかな変化で印象が全く変わるから顔って怖いわよね。


「ミヤビ、ボクの代わりに買い取りに行ってくれ、変身魔法があるから外見は気にしなくてよい、性格重視で買い取りを進めてくれないか」


「わかりました、買い取りですね、ついでに戦闘奴隷も選んで来ますね」


 急に嫌な顔になったレオポルト様。

「戦闘奴隷か……」


「大丈夫ですよ、女性で適正の有りそうな人を選びますから」


 露骨に安堵したレオポルト様、研究に没頭するタイプの男の子には戦闘奴隷は苦手なタイプよね。


「それとだなぁ、カタリーナがいるだろう」


「ああ、あの子はわたしの身の回りの事を色々やってもらっております、素直な良い子ですよ」


「その、だな、買い取りに行ったら、カタリーナくらいの子を選んで来て欲しいんだ、いや、ボクにも身の回りの世話をしてくれる人が欲しいと前から思っていてな」


 急に早口になるレオポルト様、童貞君だし、大人の女が怖いのかしらね、だからってロリコンはダメよ。


 わたしは席を立ちレオポルト様の隣に密着すると、耳まで赤くなった童貞君。


「レオポルト様、大人の女は怖くないですよ」

 ソッと手を握りながら。


「わたくし、レオポルト様の奴隷でございます、一生懸命ご奉仕致しますから。

どうか小さな子に手を出さないと約束して頂けませんか?」


「…… うん、分かった ……」



 ◇◇



 のどかな農村地帯を進む奴隷商会の箱馬車、今回はわたしとオスヴァルトさん。

 そして25歳のメイドのレアンドラ、10代の子を中心に買い取るからお面倒見の良い姉さん役が欲しいと言う事でわたしが選んだの。


 そして馬車の外には護衛のサン・ホセとロドリゲス。

 馬車には甘いお菓子や、海外産の珍しいお酒を積みこんだのよ。

ダ・デーロは迷宮都市であり港街でもあるからこういった物が簡単に手に入るけど、少し田舎に行けばお酒エールだけ。


 ◇


 農業以外に何も無い、ひなびた田舎のトーポリ村。

 そこの村長も 生まれて以来地元産のぬるいエールしか飲んだ事の無いのね。

 ガラス瓶に入った醸造酒を渡すと、目を大きく見開いて、性奴隷候補者を集めてくれたわ。

あなた達の価値は酒一瓶なの。


 娘達を順番に見て行くのだけど、緑色で農民適性の子が多いわね。

 別に緑色の子でも娼婦になれない訳じゃないけど、閨の作法を学ぶのに苦労したり、お客の前でアワアワしたりしちゃうの、そして何より伸びしろが少ないのよね。


 そんな中から接客業向けの黄色の子と戦闘職向きの赤色の子を選び出した、顔の造りを無視した選択方法に村長は驚くやらあきれるやら。


 次はそれぞれの親と個別に交渉ね。


「……それではプリスカさんを私が買い取る事には同意されますね」


「はい、だどもうちの娘はそんな器量良しじゃなえぇし、大丈夫ですか?」


 ここでわたしは考えるふりをする。

「そうですねぇー、昨今は全ての女性が性奴隷になる訳ではないのですよ。

一般奴隷と言う道も残されていますよ」


「うちの子に務まりますか?」


「当商会で責任をもって教育をいたしますよ。

 一般奴隷なら主人が嫌な事を要求しても拒む事が出来ますからね……」


 両親とわたしが熱心に交渉していると言うのに当の娘は空になった菓子の容器を愛おしそうに眺めているだけ、彼女にとっては産まれて初めての甘味だったのね。


「……それでは交渉はまとまりました、後は本人の意思です、本人が拒めば奴隷になる事はありえませんからね」


 そう言いながらわたしは新しい菓子の容器を取り出し、コトリとテーブルの上に置く。

「さぁ、プリスカさん、わたしの奴隷商会に来ますか?」


「はい!」

 素直な良い子はお菓子を手に入れる事が出来ました。


 性奴隷候補を4人と戦闘奴隷候補を2人、みんな十代半ばよ。

 これから商会に帰ってレオポルト様が奴隷契約の首輪を嵌めるたら、教育開始ね。




 田舎の村では、農作業の毎日です。

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