第49話 女の子オークション
奴隷オークション、ボクだって奴隷商会の息子だったから当然知っている、一番行きたくない催しだ、今まで売る方も買う方も使った事は無い。
今日はそんな行きたくないオークションに参加、まぁミヤビの発案だし、今の商会であいつの決定に逆らおうなんて酔狂な人間はいない。
たいして面白くない前半は一般奴隷や専門奴隷。
どうせ男ばかりだからセリ台なんてみる価値もないのだが、メリッサと言うメイドが出品された、ブサイク顔だけど、そんなものいくらでも治せるし、13歳だから思わず手を上げた、数回競りあったけど、結局ボクが競り落とした。
メリッサをどんな顔に仕上げようか、今からワクワクだよ。
戦闘奴隷になるともはやボクの出番は無い、それでもミヤビは熱心に見比べオスヴァルトに質問したりして勉強している。
何となく嫌な気分になりかけた時に双子の女の子が出品された。
ミヤビが肘で小突くのとボクが手を挙げたのは同時だったと思う、競り合う相手もなく手に入れた13歳。
“フンッ”と鼻息を鳴らして椅子に座ったボク、小さい子が出るのならオークションも悪くないね。
最後は性奴隷、今までは薄着でも服を着せられていた奴隷達だが性奴隷は全裸、むしろ普段服で隠している部分を晒して金額を決める。
胸をユサユサ揺らした大きな女がセリ台に上がると“あの晩”を思い出して目を伏せたくなる。
それでもミヤビは時々肘で合図してブサイクな娘を娼婦候補として競り落とす。
「ミーア、初物、9歳、性奴隷」
「さて、皆さま性奴隷は大人ばかりではございません。
なんでも王都の好事家の間では幼い娘を愛でるのが流行りだそうですよ、そんな皆さまの為に特別に出品されたのがこちらのミーアです」
メリッサは13歳、子供時代の最後の歳だろうけど、9歳ならボクにピッタリだ。
こんな小さい子なら絶対ボクの言う事きくし、逆らったりしないし、のしかかって来たりしないよね。
ミヤビの合図が無くても買ってやる!
もちろん競り合う相手なんている訳が無い、9歳の女の子はあっさりボクの手に落ちた。
「リフリー、初物、8歳、性奴隷」
なんと2人目の幼女が出品だ、この子は物おじしない性格なのだろうか、堂々とポーズを取っている。
小さい子はそれだけで可愛く感じるのだけど、この子は自分をどうやってアピールすれば良いのか心得ている、そんな幼女だった。
もちろんボクが落としたよ。
オークションはつつがなく終わりサロンのあちこちで競り落とした商品の金を払い奴隷の首輪の主人替えが行われている。
「レオポルト様、こちらの2名の幼女は支払い済みです、主人替えをお願い致します」
「わかった、どちらからにしようかなぁ」
嬉しくて仕方ないけど、あくまでもクールに振舞わないとね、小さい子が好きな変人と思われてしまう。
「ずいぶん女奴隷を買いこんだようだな、レオポルト」
「父上!」
「エステファニアから聞いたぞ、なかなか上玉の性奴隷を納めているそうだな」
「ありがとうございます」
「だが、奴隷は性奴隷だけではないぞ、一般奴隷や専門奴隷も勉強しておけ。
そなたの歳は見聞を広める時期だ」
「わかりました」
これだよ、ボクがオークションに行きたくなかった理由、父上と顔を会わせなくてはならない。
父上はボクがどんなに頑張っても絶対に褒める事は無い、良い成績を出せば。
“もっと上を目指せ”
そう言って来る人だよ。
レオポルトの歪んだ性格の元凶とも言うべき父親です。
子供のためを思っての言動が、全て裏目に出ている様な親をイメージしてください。




