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底辺職の風俗嬢は異世界に行って本気を出す  作者: miguel92
第一部

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第36話 小さい子を抱っこしちゃいました

 巨乳は大きな胸を支えるために、いかり肩になりがちです。



 ヒルベルタ様が商会の戦力になった事で商会の奴隷の価値は更に高まったわよ。

 今日はそんなヒルベルタ様と碁盤を挟んでいるわ、わたしは集中して次の一手を考えるけど、ヒルベルタ様はそれを軽くいなす。

 中学の囲碁将棋クラブレベルでは話にならないわね。


「……ミヤビさん、ここの一手が失着でしたわね、まずは隅の陣地を固めておけばその後の展開も変わってきたと思いますよ」


「わたしはそんな前から失敗していたのね、上手にやっていたつもりでしたのに」


「いえいえ、ミヤビさんは充分にお強いですわよ」


「それは、ありがとうございます」


「ところで、お訊きしたい事が有るのですが、今よろしいでしょうか?」


「どうぞ、わたしの知っている範囲でお答えいたしますわ」


「レオポルト様は女性がお嫌いなのでしょうか……」



 ヒルベルタ様はまだレオポルト様の寝所には呼ばれていない。

ロリコンのご主人様に巨乳のお姉さんは無理でしょう、背格好も大き目で、巨乳だから肩はいかり型。

 どうしよう、ここは本当の事を言った方が良いのかしら、けど許嫁がロリコンではショックよね。


 一旦話を反らそう。



「レオポルト様とはお付き合いは長いのでしょうか?」


「父親同士が知り合いで、幼い頃からお互いの家に遊びに行ったものですよ、とっても明るく良く笑うお方で、これならわたしの将来を任せても安心だと思いましたわ」


 今とずいぶん違うわね、

「ヒルベルタ様、今のレオポルト様はあまり笑わない様に見受けられるのですが、気のせいでしょうか?」


「いえ、ミヤビさんの思った通りですわ、お仕事がお忙しい上に夜遅くまでお勉強に励んでいらっしゃいます。

 ですが一度くらい呼んでくれても良いと思いませんか、それとも他に良い人がいるのでしょうか?」


 ごめんよ、ヒルベルタ様、あなたの恋敵は9歳の女の子なんだ。


「ヒルベルタ様、これはわたくしの意見ですが、仕事に疲れた殿方は癒しを求めます、それを提供するのがわたくし共のお仕事なのですが。

 人と違った癒しを求める殿方もいるのですよ」


「それは小さい子の事ですか?」


 わたしは黙って頷くだけ、商会にいれば嫌でも気がつくよね、レオポルト様の困った性癖。


 気まずい沈黙が2人の間に流れる、重苦しい空気はメリッサが飛ばしてくれた。


「ミヤビ様、ホセフィーナがすぐ来てください、と言っております」


 ホセフィーナはレオポルト様付きのメイド、生活魔法は使えないけど、大人し目の感じで体格も小柄なので、威圧感を与えないだろう、と言うわたしの判断よ。


「わかりました、行きましょう」


 ヒルベルタ様は当然の様にわたしに付いて来る、許嫁に何か有ったと思うわよね。

 使用人用の隠し通路を通って、メイドの控え部屋に辿り着く。

 ホセフィーナは軽く手招きすると、覗き穴を指さす。


 カウチに座ったレオポルト様、膝の上にはミーアを乗せている。

 今までボール遊びをする事はあっても直接的なボディータッチは無かった、ヘタレな童貞だと安心していたが、やはり密室にいて大胆になって来たのね。


 ヒルベルタ様にも見せると、ハッと息を飲んで、そのままわたしに覗き窓を譲った、見るに堪えない光景だったのだろう。


 レオポルト様の手がミーアの小さい身体を抱えているが、両手だけで胴が全て隠れそうなくらい小さい9歳の身体。

 何をしても怒ったり泣き出したりしないと分って来ると、手の動きも次第に大胆になって来る。


 ミーアは一瞬驚いた表情になるが、すぐにメスの顔になってレオポルト様を見上げる。

“ダメよ、男の前でその顔は全てお任せします、の合図になってしまうのよ”


 どれくらい不埒な行為が続いたのだろうか、次第にレオポルト様の動きが激しくなり、突然終わりを迎えた。

 主人は荒い息をしているが、ミーアは何が起きたのか分からず混乱している。



「ホセフィーナはご主人様の着替えを用意しなさい、わたしはミーアを迎えに行きます」


 トントンとドアを優しくノック。


「レオポルト様、ミヤビです、そちらにミーアはいませんか?」


「…いるぞ」

 力の抜けた返事ね、心はまだ天国に逝ったままなのかしら。


「ミーアのブラッチェの授業です、先程から先生が探しておりますよ」


「分かった」


 トテトテと小さな足で駆けて来るミーアはドアを閉じると同時にわたしに抱きついて来た。


 ◇


 ミーアを連れて私室に戻るわたし、ヒルベルタ様は色々聞きたそうな顔をしていたけど、レオポルト様の許嫁が横にいるのは幼い子には負担だろう。


 ちょっとしたソファに座るとミーアを手招きする、哀れな9歳児は

“ゴメンなさい、叱らないでください”

 と目で訴えている。


「ミーア、こっちに座って」

 涙目になって首を左右に振る幼女。


「お姉さんとお話しするだけよ、おいで」


 少しずつ歩み寄るミーアを抱きかかえると膝の上に乗せて対面の姿勢になる、

近くで見るとプニプニで赤ちゃんみたな肌よね。


「ゴメンなさーい」


 遂に涙腺決壊したミーア、自分なりにイケナイ事をしたと言う自覚は有るみたいだけど。叱らないで優しく気持ちを解きほぐしてあげないとね。


 ◇


 わたしの胸で大泣きしたミーアの洟を拭いてあげている。


「……ゴメンなさい」


「誰も怒ったりしていないわよ、ねぇご主人様に抱っこしてください、ってお願いしたの?」


 首をフルフル左右に振る涙目の女の子。


「ご主人様が、おいでって言ったのね」

 小さい首を縦に動かす。


「大丈夫よ、ミーアは何にも悪くないから心配しなくても平気よ」


「…だけど、抱っこされていたらお尻がコリコリして来て、面白いからお尻を動かしていたら、ご主人様が変になっちゃた…」


 いやいやレオポルト様、幼女のお尻、それも服越しでも天国に逝けるなんて凄くない?

 ミーアも自分のお尻が決壊のきっかけになったと本能的に感じて申し訳ない顔をしているのね。



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