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底辺職の風俗嬢は異世界に行って本気を出す  作者: miguel92
第一部

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第26話 魔性の幼女

 水商売に限らず、接客業はストレスが溜まります、解消方法は人それぞれです。



 ダ・デーロの街の地図は、手の平を開いてみてね、親指と人差し指の付け根辺りが街の中心部なの。

 外に伸びた親指が半島になっていて、金持ちの別荘地みたいになっているのよ。


 そんな高級別荘地が立ち並ぶ地区を進む馬車、わたしの横には清潔感溢れるワンピースを着たリフリーがお澄まし顔で座っている。

 本人はお仕事が出来ると自慢顔。


だけど、いくらサキュバスだからって、年端もいかない子を変態兄弟に差し出すなんて、人として最低じゃない。


 小さいけど品の良い家の前に馬車が停まった。

 わたしは小さな手をつないで、玄関に向かうと、執事とおぼしき人が出迎えてくれたわ。


「それじゃミヤビ様、行ってきます」


「明日のこの時間に迎えに来るからね、気をしっかり持ってご奉仕するのよ」


「ハ~イ」



 ◇◇



 ヴェヌウスはお菓子を食べるようなものだから、ご褒美だと言っていたけど。

 最初から幼女を性欲処理の道具としてしか見ていない殿方達、いくらサキュバスだからって、幼い子を組み敷くなんてどうなのよ。

 今更ながら胸が痛くなって来たわよ。



 ソープ嬢時代も嫌なことがたくさんあったわ。

 心が痛くなると買い物で気を紛らわせた、普通のOLさんの月給くらいのブランド物のバッグを現金で衝動買いしたり、買ってから一度も袖を通してない服もたくさんあったわね。


 物が欲しかった訳じゃないの、買い物の瞬間の快感が忘れられないのよ。

高級ブランドの店員の対応はささくれた心をまるく整えてくれしね。


 こっちの世界でわたしの心を満たしてくれるのは何かしら? ショーティーみたいな男を囲うのは何か違うわよね。



 ◇


 ほの暗い部屋にオレンジ色の間接照明、サテン生地のクッションやベルベット生地のマットレス。

壁には少女のあられもない姿の絵画や、裸体の幼女の彫刻が並んでいる、悪趣味を極めた背徳の部屋。



 可愛い唇が離れ、ゴックンと喉を鳴らし、男性を飲み込むと“ケホッ”と可愛いゲップ。

“お仕事って、楽しいね”

 次はもう一度、こっちのお兄さんにしてみよう。


「ねぇねぇ、“ごほーし”しに来たよー」

 ブヨブヨした身体を揺するけど、ウーンと唸っているだけ。


 ◇



 翌日リフリーを迎えに行く、わたしはどんな顔して彼女に会えばいいのだろうか。

 馬車は小奇麗な別荘に着いたけど、人が出て来る気配はない。


「おかしいわね、サン・ホセ」


「あちらの窓が開いています、留守ではないはずです」


 待っていてもらちがあかないのでわたし達は別荘に足を踏み入れる。

 小さいとは言うのは、周りに比べての話、それなりの広さがあるのに人の気配がまったくしない。


「ミヤビ様、こちらにいます」


「わかるの?」


「臭いがいたしますよ」


 ドアを開けると強烈な生臭さ、オスの臭いを何十倍に濃縮したような、鼻孔に対する暴力。


「あっ、ミヤビ様だ~」


 幼女リフリーはサイズの合わない椅子に座って脚をブラブラさせていた。


「いったいどうしたの? リフリー」


「どうって、“ごほーし”していたんだよ、あっちに兄弟がいるでしょ、お腹が出た人、10回もしていないのに疲れて寝ちゃったよ。

 それと“しつじ”さんと5回、護衛のお兄さんは6回、庭師のおじいさんは3回で“頭が痛い”って言って出て行っちゃた」



 主寝室は嵐の後の様に散らかり、そこかしこに全裸の男性が弛緩した状態で横たわっている、乱交パーティーでもあったの?



「リフリー、あなたは平気なの?」


「えっ、別にぃ」


 サン・ホセが倒れ込んでいる大人達をベッドに運んでくれた、死んではいない。

だけど、何度も何度も天国に逝って青色吐息な状態だったそうよ。


 ◇


 身体を綺麗にして馬車に乗せたら、さすがのリフリーも緊張が解けたのか、わたしの膝でクークー寝息をたてている、いったい何か起きたのかしら?


 リフリー、あなたいったい何者?



 ◆◆



 今日はリフリーにご褒美、何か欲しい物が有るか?と訊いたら、

“お菓子が食べたい!”

 と言う歳相応の答えが帰って来たので、上等なお菓子をあげる事に。


「お嬢様、こちらでございます」


 メイドのメリッサに案内された幼女リフリー、お嬢様と呼ばれ嬉しいのか得意顔だ。


「ありがとう」


「こちら紅茶になります」


 子供用に砂糖を入れて飲み易くしたティーカップを目の前にしたリフリーだが。


「あら、素敵な香り、良い“ちゃば”を使っているのね」


 微笑ましい幼女の背伸びにメリッサも嬉しそうだ。



 シロップのかかったスコーンを前にすると、お嬢様の仮面を脱ぎ去り下町のクソガキの顔をしてお菓子を頬張っている。


「ねぇ、リフリー、昨日はお仕事お疲れ様でした、身体はどこか痛いところはあるかな?」


「…別に、  へいき 」


 口の周りを汚してお菓子を口に詰め込んでいる幼女は皿の上の物を全て平らげ、今はわたしの皿に狙いを定めている。

“そんなに食べたら晩御飯が食べられなくなるからダメよ”


「こっちのお皿のお菓子も欲しいのかな?」


 コクコクと頷く幼女リフリー。


「それじゃさぁ、お姉さんとお話ししようか、そうしたら食べても良いよ」


「わかった!」


「昨日は何が有ったのかな、あっ、嫌な事は言わなくても良いからね」


「別に嫌な事なんてなかったよ、うんとね、お部屋に入ったら大人の人が2人待っていたの、それから服を脱いで……」



 小さな口から発せられた言葉はわたしの想像通りだった、いや想像以上だろう、いたいけな幼女に大人2人なんて。

 その後の展開も想像通りでエゲツの無い事を幼い口から聞かされたのだが。



「……気持ち良かったよ」


 口の周りをシロップまみれにして、天真爛漫な笑顔のリフリー。

だが、そんな話は聞かされた後ではシロップが別の物に見えて来る。


 彼女を上手く使えば、歪んだ性癖の持ち主を満足させられて、幼女にもご褒美が貰える、ウィンウィンの関係になれるけど。

 幼女の娼館って、人としてどうなのよ。



 ロリコンが幼女を手籠めにしようとしたら、返り討ちと言う話しです。


 幼女専門のロリ娼館は無しです。

 えげつないですよね。

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