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底辺職の風俗嬢は異世界に行って本気を出す  作者: miguel92
第一部

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25/54

第25話 小さい子が欲しい

 ここから数話は全面的に書き直しをしました、着地点は同じですけど、飛行経路がまったく違います。



 奴隷商会の応接室に来たのはショーティー、エステファニア様の娼館にいるヒモみたいな男に見えるわ。

今は有能な秘書の顔になりビジネスの話をしているわ。


 わたしはバレーナの皮を独占販売したくて彼に色々手を回してもらっているのだけど、それも最終段階に入ってきたわ。


「……そう言う訳でスリーローズ商会がバレーナの皮を独占して販売する事に関して最初は問題が無かったのですが。

ここに来てギングリッチ兄弟商会がゴネ始めたのですよ」


「お金で黙らせる訳にはいかない相手なのですね」


「そう言う事です、女を世話しろと言いだしまして、ミヤビ様に相談に上がった次第です」


「娼館に行けば女性なんて選び放題でしょ、どうしてわたしに?」


「小さい子が欲しいと言いだしたのですよ……」



 ◇◇



 ソファに座って苦悶するわたし。

 わたしの思い通りにしたいのなら、幼い子を差し出せとは。

 こちらの世界にもロリコンがいた、まぁ、ヘタレのレオポルト様程度なら、仕方ないけど。

 ギングリッチ兄弟商会はガチなロリコンだ。


 この前オークションで手に入れたリフリーが最適だろう、どういう生まれかはしらないけど、殿方に色目を使い、シナをつくる幼女とは、今回の仕事にピッタリだ。

 最近手に入れたばかりなので、それ程愛着が湧いていないのも丁度良い。


 まてまて、そう言う問題ではないだろう、まだ年端のいかない娘を変態に差し出すのは人としてどうなのよ。

 愛着が湧いていないなんて、物じゃないんだから、リフリーは一人の人間なのよ。


 いやいや、ここは奴隷商会なのよ、商品を右から左に流して利益を得る場所でしょ。

 八百屋や肉屋と同じなのよ、商売に徹しなさいよ、風俗ではもっと理不尽な事があったじゃない。


 あー、考えがまとまらない!

 わたしは手を軽く二回叩くと、メイドのメリッサがやって来た。


「お茶が欲しいの、頭がスッキリするような茶葉でお願いね」


丁寧なお辞儀をして、去って行ったメイド。


 色々と気をまわし過ぎて疲れたのだろう、気がつけば瞼は閉じられていく。



 ドライアイスの煙の向こうから、完璧な美人さんが、アルカイックスマイルで微笑んでいる。

相変わらず、現実感が全然無いわよね。


 よく見ると、今日は胸がはだけているのだけど、エロさは無く、ギリシャの彫刻の様な神々しさを感じさせる。


「ヴェヌウスじゃない、ちょっと相談があるのよ」


「分かっています、全て見ておりましたよ、リフリーの事ですね。

 あなたの性格なら、思い悩むでしょう、ですが、ここはあの子を差し出すところです。

 それで全てが収まりますよ」


「本気で言っているの? あの子が何歳なのか知っている」


「なるほど、ならばミヤビに訊きます、リフリーの適正は見極められましたか?」


「 …… 何色でもないわ」



 どんなに小さくても人は適正の球を持っているの、だけどリフリーだけは別よ。

幼女の胸元を何度も目を凝らして見たけど、色が分からない。

 何も無いか? と言われれば、そうでもない、何かあるのだがそれが何色なのかは分からない。



「サキュバスって知っていますか?」


「ああ、エッチの神様の事?」


「それは違います、サキュバスは神なんかじゃありません」

 ちょっと不機嫌な顔になったヴェヌウス。


「けど、エッチが好きなんでしょ」


「大筋はそれで正しいのですが、細かく言うと、サキュバスが好きなのは男性の“精”です、彼女達には最高のご馳走ですよ」


「リフリーはサキュバスだったの?」


 頷く神様。



 やっぱりここは異世界だったのね。

 獣人がいるのだから、サキュバスがいてもおかしくはない。

 けど、リフリーはまだ幼いわよね、親がいるんじゃない?

 そんな質問をヴェヌウスに投げる。



「どこから説明したら良いものやら、サキュバスは人でなければ魔物でもありません、ましてや神などおこがましい存在です。

 強いて言えば自然現象みたいなものです、人の欲の集まる場所に突然湧いて出て来るのですよ」


「ふ~ん、それじゃ、リフリーを変態兄弟商会に差し出すと、どうなるの?」


「とにかく理由をつけて、一晩だけ貸し出す形にしてください。

 リフリーはまだ幼いので、手加減を知りません、文字通り、吸い取ってしまいますよ。

サキュバスに精を吸われる時、男は最高の快感を味わいますからね」



“小さい子に欲情するような男は精を吸い取られて、死んでしまえばいいのよ”



「ミヤビよ、そう簡単に人の死を願うものじゃありません」


「ちょっと、なんでわたしの考えている事が分かるのよ?」


「わたしは神ですよ」


「覗かれてみたいで嫌よね。

 まぁ、良いわ、それでサキュバスは、精を吸わないと生きていけないの?」


「なんと言えば良いのか、サキュバスに精は必需品ではありません。

あれば嬉しい、デザートの様なものだと考えてみてください。

ですが、小さい子にお菓子をあげたら、際限なく食べ続けますよね。

リフリーはまさに子供ですよ。

まぁ、大人でも甘いものが我慢できない人はいますけ …… 」




 なんか心地よい香りがする。

 目を開くと、メリッサが優雅な仕草でカップを置いてくれている。

 ティーカップの向こうには、ハチミツがたっぷりかかったスコーン。


 一つで我慢しようと思ったハチミツスコーン、結局三つも食べてしまったわ。

 あら! 大人のわたしでも我慢が出来ない物があるのね。



 サキュバスの設定は曖昧です。

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