第42話 あなたにしか
調査の過程で、ツヴァイは剣守の一族、シェリカ・クロスソードと再会する。
「久しぶりね。えっと、ユースの息子さんーーだったかしら」
「そのネタいつまで引っ張る気だ。お前も人の冗談をまに受けんな」
かなり昔に会ったきりなので、ツヴァイに関する情報があやふやになっているよだった。
天然であるそんな彼女を含めた、剣守の一族とは、
勇者の後継者がいなかった場合に、勇者の所持していた剣を保管するために存在する者達だった。
「数えるくらいしか役目を果たしたことはないけれどもね……。この世界にはいつの時代にも危険で満ち溢れていたようだから」
シェリカはのべる。
フェイトはまた世界を壊そうとするだろうと。
そして彼を放置しつづければ、いずれまたレムリア・ワールドとレム・ワールドが入れ替わってしまうだろう。
「そうさせないためには、この世界にあるすべての遺跡を起動させて、神様を復活させることが重要ーーってユースが言っていたわ。それと、あなたが訪ねてきたら、教えてあげてほしいともね」
女神を復活させるための条件は、シエラを討伐して安全を確保しておくこと。
古の時代から生きて来たツヴァンは、強い精神干渉体制を身に着けていた。魔物や精霊の干渉を受けないツヴァンにしか、シエラは倒せないのだという。
「それはユースにもできないこと、あなたにしか果たせない」




