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勇者ご令嬢 アッシュの物語  作者: リィズ・ブランディシュカ
第6部

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第42話 あなたにしか



 調査の過程で、ツヴァイは剣守の一族、シェリカ・クロスソードと再会する。


「久しぶりね。えっと、ユースの息子さんーーだったかしら」

「そのネタいつまで引っ張る気だ。お前も人の冗談をまに受けんな」


 かなり昔に会ったきりなので、ツヴァイに関する情報があやふやになっているよだった。


 天然であるそんな彼女を含めた、剣守の一族とは、


 勇者の後継者がいなかった場合に、勇者の所持していた剣を保管するために存在する者達だった。


「数えるくらいしか役目を果たしたことはないけれどもね……。この世界にはいつの時代にも危険で満ち溢れていたようだから」


 シェリカはのべる。


 フェイトはまた世界を壊そうとするだろうと。


 そして彼を放置しつづければ、いずれまたレムリア・ワールドとレム・ワールドが入れ替わってしまうだろう。


「そうさせないためには、この世界にあるすべての遺跡を起動させて、神様を復活させることが重要ーーってユースが言っていたわ。それと、あなたが訪ねてきたら、教えてあげてほしいともね」


 女神を復活させるための条件は、シエラを討伐して安全を確保しておくこと。


 古の時代から生きて来たツヴァンは、強い精神干渉体制を身に着けていた。魔物や精霊の干渉を受けないツヴァンにしか、シエラは倒せないのだという。


「それはユースにもできないこと、あなたにしか果たせない」



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