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勇者ご令嬢 アッシュの物語  作者: リィズ・ブランディシュカ
第6部

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第41話 分岐



 ティータ・ネレイアン。

 その女性は、自らの事を転生者だと名乗り、レムリア・ワールドの事情について口にした。


「あなたは運命の迷い人。私は神様から世界を守るために遣わされた使者です。好ましくは思っていませんが」

「嫌いな相手の頼み事聞くたぁ、面倒なことやってんな」


 ティータが言うには、ステラが幼い頃にカルル村の住人達を助ける為に迷いの森に入った時にツヴァイが出会っていれば、ツヴァイの今までの苦労は全て報われていたはずと言う。


「この世界には様々な可能性があり、特に今の時代では様々な要因で分岐するらしいですから、仕方のないことだとは思いますしね。あ、世界が滅んだ未来いくつあるかいります?」

「いらねぇに決まってんだろ、そんな情報」


 ティータは返答がわかっていたような顔で、話題をさっさと移す。


「勇者ユース様たちとその迷いの森の分岐点で出会っていれば、あなたは余裕を持って会話することができたでしょう」


 その内容は、どうやってもツヴァイ達ができなかったことだ。


 シエラを次の時代に転生させる事なく、完全に殺す方法だ。


「お前は知らねぇのかよ」

「はい」


 ツヴァイはその方法を調べ直す為に、ユースの残した情報をかき集める事にした。



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