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勇者ご令嬢 アッシュの物語  作者: リィズ・ブランディシュカ
第6部

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第40話 ティータ



 フェイトは討伐され、それぞれは日常へ戻る。


 ツヴァイも、再び平穏な生活に戻った。

 知り合いが亡くなったことで、幽霊屋敷の跡片付けを手伝ったり、教職をこなす毎日を送っている。


 教師の仕事の合間に、時折王宮を訪れる事が多くなったツヴァイは、食堂で特務の女性騎士ティータ・ネレイアンに出会う。


「勇者ユース様のお子さんと聞いていたので、どんな小さな人かと思えば……。随分と大きなお子さんなんですね」

「人の冗談を真に受けてんじゃねぇよ」


 ティータは、特務部隊の一員として、暴政の影響を残す部分を片付ける人間だ。


「こういった時、前にいた世界では名刺を渡すものですが、生憎とこちらにその文化はないので」


 ティータ代わりに干し魚で作ったパンを差し出してきた。


「魚料理が大好物と聞きまして、どうぞつまらないものですが」

「ユースのやろうのつまらない冗談に踊らされてんじゃねぇ」



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