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第37話 魚トラウマ
国の行方を左右する嵐が過ぎ去った後、ツヴァンは新しい勤務地で今までと同じように怠惰な日常を過ごしていく。
サイモンからは「昔と違って死んだ魚の目をしてる」と言われたが、それを否定する気にはなれなかった。
魚に例えられることが嫌いである事をのぞいては、彼と過ごす時間はあまり嫌ではない。
サイモンは、権力や立場にあまり興味がなく、なにげない日常こそが第一だと考えているからだ。
だが、そんな日々は長く続かない。
シエラの暗躍の情報を手にしたツヴァンは王宮へ向かう事に。
そこでは、ステラの恋人であるツェルトが、シエラに乗っ取られて脅威を振りまいているという状況があった。
死んだことになっている彼が王宮へ顔を出せたのは、クーデターが終わった後玉座に腰をおろした新しい王エルランドのおかげだ。




