表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/20

容量過多


死んだ『アイツ』は死んだ......。



懐から銃を奪いあの人は言う。


「どっちがいい?」


ハサミと銃、どっちが......。



何も想像出来なかった......美咲多江子を見つめ、俺は死んだ。






「......うっ!!」


声が出ない、出せない、感じた事のない痛み。


動けない、ただ痛みに耐える、耐えられない。



限界だ......この世界で......死ぬ。




「9つ目の世界へ、ようこそ。」




真横から聞こえた。


あの人の声......美咲多江子......。



驚いて後退(あとずさ)り気付く。


「......ここは......?」


「私の家。」



裸で横たわる彼女。


欲しかった玩具を(ようや)く手にした様に......。



「......どう、やって......。」


「所有者が代わったのよ。」


その手にはあの機械があった。


美咲さんも2%って事なのか......所有者って一体何の事だ。



「なるほどね......渡る度にこんな情報量を脳に詰め込むの......回数をこなせない、苦肉の策が人柱......もう少し手は有りそうね。」


頭痛が一向に(おさ)まらない。


「鼻血は私の裸が原因?なんて、冗談も聞きたくないかしら。」



気を抜いたら意識が飛びそうだった。


美咲さんが何を考えて渡ったのか?これからどうするのか?


考える事さえ苦しくて、思考出来ずにいた。



「シャワーを浴びてくるわ。」



逃げなきゃ......


歩みは遅く、頭は踏み出すたびに痛かった


それでも、逃げないといけない......本能が危険だと叫ぶ。









どれくらい歩いたのだろう




何度か諦めようとした




いや、諦めればよかった......



「りょーちゃん。」



......そうか......会いたかった......。



「めぐ......も、う、大丈......ぶだから、な。」



「うん。ありがとう。」







帰ろう。



元の世界へ。



かえ......ろ...............。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ