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エレン・マスクウェル

「えっ!?」



エレン・マスクウェルさんは目を見開いた。


「私なんて!

貧乏貴族ですし!取り巻きになっても威厳なんてありませんよっ!?」


うん。この子しっかりしてる。


6歳で取り巻きだとか、威厳だとか。



「ん、もう!ん私は取り巻きが欲しいんじゃないの!

一緒にいて楽しい、素直な本音が話せる友達が欲しいの!それにはエレン・マスクウェルは必須なの!」




ふえっ!?っとエレンさんの瞳がこぼれそうになるまで開いた。そして



「わ、私でよければ」


と、うなずいてくれた。



桃色に上気した頬が可愛い。



「私のことはアリスって呼んでね」


「は、はい!私のこともエレンと!」



「あと~!敬語禁止だからねっ!」



「ふぇぇぇ~!それは上流貴族からの命令ですかぁぁぁ~!?」



「う~ん。友達命令っ?」



「もうっ!」



「「あははははは!」」



「わかった!アリス、よろしくねっ!」



「うん、エレンよろしく_!」



初めての女友達できました!



「アリス~?どこ行ったの?」



     ん?


この声は。



お兄様たち。




「エレン逃げよう!?」



私はエレンの手を握り走る準備をする。



「ふぇ?もう駄目だと思うよぉぉぉぉ!!!」




「なんでっ!?」



ガシッ



次の瞬間。


私の方が何者か(お兄様)によって掴まれた。



「なぁに逃げようとしているのですか?アリス?」



「フォルツ。」



「そうだよ!アリス!」



「シャル。」



「ぼ、僕を避けているんですか!?」



「トリア。」



なんで来ちゃったのぉぉぉ!?



エレンは!?と後ろを見ると、


頬を真っ赤にしてたじろいでるエレンを見つけた。



「エレン!」



「は、はひっ!」


しっかりしてくれ~エレン!




「で、誰この子は?」



「お、お兄様。」




私が天を仰いでいると、絶対零度の魔王オーラをまとったお兄様が尋ねてきた。



「は、はい。友達になりました...

マスクウェル子爵の令嬢。エレン・マスクウェルです。」



「あぁ!初めまして、アリスの兄のレオノーラ・シャーロットです。」



「僕はシャルル・リンスです!」



「ぼ、僕はシュトリア・マルスですっ。」



「僕はスフォルツァンド・リンスです。」




「挨拶が遅れて申し訳ございません!

マスクウェル子爵が娘 エレン・マスクウェルですっ!」


顔を真っ青にしながら慌てて挨拶するエレン。


そりゃそうだよね。



王子様二人と、宰相の息子だしね。

それにトリアは名門資産家として有名な侯爵の息子だし光魔力保持者。


最高峰の身分の人に先に挨拶させるのはダメだもんね。





「あらぁ~?殿下方ぁ!レオノーラ様も!シュトリア様もいるじゃないですかぁ!?」




って次は誰やねん!













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