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異世界転生に祝福を...。(女神からの祝福を受けて異世界転生したら無双する事になった)  作者: 緋勇蒼夜
第五章 妖精族の国【ライカンスロープの脅威】
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(70)妖精族の国へ 新たな旅立ち

新しい旅の始まりです。

早速事件を一件解決します。

では本編をお楽しみください。

翌日、俺達は西門から旅立った。


「皆さん、気をつけて行ってらっしゃい。皆さんの旅に女神様の祝福を」

「ありがとう。行ってくるよ」

「行って来ます」


衛兵に見送られて俺達は西門を後にする。


「賑やかな街だったな」

「戻って来たら案内してやるよ」

「ありがとう、兄貴」


嬉しそうに微笑むレオン。

他愛ない話をしながら旅を続ける。

途中何度か野営したら、レオンが驚いていた。


「兄貴、いつもこんな豪華な野営してんのか?」

「そうだけど?」

「いや、最早野営の域超えてるぜ?極め付けは、このテントだな。凄すぎるわ」

「そうか?」

「そうだって」


当たり前と思ってたから、言われて異常だった事がよくわかった。

異常だったのか。

少し凹む。

でも今更変えられないしな。

そんな事を考えていると、アイリスに心配された。


「リヒト様?どうされました?」

「ん?何でもない」


慌てて否定する。

怪訝そうな顔をされた。

暫くそうやって進むと、妖精族の国が近づいて来た。

国境を越え、国に入る時ギルドカードを提示すると少し騒ぎになった。


「な!SSSランク⁉︎」

「そうだけど?」


ざわざわとする衛兵達。


「お前等、この人は人族の英雄だぞ?」


痺れを切らせたレオンが言い放つ。

それに更に騒つく。


「貴方達いい加減にしなさい。この方はエルフ国第18王女であるこの私、王女アイリスの婚約者ですよ?ざわついてないで通しなさい」

「そしてこの方は我等エルフの英雄でもある!」


アイリスとアインが宣言する。

王女であるアイリスの登場に、すぐに道を開ける衛兵達。

その間を皆で通る。

国境を越えて暫く言ったところで、妖精族の衛兵達に取り囲まれた。


「これは何の真似だ?」

「この方が女神アレンシエル様の使徒様だと知っての暴挙か?」


一瞬ルカの言葉に騒めくが、俺達を取り囲む事に隙を作らない衛兵達。


「見え透いた嘘を!女神様の名前まで出すとは!」

「本当にそうだっての!」


苛つき声を荒げるレオン。


「証拠は?」


更に言い募る衛兵達。

俺は溜息をつき、ステータスボードを素早く操作する。

衛兵達にも見えるように表示する。


「な⁉︎」

「これで証明になるか?俺のステータスボードだ。あんた等に見えるように表示した」

「これは…」


目の前のボードには称号がはっきりと載っていた。

女神アレンシエルの使徒だと。

それにもう一つ気になる称号があることに気づいた。

八百万の神の寵児?何だ?この称号。

初めて見たんだが?

困惑しているとステータスボードを見た衛兵達が詫びて来た。


「申し訳ございません。リヒト様。ご無礼を致しました」

「いや、わかってくれたら良いんだ」


何とかその場は落ち着き、解放された。

色々あったが何とか最初の街に辿り着いた。

割と賑やかな街。

名前は物作りの街ヒダタカノ。

なんだか元の世界の地名に似てるな。

ぼーっと考えているとクロトに声を掛けられた。


「どうしたの?リヒト」

「いや、元の世界に似た地名があったなと思ってさ」

「そうなんだ?」

「まぁな」


街に入り宿を探してチェックインすると、すぐさまギルドに向かう。

カウンターに向かい受付嬢にギルドカードを提示して情報を求める。


「すまない。この国に関する情報が欲しいんだが?」

「っ⁉︎情報ですね?こちらになります」


情報を纏めた書類をくれる受付嬢に、礼を言って受け取り、カウンターから離れて皆で目を通し精査する。


「どう見る?」

「かなりの犠牲者が出てるみたいだね」

「そうだな」


見る限り相当数の犠牲者が出ていた。

多分報告に上がっているよりも多くの犠牲が出ているだろうなぁ。

資料を見ながらそう考えていた。


「もう少し情報が欲しいな」


そう呟くと、それを聞き咎めたのか1人の妖精族が接触して来た。


「あの〜SSSランク冒険者のリヒトさんですか?」

「そうだけど?」

「あのお願いしたい事があるのですが」

「構わないけど何?」


詳しい話を聞くと、彼女の姉妹が拐われたらしい。

拐われてからまだそれ程経ってはいないらしいが楽観は出来ないと判断した俺はすぐさま街を出る。

その前に攫われた前後の情報を手に入れて、ある程度の居場所を見つける。

そこを目指して移動する。

ヒダタカノからそう離れていない場所に洞窟があった殆どの犠牲者がここで消息を絶っていた。

魔法で灯りを作り中に入ってみる。

中に入ると微かな異臭がした。

レオンにははっきり嗅ぎ取れるらしく鼻を押さえて呻く。


「凄い異臭だな。これ1人2人じゃないぞ?」


奥に進むと開けた場所に出た。

そこにはライカンスロープ達が居て妖精族の遺体が山のように放置してあった。

彼等はそれを弄ぶように破壊していた。

その様子を見て思わず毒づく。


「胸糞悪いな」

「誰だ⁉︎」


耳も良いのだろう。

俺の呟きを拾い、反応して来たライカンスロープ達。

奥の一体の手には、今まさに食らわれそうになっている妖精族の姿があった。

間髪入れず刀を抜いて飛び出す俺。

仲間達も後に続く。

俺は一気に奥のライカンスロープに間合いを詰め、腕ごと切り落とす。

妖精族を捕らえていた腕が根本から落ちる。

すかさず捕まっていた妖精族を救い出す。


「大丈夫か?」

「はい、貴方様は?」

「助けに来たSSSランク冒険者リヒト・カサギリだ」

「女神アレンシエル様の使徒様だと言うあのリヒト様ですか?申し遅れました。私はミリアと申します」

「改めてリヒト・カサギリだ。あんたの言うように、俺がその使徒だが?」


頷くと安心した顔をする。

俺は彼女の周りに結界魔法を展開させ、ライカンスロープ達の討伐に注力する。

数分後、討伐は完了した。


「討伐完了。皆、お疲れ様」


刀の血を飛ばし鞘に収める。


「ミリア、怪我はないか?」


助けた妖精族に声を掛ける。


「はい、大丈夫です」

「取り急ぎ、討伐は完了した。街に戻ろう。あんたの妹が心配して待ってる。その前に妖精族の遺体を回収しないとな」


イベントリに妖精族達の遺体を回収する。


「一体何を?」

「女神から貰った俺の能力だ。これを使って彼等の遺体を回収して弔わないとな」


そう言うと全ての遺体を回収し終える。

遺体を回収すると洞窟を出る。

洞窟を出ると近くに魔法で穴を掘って妖精族達の遺体を中に出し、土を被せて埋葬した。

埋葬した後の土にエルフの国で手に入れたエミリアの花の種を植えた。

エルフ語で平和の意味を持つこの花を彼等の墓標に手向け安らかな眠りを祈るためだ。

全ての工程終え、皆で街に戻った。

ギルドに入ると、待っていた妹が彼女に駆け寄る。


「姉様!」

「アリア」

「ご無事で良かったです」

「リヒト様のおかげよ」

「ありがとうございました。リヒトさん」

「どういたしまして」


にっこり微笑んで答える。


「あのさ、今この国で起こっている事を詳しく知りたいんだが?」


彼女達に話を聞く。


「わかっています。私達でわかる事ならお答えします」


にっこり微笑んで答えてくれる。

とりあえず、明日近くで会う約束して別れ、俺達は確保しておいた宿に戻った。



如何でしたか?

新しい旅が始まり、新しい事件に身を投じていきます。

続きはまだ次回です。

次回もお楽しみ〜。


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