(67)幕間話【それぞれの想い】
さあ、幕間話の第二弾です。
今回は仲間視点の話になります。
非情な判断を下し1人で背負ったリヒト。
彼の覚悟を目の当たりにして仲間達なりに感じた事があるようです。
そこにスポットを当ててみました。
では本編をお楽しみください。
オークロード戦から暫くして僕らは王都に戻ることを決めた。
僕の名前はクロト。
リヒトの相棒で親友のSランク冒険者だ。
僕は今少し後悔している。
彼1人に背負わせてしまったから。
何処までも一緒だって言ったのに、僕は怖気付いてしまった。
情けなかった。
そしてリヒトに申し訳なくて仕方なかった。
明らかにリヒトがショックを受けてるのは明らかだ。
なのに僕は何もできなかった。
何の為に強くなったんだろう。
「はぁ…」
深い溜息を吐く。
すると、部屋の扉がノックされた。
「はい?」
「クロトさん、よろしいですか?」
「フィアナ?どうしたの?」
扉を開けると、フィアナとルカとアインにリリアが立っていた。
「どうしたの?皆揃って」
「遅くにすみません」
「少しお話をさせていただきたく思いまして」
「リヒト様の事です」
「彼の方に私達は全てを背負わせてしまいました。皆その事を後悔しているんです」
「自分達の覚悟の無さを感じたです」
しゅんと肩を落として言うリリア。
皆僕と同じ事を考えてたんだな。
「クロト様?」
「僕達はリヒトに頼り過ぎていたのかも」
「頼り過ぎていた?」
「その背負ってる物の重さを僕等はちゃんと理解していたのかな?」
「確かにそうですね」
「僕はこれから精神面でも強くなる。リヒトをちゃんと支えられるように」
「そうですね。私達も強くならなくては」
「我等の主の為に」
「私も強くなるです!」
皆それぞれ決意を新たにする。
リヒトは今頃アイリスが元気付けてくれてるかな?
ちょっと心配だけど…。
僕等はこれから強くなる力も心も体も。
リヒトを支えていけるように、なるんだ。
絶対‼︎
僕は彼の相棒なんだから。
リヒトが背負ってる物を受け止められるように頑張らなきゃ。
僕は改めて、心を新たにする。
仲間達を代表してクロトの視点で書かせてもらいました。
あの戦いの後、仲間達が何を考えていたのかなどを彼ら視点で書かせていただきました。
如何でしょうか?
まだまだ秘密を抱えているリヒトですが、良い仲間に恵まれたようです。
次回から新章が始まります。
妖精族の国【ライカンスロープの脅威】が始まります。
次回をお楽しみに。




