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異世界転生に祝福を...。(女神からの祝福を受けて異世界転生したら無双する事になった)  作者: 緋勇蒼夜
第四章 獣人族の国編【不死族の強襲】
62/111

(62)死霊の街サカリア

ロードとの最終戦です。

レオンの正体が明らかになります。

では本編をお楽しみください。

炭鉱の街グルズから半日ほど離れた場所に、不死族で溢れた滅びた街があった。

つい数ヶ月前までは、命あるもの達で溢れ賑わっていた街は、死の香りに包まれ不死族で溢れかえっていた。

ノーライフキングロードが、不死族を連れ現れ、あっという間に滅してしまったのだ。

一際死の香りに包まれた街一番の大きな屋敷にノーライフキングロードが鎮座していた。

その隣には、リッチが一体付き従っていた。


「ロード、そろそろ王都を落としますかな?」

「まぁ待て。人族とエルフの英雄が来ているそうではないか?奴の手並みを拝見してからでも遅くはあるまい」

「御意」

「くくくっどこまで抗えるものか楽しみよな」


骨だけの体を揺らし、カタカタと不気味な笑い声をあげるノーライフキングロード。

一方装備を受け取り準備を済ませたリヒト達は、ギルドで指名という形で依頼を受け、ノーライフキングロードと不死族の待つ街へ向かった。

それに道案内という名目でレオンが同行していた。


「自分の身は自分で守れよ?レオン」

「わかってるって、兄貴」


軽口を叩き合うリヒトとレオン。

それにため息をついて、ツッコミを入れるクロト。


「2人とも緊張感なさすぎだよ?もうすぐ問題の街に着くのに」

「だからだろう?緊張したままだと、隙をつかれて攻撃を許してしまうかもしれない。だから俺なりに緊張を解してただけなんだが?」

「え?そうなの?レオンも?」

「俺は特に何も考えてないぜ?」

「まぁ、そうだろうな」

「あはは」


豪快に笑い飛ばすレオン。

その隣で呆れるリヒト。


「そろそろだな。ここまで死臭が漂ってる」


顔を顰めるリヒト。

他の皆も顔を歪める。

生き物の気配のしない街に入っていく。

一足踏み込んだだけでそこかしこから不死族が襲いかかって来る。

それを歩きながらバッサバッサと斬り捨てて行くリヒト。

そのリヒトに続く様に敵を次々と斬り捨てていくクロト達。


「予想はしてたけど、うんざりするくらいいるね」


げんなりした様子で1人愚痴るクロト。


「文句を言ってる暇ないぞ?クロト」


斬り伏せながら答えるリヒト。


「わかってるよ」


斬り伏せながらリヒトに答えるクロト。


「だが確かにウザいな。バニッシュで数を減らすか。輝きの追放バニッシュ‼︎」


光魔法の浄化を行うリヒト。

光に弱いレイスなどは瞬く間に浄化されていく。


「これで少しは前に進みやすくなったな」

「うん、ありがとうリヒト」


更にスピードを上げて斬り伏せていく。

その間にそれぞれの武器に聖属性を付与する。


「兄貴、向こうにでかい屋敷があるぜ?」

「特に死臭が強い場所だな。あそこにいるのは間違いなさそうだ。皆、気合い入れて行くぞ!」

「「「「「了解‼︎」」」」」


気合い入れ直して屋敷目指し斬り伏せながら前に進む。

屋敷にたどり着いた一向。

慎重に前に進む。


「リヒト様、この先にいるのでしょうか?」

「間違いなくいるな。油断するなよ?」

「勿論ですわ」


気を引き締めるアイリス。

隠しきれない死の気配が漂うとある部屋の前に辿り着く。


「此処だな」


静かに扉を開く。

朽ち果てた正面のテーブルにローブを纏ったノーライフキングロードが座っていた。


「ようこそ我が屋敷へ、待っていたぞ?人族とエルフ族の英雄よ」


カタカタと音を立てながら笑うノーライフキングロード。


「そいつはどうも。戦う前に一つ良いか?此処にいた人々はどうした?」

「否ことを聞く。滅し我が眷属としたに決まっておろう?」


嘲笑うように答える。

それを何の感情も見せない表情で吐き捨てるように言う。


「そうか、なら手加減しなくても良いな?覚悟はできてんだろ?」


普段の刀をしまい、神刀を出し構える。


「ただの剣ではないな?貴様、何者だ?」

「転生の女神アレンシエルの使徒、笠霧理人だ‼︎」


ただならぬ気配を放つ刀に怪訝そうに聞くロード。

それに吐き捨てるように答えるリヒト。

一気に間合いを詰め斬り込む。


「っ!?」


尋常ならざる動きに怯むロード。

構わず、技を連続で打ち込んで行く。


「秘奥がニ、八岐大蛇‼︎秘奥が三、須佐男‼︎」

「ぬぅっ⁉︎貴様、本当に人間か⁉︎」

「失礼な奴だな?俺は正真正銘人間だ」


憮然としながら答えるリヒト。

抵抗の暇を与えず、さらなる技を繰り出す。


「秘奥が四、月詠‼︎」


手傷を負っていくロード。

追い詰められていく。

その様子を離れた位置で見守る仲間達。

そんな背後に不吉な影が近づく。


「これで終わりだ‼︎最終奥義!天照‼︎」


リヒトが最後の技を繰り出す直前それは動き、離れて見守っていたアイリスを捉える。


「きゃあ!?」

「アイリス様⁉︎」


闇に溶けるように消えるアイリス。

次の瞬間リヒトとロードの間にアイリスを捉える何が現れる。

すんでのところで刀を止めるリヒト。


「くっ⁉︎」

「リ、リヒト様…申し訳ありません」

「アイリス」

「くくくっそこまでだ。人間、この小娘を助けたくば我らの軍門に降れ」

「卑怯なっ⁉︎」


アイリスを盾にリヒトに迫るリッチ。

手を出せないリヒト。

睨み合う事数刻。

不意にリヒトが動いた。


「影の太刀、鏡花水月」


水面に映る月の如く静かで音のない太刀が、リッチを一刀の元に斬り伏せる。

解放され倒れ込むアイリスを抱き留めるリヒト。


「リヒト様」


リヒトの名を呼びながら抱きつくアイリス。

その体をしっかりと抱き締めるリヒト。


「アイリス、大丈夫か?」


アイリスの無事を確かめるリヒト。


「はい、リヒト様」


それに笑顔で答えるアイリス。


「ふん、役立たずめ!」


吐き捨てるロード。

それを冷たく一瞥して、アイリスをクロトに預けて構え直すリヒト。


「終わりにしよう。最終奥義!天照‼︎」


最終奥義を放つリヒト。

最大級の聖属性の技がロードに炸裂した。

散りに帰っていくロード。

後には、ロードの魔石が残った。

それを手に持ち、神刀をしまいいつもの刀を腰に刺したリヒトが、皆の元へ戻る。


「終わったな」

「お疲れ様リヒト」

「お疲れ様です。リヒト様」

「お見事でございました」

「ありがとうルカ」

「お疲れ兄貴すげぇな」


興奮しているレオン。

神妙な顔になるとリヒトに切り出す。


「俺の本当の名は、レオンハルト・ガルパード。この獣人国の現王の息子だ。英雄であるあんたがこの国に向かっているという話を聞き、接触した。あんたの兄貴の旅に俺も同行させてくれ‼︎」


頭を下げて直談判するレオン。


「お前、王子だったのか?見えないな〜まったく」

「ひでぇ言いようだな?兄貴」


肩を落とすレオン。


「生半可な旅じゃないぞ?良いのか?」

「勿論‼︎」


尻尾を振りながら元気よく答えるレオン。


「はあ、仕方ないな。好きにしろ」


ほぼ投げやりに答えるリヒト。

嬉しそうなレオン。

隠して新たな仲間がリヒトのパーティーに加わった。

ロードの討伐を終え、街を後にするリヒト達。

後には住む者の居なくなった廃墟だけが残った。




ロード討伐完了。

レオンは獣人国の王子様でした。

リヒトは何気に王族をコレクションしてます。

何故でしょう?

不思議ですね。

次回ちょっとした戦闘が起こります。

皆さんまだオークロードに残っている事覚えてますか?

まだアイリスを狙っています。

では次回を楽しみにしていてください。

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