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異世界転生に祝福を...。(女神からの祝福を受けて異世界転生したら無双する事になった)  作者: 緋勇蒼夜
第二章 エルフの国(ヴァンパイア強襲編)
26/111

(26)花の街カサンドラ

エルフの国最初の街に到着です。

花で溢れた花の街です。

エルフらしくて良いでしょ?

では本編をお楽しみください。

数日、そんな生活を繰り返しながら、少しずつ前へ進んでいた。

キリリカを出発してエルフの国まで、あと半分まで来ていた。

その間何度も野営をしているが、その度にアイリスと床を一緒にしている。

言っておくが、手は出してないからな?

一緒に眠ってるだけだから!

俺の理性凄くね?紳士だよな?

そこ!ヘタレ言うなや。

仕方ないだろ?前世含めると38年も彼女もいなかったし、童貞だし言ってて悲しくなってきた。

そんな事はどうでも良い。

エルフの国まであと少しだ。

花の街カサンドラか。

花の街って言うくらいだから、花が名物なのかな?

街に入ると至る所で花や緑が飾られ、街が美しく彩られている。


「ここが花の街カサンドラか〜綺麗だね?リヒト」

「そうだな?クロト」


先を歩いていくクロトを見ながら、はぐれそうだなと心配する俺の腕にアイリスが腕を絡めて身を預けてきた。


「どうした?アイリス」

「クロト様のようにはぐれたくないので、リヒト様にくっついてようかと」


悪戯っ子のように舌を少し出して微笑むアイリス。

くそっ可愛い過ぎるだろ?

何?この可愛い生き物!

たまらなく可愛すぎて、重ねられたアイリスの手をギュッ握る。

アイリスも握り返してくれた。そんな他愛ないやり取りが愛おしくて堪能してるとクロトを見失ってしまった。


「アレ?クロト?」

「はぐれてしまったみたいですね」

「確かにそうみたいだけど、変な匂いがする微かにだけど、鉄錆の独特な匂い…乾いた血の匂い…こっちか?」


アイリスを連れクロトを探す。

一方、その頃のクロトは何かに吸い寄せられる幽鬼の様に路地裏を歩いていく。

奥にたどり着いたクロトの前に青白い肌をした黒いドレスの女が立ち手招きをする。

近づくクロトの首筋に口を近づけ牙を突き立てようとする。


「クロト!!フラッシュ!」


目晦ましの光魔法を使い女の目を潰し、クロトを女から引き離す。


「テンプテーションか。魅了状態に陥ってるな。リカバリー!」


状態異常を治す魔法を使い、クロトにかかった魅了を解く。


「リヒト?僕…」

「この馬鹿!この辺に吸血鬼ヴァンパイアが目撃されてるって情報掴んでたろ?魅了を使ってくるって教えただろ?何引っかかってるんだ!もうちょっとで眷属にされる所だったぞ?」

「ごめん。リヒト。ありがとう。助かったよ」 

「匂いが漂ってたからすぐにわかった。気配は消せても、身に浴びた独特な血の匂いは消せなかったみたいだな?」

「おのれぇ…もう少しだったものを…」

「お前なんかにクロトをやるわけ無いだろ?調子に乗んな!」


一喝して刀を抜く。


「クロト、アイリスと一緒にミカエラの張ってる結界内に避難していろ。俺はこいつを斬る!」

「わかった」


クロトが結界内に避難したのを確認し、一気にヴァンパイアへと迫り刀を一閃する。

間一髪で身を引き、間合いから逃れるヴァンパイア。


「チッ!身体能力だけは無駄に高いな」


舌打ちをして吐き捨てる。


「お前は手強そうだったから、甘ちゃんの彼から取り込もうと思ったのだけれど、失敗ね」


赤い舌をちろりと見せながら妖艶に笑うヴァンパイア女。


「悪趣味だな?」

「そうかしら?永遠に老いる事なく生きられるのよ?素晴らしいじゃない?」

「わかってないな。化け物に成り果ててまで、永遠なんて欲しくない!限りある命だからこそ意味が…価値があるんだ!それに俺は永遠の命とか言うのに興味はない!」


俺がはっきりそう言うと、ヴァンパイア女が悔しそうに顔を歪める。


「神聖魔法!ホーリー・レイ」


神聖魔法の中級攻撃魔法を放ち同時に突っ込む。

神聖魔法の効果が終わると同時に技を放つ。


「美鏡古神剣術・五の太刀秘剣連斬!」


無数の真空の刃がヴァンパイア女の体を斬り刻み、首を根本から切り落とす。

間髪入れず女の心臓に取り出した槍を投撃し、串刺しにし心臓を潰す。


「があっ!私の美しい体が、永遠の命が…」

「そんな物まやかしだ。最初からない。それが許されるのは神だけだ」


吐き捨てるように言うと、女は灰となり崩れ落ちていった。

俺はそれを見届け、アイリスとクロトの許に戻った。


如何でしたか?

【命は限りがあるからこそ意味がある】作者もそう思います。

限りがあるからこそ一瞬一瞬を精一杯生きて行くのだと思いますし、人の思いは受け継がれていくのだと思います。

死ぬ事も老いることもないのは素晴らしいとは思いますが、実際そうなると、かなり精神力が試されるのではないかと考えています。

だって周りの大切な人達が、一人一人自分を一人残して居なくなっていくんですよ?

皆さんは耐えられますか?

自分は無理です。

リヒト君もそれを言いたかったのだと思います。

さてさて、重い話はこのくらいにして次回は、ヴァンパイアの斥候を倒したその後のお話です。

乞うご期待!

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