(27)不吉な予感
リヒトが本気で心配して怒ってます。
まぁ気持ちは作者にも分かりますよ。
大事な友が危ない目にあったら、多分普通ではいられないでしょうね。
リヒトも同じなんじゃないかな?
では本編をお楽しみください。
「クロト、アイリス終わったぞ?」
「お帰りなさいませ。リヒト様」
「ただいま」
アイリスからの労いに答える。
胸の中にアイリスが飛び込んできたので抱き止める。
「アイリス怪我とかないか?」
「はい、問題ないです。一番安全な所にいましたから」
「それでも心配なんだよ。相手は、ヴァンパイアだからな」
「そんなにですか?」
「そんなにだ。基本的に奴らは不死だからな。倒し方を知ってないと、厄介な相手だ。さっきのクロトみたいに搦手を使われる事もあるからな。それにずる賢く狡猾で残忍だ。警戒するに越したことはない」
俺がそう説明するとアイリスが納得してくれた。
「リヒト、あんまりイジメないでよ。僕だって反省してるんだから」
「馬鹿そんな簡単な問題ないじゃない。ただ精神を操られてるだけなら元に戻せるが、眷属にされたら最後、元の人に戻せないんだぞ?化け物に成り果てたまま生き続けなくちゃならないんだ。わかってるのか?あの女みたいな末路辿ったかもしれないんだぞ?本気で反省しろ!親友を倒す事になる真似俺にさせてくれるなよ?」
「ごめん。リヒト」
俺が本気で怒ると、しゅんと肩を落とすクロト。
「リヒト様、落ち着いてください。クロト様も堪えていらっしゃる事ですし、このくらいにしてあげませんか?皆無事だったのですし街を見て回りましょう?周りを警戒しつつね」
「わかった」
納得は行かないが頷く。
その場の処理を終え、街中に戻る。
MAPで確認する限り近くにヴァンパイアがいない事を確認する。
「クロト、もう逸れんなよ?」
「うん」
3人で連れ立って街を歩く。
しかし、エルフの国の手前の街にヴァンパイアがいるなんて。
少し嫌な予感がする。
街を歩きながら、俺は不吉な予感に身を震わせた。
何事もなければいいんだが。
アイリスが悲しむような事が起きなければいいと心の底から願った。
如何でしたか?
リヒト君のクロト君への切実な重い伝わったでしょうか?
友や家族をやむを得ない理由で敵に回すのは、心情的にも辛いですよね?
リヒト君はクロト君とそういう事になりたくなかったのでしょう。
自分も出来ればそう言う事にはなりたくないです。
皆さんは如何ですか?
次回は、エルフの国に到着です。
ちょっと展開早いかな?とも思うのですが、ダラダラ続ける意味もないので展開をこのまま進めようと思います。
次回を乞うご期待!




