殺し屋の日常。
報告がすんで彼女は家に帰る。
彼女の家はちょっと大きめのマンションの一室。
家賃は大体月28万。
しかしそんな金額も高校生なのに彼女には大したことのない金額なのだ。
殺し屋は有名になればなるほど仕事が入ってくる。
仕事が入ればお金も入る。
ただでさえ、ひと1人殺すのに約1億が入ってくるのに、1日に2、3件殺っていれば
だいたい3億入るのだ。
要するに、彼女はお金に困るどころか余っているのだ。
彼女にはショッピング以外に趣味はない。
1日2億ぐらい使わないとお金が減らないため、ショッピングでは毎回
結構な量を買っているが、それもたったの500万くらいにしかならない。
それ以外に趣味がないため、お金がどんどん増えていくのだ。
余るのが嫌で何回かどっかの国に募金したりもしているが、それでも意味がない。
「もうそろそろ引越ししようかな・・・?」
彼女はベッドの上で通帳を眺めながらつぶやいた。
淡い茶色のさらさらロングヘアに、クリンとした二重の目。
頬はほんのりピンクで小さい唇。
小動物のような彼女はそれはそれはモテモテだ。
でも彼女はそんなことどうでもいい・・・。
―みんな外見だけで寄ってくる・・・
彼女はそんな冷めた考えを持っていた。
「とりあえず、メイク落とそう」
彼女は洗面台に行き、1つ何十万もするクレンジングオイルでメイクを落とし、
同じく高級品の洗顔でまた顔を洗い、ふわふわのタオルで顔を拭く。
そしてお風呂にはいり、30分後、彼女はまたベッドの上にいた。
プルルルルル・・・プルルルルル・・・
「あ、電話だ・・・・・・翔太・・・」
翔太とは雪華のボーイフレンド、つまりは恋人で掃除屋をしている。
掃除屋の中では世界1位だ。
《もしもし》
彼女は幸せそうに電話にでる。
外見じゃなくて性格を見てくれたのはこの人だけ・・・。
雪華はそんなことを思っていた。
《もしもし、雪華? 翔太だけど、起きてた?》
《今仕事終わって家に帰ってきたところ》
《そっか。お疲れさん》
《・・・翔太は?》
《俺は今終わったとこ。今日は3件だったから》
《そうなんだ》
それから約40分後、電話が終わり、彼女は眠りについた・・・。




