殺し屋、月宮雪華。
彼女の名前は月宮雪華。
年は17歳で、高校2年生。
季節は冬・・・・・・。
グシュッ!!
「ぐぁぁぁぁぁぁ」
何かの刃が柔らかいものを刺すような音と何かが噴出す音、そして悲鳴。
「・・・ターゲット古川泰造、謝礼金2億、依頼完了・・・・・・」
彼女は冷静にそう呟いた。
そしてすぐにどこかに電話をかけだした。
電話の相手は彼女の主人。
《もしもし、依頼完了しました。今から戻ります》
《・・・分かった》
電話が終わると彼女はすぐにどこかへ消えてしまった・・・。
彼女が向かった場所はとあるビル。
表向きは普通の株式会社。
しかし裏は・・・・・・・・・・
「ただいま帰りました」
「おかえり、doll girl。依頼は完了できたみたいだね・・・殺しの」
そう・・・ここは殺し屋のアジト・・・。
雪華は“doll girl”という通り名で殺しをやっている。
殺し屋には世界ランクや国内ランクがある。
ちなみに雪華は世界3位。
1位は雪華の目の前の主人で2位は誰なのか雪華は知らない。
主人が隠そうとするのだ・・・。
「はい。ものの3分でできました」
「相変わらず仕事が速いね・・・」
主人は苦笑しながら雪華の頭をなでる。
雪華はニコッと笑う。
しかしそんな彼女の瞳には光はない。
目に映るのはひたすら闇。
どこまでも闇。
何も映さない、感情のない目。
彼女には“感情”がないのだ・・・。




