事態の収束
今回はかなり短めです。
そこから先はただの蹂躙だった。聖典黒書がいくら魔法を放とうがローザさんは紅蓮の槍で相殺するどころか突き抜けて攻撃する。
闇夜に紛れて黒い短剣が飛んでくるなら魔力鎧に阻まれる。
戦いが始まってから数分、既に聖典黒書のメンバーは3人中2人が倒れており、残ったリーダーらしき男も満身創痍になっている。
このままでは負ける。男はその事実にありったけの力で咆哮する。
「ローザ・ルルムブートォォォォォォ!! たとえ我が命ここで果てようとも! 貴様だけは殺してやるぞ!」
「『ファイアーランス』を突破できないようじゃ何言っても負け犬の遠吠えにしか聞こえんな」
「はっ! 調子に乗るなよ! この程度の攻撃など俺が本気になれば!」
「手加減というのは自らが優位な立場に立って初めて許される行為だ。それすら判断できないと言うなら貴様はただの間抜けだが?」
「黙れ!」
聖典黒書の男の攻撃が苛烈さを増す。黒塗りの武器はその数を増やし、放つ魔法の量はローザさんの『ファイアーランス』に迫る数となっていた。
しかしそれでも男は攻めきれない。それどころかローザの攻撃が未だにすぐそばまで飛んでくるほど追い詰められている。
なぜかと問われれば簡単な話で魔法の1発1発に込められた魔力が段違いだからである。
当然ながら徐々に押され出し、そしてついに決着がついた。
「ぐぁっ!」
ローザさんの『ファイアーランス』が男の右腕を吹き飛ばす。それにより魔法も止まり暗器なども手数が減ったことによりさらにローザさんの攻撃が当たるようになる。
身体中に炎の槍を受け止めて残っていた左腕、右足、左足の全てが燃えてなくなる。
肉の焦げる音が聞こえてくる。これはもうどうしようもないな。
「確保!」
こうして聖典黒書達は簡単に捕まった。あの右腕が手に入らなかったのは残念だったがまぁラッツ様やクリスタ様に被害がいかなかったと思えばいいかな? 危うくマギルサードと戦争になるところだったわけだし。
じゃああとの問題は会場内のやつらか。
ならちょっと手助けに行こうかな。
タイトル詐欺感が半端じゃないなぁ。




