合格通知
ちょっと進展あり。
しかし最近スランプ気味w
あの後は特に何事もなく受験が終了した。
そのまま各自家へと帰され発表を待つことになった。
クロットは特に何もしてこない。
帰り道もずっと警戒していたが全く何も無かった。
正直以外だな。
てっきり帰り道で何かしてくるとおもってたから。
まさか口だけだったのか?
いや、それはないだろう。
ランスロー家は昔から黒い噂の耐えない家だった。
俺達に手を出そうと思えばいつでも出せるはず。
では何故手を出してこない?
襲撃が無いことで逆に不安になるとは思わなかったよ。
まぁとにかくしばらくは合格通知を待つしかない。
合格発表は試験から2日後の今日。
発表は昨日の試験会場に番号が張り出される。
この仕組みは何か日本と通じるものがあるな。
恐らくだが日本人が考えたんじゃないか?
そう思って調べて見れば魔法学院の創設者の名前はトウコという名前だったらしい。
魔法学院の創設以外にも魔法陣の効率化、オリジナル魔法を新たに6つも作り出したそうだ。
その功績を讃えてマギルサードにおいて最も偉大な人と言われている。
まぁ名前的に十中八九日本人だろう。
色々と聞きたいことはあったが30年ほど前に亡くなっている。
残念だが仕方が無い。
その時だった。
「リョーマ! 行こう!」
アリスから合格発表に誘われた。
来る途中で討伐した盗賊の時の約束があるからな。
買い物に付き合ってマギルサードのスイーツも付き合わなければならない。
別に嫌なわけじゃない。
買い物はのんびり楽しめるし、甘い食べ物も別に嫌いじゃない。
この世界にはそういう甘い食べ物が少ないからたまに食べたくなる。
俺とアリスは同じ宿を取っている。
魔法学院に受験するなら宿は自分で取らなければならない。
合格すれば2人1部屋の寮部屋が貰える。
前世ではそういう事をしたことがないから今から楽しみだな。
「すぐ行く!」
アリスに返事を返してから扉を開ける。
「おはようリョーマ」
「おはよう。相変わらず朝に強いな」
俺はついさっき起きたばっかりだった。
飯を食ったばかりだったが合格発表は朝の7時から夕方の6時まで行われる。
別にこんな早くから行く必要は無いが買いたいものもあるし散歩がてら行くことになった。
来る途中で討伐した盗賊の時の約束があるからな。
買い物に付き合ってマギルサードのスイーツも付き合わなければならない。
別に嫌なわけじゃない。
買い物はのんびり楽しめるし、甘い食べ物も別に嫌いじゃない。
この世界にはそういう甘い食べ物が少ないからたまに食べたくなる。
俺もアリスもあまり結果は心配してない。
あの中で中級魔法や無詠唱を使えたのは俺とアリスともう1人しかいない。
これで不合格になったら魔法学院の意味を聞きたくなる。
筆記試験もまぁ問題ないだろう。
「じゃあ行こうか」
「うん!」
アリスと並んで街を歩く。
こうやって街をのんびり歩くのは久々だな。
街では修行ばっかりで街を散歩するなんてことはしてなかった。
たまにはこういうのもいいかもしれない。
「やぁこの間ぶりだね」
背後から声をかけられた。
しかも思いっきり聞き覚えがある。
流石にこの人を無視するわけにはいかないだろう。
「……どうもラッツ様」
爽やかな笑顔を浮かべるアインベルク王国の第2王子様がそこにいた。
傍らにはガタイのいい右の頬に深い傷のあるスキンヘッドの男とショートボブの青い髪に左耳にある銀色のピアスをつけている女がいた。
そして両方とも剣を持っていることから恐らく護衛なのだろう。
「合格発表を見に行くのかい? 随分早いね?」
「まぁついでに散歩でもしようかなぁと思いましてね」
「そうかい、まぁ君達の実力なら合格はできるだろうね。おっとそうだ、君とは初めてだよね? 初めまして、僕はラッツ。アインベルク王国の第2王子だ」
「は、はじゅめまして!」
思わず吹き出しそうになった。
こいつ珍しく緊張してるな。
しかも超わかりやすい。
吹き出しそうになったのがバレたのかギロりと横目で睨まれた。
一瞬で真顔に戻る。
そのやり取りを見て王子様は可笑しそうに笑った。
「随分仲がいいんだね」
「まぁ幼なじみなもんで」
「じゃあ邪魔しちゃ悪いし僕はもう行くよ。それじゃあまたね」
俺達を含め合格が確定しているかのような物言い。
かなり自信があるらしい。
まぁ実技試験でもあの王子様はかなりの腕を持っていた。
俺やアリス、そしてあの氷属性魔法の少女よりは下だがそれでも流石はアインベルク王国の王族だと納得できるものではある。
アインベルク王国の王族は元々は剣聖と呼ばれていた一族の末裔らしい。
剣聖は俺達が今いるウィルゼネード大陸で最強とされる一族だ。
逸話としては剣の1振りで山を割ったり3大最強種の一角でもある竜をたった1人で討伐したり。最も有名な話は神に斬りかかったというものだが実際はどうなんだろうか?
今度エリクシール様に会ったら聞いてみよう。
あの神様とは中々タイミングが悪くて会えない。
聞きたいことが結構溜まってるんだよなぁ。
そんなことで剣聖は実は教会の連中と意外と仲が悪かったりする。
それは現在でも尾を引いていて未だにいくつかの確執が残っている。
そして剣聖は3本の聖剣を持っていたらしい。
神から与えられたという聖剣 エクスカリバー。
意志を持つ武器でもある聖剣 シャングリラ。
討伐した竜を素材に作られたアスカロン。
これら3本の聖剣の内エクスカリバーだけがアインベルク王家の所有する聖剣になっている。
残り2本は行方不明となっている。
エクスカリバーがあるから残り2本目もどこかにあるはずなのだ。
未だに捜索が行われているそうだが見つかってはいない。
王家は何としても見つけたいらしいがどうなることやら。
その時だった。
空を突然黒い雲が覆い、太陽の光が遮られた。
「何!?」
突然の事態に王子も驚き声を上げる。
異常を察知した護衛の人たちも王子を守るように動き出す。
そしてぱっと黒雲に顔が映し出される。
その顔は見覚えがあった。
どう見てもこの間の盗賊が召喚した悪魔と同じ顔だった。
「初めまして♬︎ 愚かな人類諸君♬︎ では今から殺します♬︎」
悪意にまみれたその言葉を合図に上空におぞましいほど膨大な量の魔界の門が現れ、そこから悪魔達が現れた。
「蹂躙開始♬︎」
地獄が具現した。
そろそろ新作描きたいなぁ(ただの逃げ)




