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修行の成果

やべぇ熱出たw

インフルかなぁ?

なのでちょっと投稿がしんどいです。


後また時間が飛びますのでご了承ください。

「おかえり父さん、母さん」


「.....ただいま」


「今帰ったぞリョーマ!」


あの後魔力探知で森の中を探して回ったが怪しい人間の反応は無かった。

だから一通り森を回ったあとに教会に戻った。

俺の幻をトイレまでメアに連れ来てもらって入れ替わり、なに食わぬ顔でアリス達のそばに戻った。

どうやら『グングニル』がもたらした破壊の振動はここまで容易に届いたらしい。

アリス達はみんな怯えていた。

フェイも顔には出していなかったが確かに怯えていた。

それからしばらく経ってから魔物が殲滅されたという知らせが届いた。

その後は直ぐに家に帰され今に至る。

因みにあの銀の腕は俺の部屋の床下に隠してある。

結界も張ってあるから魔力や神性が漏れ出すことも無いだろう。


「お疲れ様、取り敢えず風呂にはいってきたら?」


この世界では風呂はそんなに入れない。

井戸から水を汲み上げて火を起こして水を温める。

昔ながらの風呂がこの世界では基本だ。

しかし風呂に必要な量の水を汲み上げるのはかなり大変だし、火を放置する訳にもいかないから必ず誰か一人が火の番をする事になる。

まぁ俺の家は火属性魔法で火を起こせるからなんの問題もない。

魔法は使えれば便利だよね程度のこの世界では母さんのように超級魔法をこなせる人間はとても重宝される。

だから俺も超級魔法が使えても世間的に見れば別におかしくない。

まぁまだ使えないし仮に使えたとしても現在5歳の俺が超級魔法を使えるとバレる訳にはいかないのだけれど。

とにかく、母さんなら一度火をつければかなり長い時間維持出来るからなんの問題も無い。


しかし母さんはじっと俺を見つめて視線を外さない。


「な、何? 母さん」


「.....いやあんたから感じられる魔力が随分増えたと思ってね」


しまったァァァァァァァァァァァァァァ!!

忘れてた!

色々とドタバタしていて増えた魔力をどうするか考えてなかった!

かなりの迂闊!


「あ、あはははは……」


「笑って誤魔化そうとしない」


やっぱりごまかせないか……

とはいえ魔物の群れを殲滅したのは俺ですとは言えないよなぁ。

さてどう誤魔化すかな。


「……」


「……」


無言の時間が続く。

胃がキリキリと痛くなるがここで目を逸らしたら負けな気がする。


「……全く……人間とは思えないくらいに魔力量が多いよ……一体何をすればそんな魔力量になるんだい……」


まぁ妖精達の修行を受けてるからね。

そりゃ魔力量はとんでもなくなるよ。


「……日々の修行?」


「5歳でそんな魔力量を得られる修行かい? 全く覚えがないけどねぇ」


別に嘘は言ってないよ?

妖精達に修行して貰ってるとは言ってないけど。


「はぁ……まぁいいよ、でも後で魔力制御と魔力隠蔽のやり方を覚えな、普通なら魔力操作を先に覚えるけどあんたは別だよ、まずは制御と隠蔽を覚えなきゃ大騒ぎになる」


頭が痛いと言わんばかりに手を頭に当てていた。

でもなぁ。既に制御も隠蔽も持ってるんだよねぇ。

まぁ隠蔽は苦手だし教わっておいて損は無いかな。


「分かったよ母さん、よろしくね」


「任せておきな、あんたが剣か魔法かどっちの道に進むか分からなかったから今まで本格的な修行はしてこなかったけどこれからはしっかりやるからね」


「うん、ありがとう」


正直とてもありがたい。

妖精達は操作と感知は得意だが制御と隠蔽は苦手らしい。

だからその二つはかなり疎かになっていた。

制御の方はなんとか自力で習得してかなりのレベルまで鍛えられたが隠蔽は中々上がらない。

それを鍛えればかなり便利になるだろう。


まぁ頑張るか。


♢♢♢♢♢


俺は木の上でじっと息を殺していた。

今日は父さんと母さんの命令で狩りに来ている。

そして今は獲物がこの木の下を通るのを待っている。

この木の下を獲物が通るのは確認済み。


するとのそっと赤色の毛並みを持つ体長二メートル程の大きさの熊が歩いて来るのが見えた。


きたっ!


血濡れの大熊(クリムゾンベア)

血のように真っ赤な毛並みからそう名付けられた魔物だ。

大きさと毛並みの色以外は地球にいる熊とあまり変わらない。

とはいえ魔物故にか地球の熊とは比べ物にならない程凶暴ではあるが……


確か冒険者ギルドが設定した討伐難易度はD+だったはず。

まぁあんまり関係ないけど。


腰にあるナイフをスラリと抜く。

足を部分的に強化して一気に飛び降りる。

そして背中に飛び乗り頚椎目掛けてナイフを突き刺す!


同時に無詠唱魔法で火属性の魔法を発動する。

その魔法はナイフを伝って傷口から炎が侵入する。


「ゴガァァァァァァァァァァァ!?」


身体の中を高熱の炎で焼かれる感覚に血濡れの大熊(クリムゾンベア)が苦悶の咆哮を上げる。


火属性魔法下級『フレア』

炎の激流を発生させる魔法である。


目や耳、そして口から黒い煙が上がる。

そしてぴくぴくと痙攣して倒れ込む。


「ふぅ、まぁこんなもんか」


その時だった。

意外と近くから眩い光の柱が建てられた。

誰がやったのか察しがついた俺はそっちに向かって歩き出す。


「ようアリス、元気か?」


「えぇ元気よ、リョーマも変わらず元気そうね」


そこにはまるで太陽を閉じ込めたかのように輝く黄金の髪を背中の半分くらいまで伸ばしたアリスが居た。

アリスはあれからリズ婆さんに弟子入りして1()5()()にして中級魔法まで問題なく使えるようになっている。

天才というのはアリスのような存在を言うのだろう。

俺みたいに妖精に頼って手に入れた力ではなく自力で習得したのである。

これを天才と呼ばずになんと呼ぶ。


ちらりとアリスのそばを見ると死体の大鼠(ビッグラットゾンビ)が転がっていた。


「もう死体の大鼠(ビッグラットゾンビ)を狩れるようになったのか?」


「えぇ、そういうリョーマも狩りに?」


「あぁ、俺は血濡れの大熊(クリムゾンベア)をさっき狩ってきた」


「……さすがね~もう血濡れの大熊(クリムゾンベア)を狩れるようになるなんて」


まぁ普通15歳の子供が狩る魔物じゃないよな。

とはいえこれは父さんと母さんからの試験なのだ。


あの大氾濫が終わった後俺は父さんと母さんに。

アリスはリズ婆さんに魔法と戦闘方法を教わった。

何故かガディアスの妨害もなく普通に5年を過ごした。

そのため余計なことに煩わされずに修行に集中できた。

結果そこら辺の冒険者程度には余裕で勝てる程度には強くなれた。

俺は元々そこら辺の冒険者には負けない実力はあったがそれが盤石になった。

だから俺とアリスは神童として街中で有名になっていた。

後は実践あるのみだと父さんと母さん同伴で魔物を狩ることになった。

粘液体(スライム)から始まり今では血濡れの大熊(クリムゾンベア)も狩れるようになっている。

今回の血濡れの大熊(クリムゾンベア)狩りは魔法学院に行くためのテストみたいなものだ。

それも簡単に終わってしまった。

まぁ妖精達の力をかなり使いこなせるようになった今この森に俺に敵う魔物はかなり少ない。

ちなみにステータスも大きく成長している。

客観的に見て絶対に15歳のステータスじゃないと言える程度には。


《ステータス》


【名前】リョーマ 【性別】男 【年齢】15歳 【種族】半妖精


【レベル】114


【体力】947/947


【魔力】81544/81544


【魔法】無属性魔法Lv7

火属性魔法Lv8

水属性魔法Lv6

風属性魔法Lv6

土属性魔法Lv7

闇属性魔法Lv9

妖精魔法(火)

妖精魔法(水)

妖精魔法(風)

妖精魔法(土)

妖精魔法(闇)


【スキル】 魔力掌握Lv2 身体強化Lv6


【ユニークスキル】超会話


【称号】唯一神のお気に入り 英雄 妖精達のお気に入り 妖精達の契約者 人間を辞めたもの


一つ一つ突っ込んで行こう。

まず種族。

半妖精て人間ですら無くなってるんですが!

次にレベル。

100超えたんですが!

普通に100レベルより上があるのね。

そして俺はそれを10歳で達成したわけなんだけど……

次にスキル。

魔力操作と魔力感知と魔力隠蔽と魔力制御が消えて変わりに魔力掌握になった。

こうなったのは確か7歳の時で魔力系スキルが全部Lv10になった瞬間全部が統合された。

具体的にどうなったのか調べてみると魔力系スキルの完全な上位互換だった。

これ一つで操作も感知も隠蔽も制御もこなせる上にさらにはかなり自由度が増えてとてもやりやすくなった。


まぁ大きく変わった所はこんな所か。


これで晴れて俺は魔法学院に行けるってわけだ。

ここまで長かった……

とにかく帰ろう。

倒した血濡れの大熊(クリムゾンベア)のところまで行って身体強化で引きずる。

ついでだから死体の大鼠(ビッグラットゾンビ)も引きずる。

その様子を見てアリスは呆れていた。

傍から見たらかなりやばいと思う。

両手に魔物を引きずる10歳とそのそばにいる美少女。

うん、やばいね。

10分程かけて街の門にたどり着く。

俺が引きずってる魔物を見て門番さんは思いっきり顔を引きつっていた。

そして門のそばにいた父さんと母さん、そしてリズ婆さんに魔物を見せる。


「終わったよ」


「おう! お疲れさん! 今日はお祝いだな!」


「全く……ほんとにとんでもないね……」


アリスと一緒に門に置いてある荷車に魔物を乗せて冒険者ギルドに行く。


冒険者ギルドに入ると一斉に視界が集まる。

そして次の瞬間には全力で顔を逸らされる。

前にも魔物を届けたのだがその時に思いっきり絡まれて普通に返り討ちにしたらこんな反応をされるようになった。


「あ! リョーマ君! おかえり~」


受付嬢のミュウさんに声をかけられる。

冒険者達の視線がまた向けられる。

ミュウさんは普通に美人なので冒険者達からかなりの人気がある。


「表に倒した魔物を置いてあるので買取よろしくお願いします」


「えぇ分かったわ、ちょっと待っててね! ジンさん! リョーマ君の魔物買取お願いします!」


すると奥から細身の男が出てきた。


「どうもジンさん」


「……今度は何を狩ってきたんだ?」


「俺が血濡れの大熊(クリムゾンベア)でアリスが死体の大鼠(ビッグラットゾンビ)ですね」


空気が凍りつく。


「……そうか、また15歳が相手する魔物じゃないな」


ジンさんはそう言って後ろに居た父さんと母さんとリズ婆さんを見る。


「なぁに、狩れたんだから問題ないだろ!」


「そういう問題じゃないんだけどなぁ」


ぶつぶつと呟きながら外に出る。


そして5分ほど待つと戻ってきた。


「どっちもかなり状態がいい、これなら高く買い取ろう」


「いくらですか?」


血濡れの大熊(クリムゾンベア)が銀貨2枚、死体の大鼠(ビッグラットゾンビ)は銀貨1枚って所か」


「それで大丈夫です」


「じゃあはい! 討伐お疲れ様でした!」


了承すると近ずいて来ていたミュウさんが計銀貨3枚を手渡された。


「また来てね!」


「まぁいつになるか分かりませんが分かりました」


「え? いつになるか分からないってどこかに行くの?」


「魔法学院に行きます、出発は明日です」


「えぇ! 魔法学院に!? ……そっかぁー……頑張ってね!」


「ありがとうございます」


お礼を言ってギルドから出る。

するとリズ婆さんが手招きをしていた。

なんだろうと思いながら近づくと小さな声で耳打ちされた。


「アリスの事は任せたよ、しっかりやりな」


実はアリスの所有者は随分前に俺に変わっていた。

魔法学院に行くのに所有者がリズ婆さんだと色々と不便だろうと。

この事はアリスも了承済みだ。

何故か顔を真っ赤にしていたが。


「出発明日だからね、今日くらいはパァっとやるぞ!」


父さんが楽しそうにそう言った。

それを尻目に見ながらリズ婆さんにしっかりと言う。


「分かってるよ、必ずアリスは奴隷から解放する」


じっとリズ婆さんに見つめられる。

そして唐突に頬を緩める。


「そうかい、なら頑張りな、泣かせるんじゃないよ」


そう言ってリズ婆さんはアリスを連れて教会に戻って行った。


「じゃあ帰るか!」


「リョーマ、行くよ」


「今行くよ!」


明日には初めての外国。

色々と不安はあるがそれよりも楽しみの方が勝っている。

明日は旅立ちの日だ。








時間が飛んだのはめんどくさかった訳ではありません。

そろそろ魔法学院編が描きたかったのです。

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リッチ(金持ち)でリッチ(死体)なダンジョンマスター https://ncode.syosetu.com/n9823fi/ こっちもよろしくお願いします!
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