異常事態です
遅れてすみません! 700文字くらい書いてたやつを保存し忘れて内容もやる気も全部吹っ飛んでましたw
前回の襲撃はガディアスの仕業だったが今回は一体どうなんだろう。
普通なら魔物の襲撃は数ヶ月に1度ぐらいである。
しかし昨日、そして今日と2日連続でこの街に襲撃をしてきた。
しかも鐘が鳴る程の規模の魔物。
実は鐘は必ずなるという訳では無い。
門に常に待機している兵士では対処できないような事態が起きてしまった場合のみ鐘は鳴る。
魔物はある程度の知能を持っている。
人間は魔物を発見した際に何らかの対応をする。
冒険者なら討伐するだろう。
一般人なら兵士や冒険者に報告する。
魔物にとって人間は餌であり同時に天敵でもあるのだ。
そして昨日はそれなりに大きな音を立てて戦闘が行われていた。
だから普通なら魔物は警戒してしばらく街には近寄らない。
しかし現実にこの街は魔物の襲撃を受けている。
ならば原因があると考えるべきだ。
そして最も怪しいのはガディアスだろう。
正直ガディアス以外は思いつかない。
動くなら他の避難者が居ない今しかない。
アリス達はメアの魔法でどうとでもなる。
そうと決まれば早速動くか。
「ちょっとトイレに行ってくるよ」
「分かった。早く帰って来てね」
アリスをフェイに預けてトイレに駆け込む。
よし。ここなら大丈夫だな。
「メア」
「……なに?」
「フェイ達に幻術をかけて俺の事を誤魔化して欲しい」
「……分かった」
「ついでにあいつらが危なくなったら助けてやって欲しい」
もし今回の襲撃もガディアスの仕業ならまたアリスを狙いに来る可能性が高い。
だからメアをこの場に護衛として残す。
しかしメアは不満そうな顔をしていた。
「? メア? どうしたんだよ」
「……私もリョーマについて行きたい」
メアは契約した妖精の中では唯一落ち着いた性格をしている。
でも実は1番の甘え下手でもある。
普段がかなり無口なためクールで冷静な子であると想像するかもしれないが実際は他の妖精に比べてかなり臆病であり、会話の際に距離感が掴めないため無口になっている。
しょうがないな~
でも他の妖精は攻撃力が高すぎて護衛には向かない。
間違いなくアリス達を巻き込む。
だからメアにしか頼めない。
俺はメアをそっと優しく撫でる。
すると途端に恥ずかしそうにでも嬉しそうに顔を赤く染めて身じろぎした。
可愛い。
契約した妖精の中で1番乙女っぽいのは確実にメアだろうな。
「頼むよメア。これはメアにしか頼めないんだ」
「……うん頑張る」
納得してくれて良かったよ。
これで納得してくれなかったらイグニス達に頼む事になってたからね。
さっきも言った通り護衛なんてほぼ確実に出来ない。
アリス達はもちろんこの教会ごと消し飛ぶ。
それを護衛とは呼ばない。
それにメアなら幻覚でアリス達を誤魔化す事も出来る。
この状況でこれほど最適な護衛はいないだろう。
「じゃあ行ってくる!」
「.....行ってらっしゃい.....頑張ってね」
さて行きますか!
魔力で脚力を強化。
絶対に視界に捉えられない速度で教会の裏口から飛び出す。
一歩踏み出すごとに景色が後ろに飛んでいく。
誰にも見つからないように屋根の上を渡る。
門にたどり着くのに1分もかからなかった。
そして門から見えた魔物の数はゆうに1000を超えていた。
「はぁ? この数は.....とんでもないな。こんな事がありえるのか?」
大氾濫は普通100匹程の魔物の群れが街などの人の集まる場所に攻め込んでくることである。
攻め込んでくる理由は様々だがこんな数の大氾濫なんて聞いたことがない。
やはり今回の襲撃もガディアスの仕業なのだろうか。
しかもよく見れば魔物の種類が多すぎる。
大氾濫では人間を潰すために数種類の魔物が手を組むことはよくある。
とはいえそれでも普通は5、6種類ほどしかいない。
しかし俺が見た限りでは既に10種類はいる。
醜い巨人 豚頭 大きな鼠 歩く影 擬態花 単眼の巨人 幻影の騎士 突進する猪 炎の蜴 黒豹
こんな事は絶対にありえない。
なんとかしなければ…...




