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14話

推奨BGM 某ブラウザゲーム、決戦鉄底海峡を抜けて

今後、ミサイル艇に対して夕立無双でもしようかな・・・・・・

台湾海軍の死闘


と言うか史実の夕立まじぱねぇwwww

丹陽CIC(戦闘指揮所)

「さて、どう来るかな中国艦隊は・・・・・・」

砲雷長の徐中佐がそう呟くと陳艦長と共にディスプレイに表示された中国艦隊と思しき輝点(フリップ)を睨み続ける。


因みに台湾海軍の対潜部隊の主力といえる済陽型巡防艦(フリゲート)は中国艦隊が敷設した機雷によって准陽が沈み、汾陽が航行不能に陥る被害を受けており、2隻と行動を共にしつつも蝕雷を免れ、汾陽の曳航を試みようとした寧陽も、曳航準備中に中国空軍のJ-10戦闘機が放った鷹撃-82(YJ-82)対艦誘導弾によって撃沈されており、残った5隻は非占領地帯である高雄市へ脱出、そこで丹陽らと合流したのである。


だが幸いにも台湾海軍にとって虎の子ともいえる基隆級駆逐艦は全て健在であり、当然ながら最新鋭巡洋艦丹陽も健在であり、更には日本から朝霧型駆逐艦朝霧が春陽として台湾海軍の戦力になっており、他にも米国製のアーレイ・バーク級駆逐艦フライト2をライセンス生産した台北級駆逐艦の台北、雲陽と富陽が既に戦力化が完了しており、中国艦隊との決戦に備えた。

それから2週間、空の戦いでは台湾空軍のF-16や幻影(ミラージュ)2000、それにIDF経国(F-CK-1)が多大な犠牲を伴いつつも獅子奮迅の活躍を見せ中国空軍に多大な損害を負わせ、陸軍も山岳部隊が殺害した中国軍兵士から奪った武器を使ってゲリラ戦法で中国陸軍を迎え撃っていた。


「・・・・・・SPY-3(レーダー)に敵性ミサイル反応!!」

電測員の一人がそう報告すると艦長は対空ミサイル(SM-6)照準(ロック)を中国軍の対艦ミサイルに合わせるように命じた。

「対空戦闘用意、目標中国軍対艦ミサイル16発!!僚艦へ伝達、各艦それぞれ本艦が割り当てた目標に向け対空誘導弾を発射せよと!」

「了解、各艦へ伝達、16型情報共有装置(リンク16)接続完了!」

「本艦及び台北は対艦ミサイルが最初の迎撃を、富陽、雲陽、基隆、蘇澳、左営、馬公もそれぞれ発射用意を整えるように伝達しろ!」

司令がそう命じるとリンク16を通じて各艦へと伝達される。

成功型の搭載するSM-1の射程には未だ入っていないので成功級の乗員たちはさぞ悔しい思いをしているであろうが、それは仕方ない。

「各艦、一斉迎撃開始(サルヴォー)!!」

司令がそう言うと砲術員がスイッチを押し、SM-6やSM-2が一斉に台湾艦隊に迫る中国軍対艦誘導弾に向けて飛翔する。


ピー・・・・・・という音がすると2発の対艦ミサイルがレーダーディスプレーから消え去ったが、向こうからも対空ミサイルが接近している事を示表示がすぐに示された。

(敵さんもこっちの対空ミサイルを落とす気だな・・・・・・)

砲雷長がそう言うと雄風対艦ミサイルに対してリンク16経由で高度を下げる様に命じると雄風ミサイルは高度を下げて目標へと向かう。


「敵さんも必死ね・・・・・・皆さん!!行くわよ!」

私がそう言うとリボルバーに弾を込め、目標の方角へ構えた。

拳銃の乾いた音がして暫くすると敵SSMの方角で爆風が見えた。

いや、ただしく言えばそんな気がした。

「2発落としたか・・・・・・!?いや3発か?」

だがその直後、SSM14発のSSMが健在である事がわかる。

「ちっ、2発しか落とせなかったか!!」

そう言うと再び私はリボルバーを構え、船体のほうではVLSが開く。

「目標はあれだな・・・・・・撃て!!」

私が撃鉄を引き、拳銃の乾いた音がするとVLSから爆風を伴ってSM-6が飛翔していき目標へと向かう。

それは他の船もそうであったが、(丹陽)台北、富陽、雲陽(イージス3姉妹)が特に発射したミサイルの数が多く、爆風が強烈だ。


あれから3分ほど経つと敵ミサイルが艦隊外縁で迎撃態勢を執っていた成功級巡防艦に悲劇が襲いかかったと言う事を私は知った。

『田単被弾、行き足止まります!!』

通信員がそう言うと私は苦虫を噛み潰した様な表情をする。

「くそっ・・・・・・私もここまでか・・・・・・すまないなみんな!」

田単がそう言うと彼女は自らの艦橋最上部で血まみれで座り込む。

田単艦橋

被弾したのがちょうど艦上構造物中央部であった事もあり、その前後の交通は既に遮断されており被害状況が伝わらない状況であった。

「各自、飛び込めるものは現場責任者の命令で飛び込み、退艦しろ!」

被弾の衝撃で人事不詳に陥った艦長に代わって副長が指揮を執っていた。

「艦長の容態はどうだ、航海長?」

「もうダメみたいですね・・・・・・」

「そうか、私はコイツ(田単)と運命を共にしようと思う、君も船を離れるなら今の内だ・・・・・・もしくは残るか?」

「副長、あなたはここで死ぬ気ですか・・・・・・つまり私に生存者を託すと言う事ですね、わかりました・・・・・・私は退艦します!」

航海長がそう言うと副長は自らの体を副長席に縛り上げるように命じた。

「俺の家族には壮絶な戦死だったと伝えておけ・・・・・・」

「はい・・・・・・副長の元で戦えて光栄でした!」

副長がそう言うと航海長は敬礼をし終えると左舷に傾きつつある田単の舷側見張り台から海へと飛び降り、他の生存者と合流した。

だが、悲劇はこれで済んだ訳では無い。

中国軍のミサイルの内、台湾艦隊が迎撃に成功したのは11発に留まり、田単、班超など合わせて5隻が撃沈されてしまったのである。

幸いだったのは有力な防空能力を持つ丹陽に台北級、基隆級や有力な対潜艦である春陽が損傷しなかった事ではあるが。


「さてと倍返ししてやろうじゃねーか!!」

司令がそう言うと丹陽のVLSから雄風対艦ミサイルが放たれたのである。

基隆級は2015年に改修を受け、48セル型VLS2基を追加。

VLS搭載のミサイルはSM-2SAM80発とVLA16発です。

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